二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中??*予選2:4
- 日時: 2019/07/21 18:02
- 名前: あめとあんきも (ID: aOp/uujw)
偶数回スレッド。
【逃走中02*誘惑に誘い込まれる者達よ】
今回の舞台はショッピングモール。一階から三階までの本館、そして二階までの別館、
そして屋外のイベントスペース、駐車場など様々な施設を構えているのが特徴。
東京ドーム四個分のエリア、初期ハンターは三体、逃走者は18人で行われる。
オープニングゲームはサイコロで行われる。
様々な誘惑、難関ミッションに逃走者達は全力で立ち向かう。
>>1 逃走者
>>2 このゲームについて説明
>>3-4,>>6-13,>>17,>>20-30,>>32-40,>>42
>>46(纏め)
──逃走者を惑わす様々な誘惑、欲望の渦巻くゲームとなってしまうのか?
【逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達】
今回、大型商業施設に降り立ったのは、闘志を燃やす色分けされた逃走者達。
アルティメットとも、ペア戦とも少し違った、ゲーム性優先の回。
>>47逃走者等、概要
>>52->>
──共闘者と共にこのスリル溢れるハイゲームを逃げ切れ!
当分は更新予定が無いため、どっかのスレッドでやってる予選投稿します。
- Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.52 )
- 日時: 2018/09/10 19:30
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: KZRMSYLd)
ーキャディクロヌ社
ゲームマスター
「ははっ……とうとう、この時が来たか」
ウミ
「そのファイルはゲーム中に覗いていたものですか?」
ゲームマスター
「あぁ、そうだが。今までの逃走中は生温いと思ってな」
ウミ
「ゲームマスターって、Sなんですか?」
ゲームマスター
「S……あぁ、サドヒストのことか。
違う違う、逃走者を苦しめるゲーム展開があったら面白そうだなと思って」
ウミ
「いや、それがSなんですよ!」
ゲームマスター
「……ま、まぁ、それはともかく。逃走中を開催するぞ、ウミ」
ウミ
「ちょっと、はぐらかさないで下さい! でもゲームは始めさせて貰います」
ゲームマスターの手により、アビスに計5体のハンターが設置された。
一方、エリアでは。
ーエリア地:大型商業施設『アラウンド・ハイ』
ことり
「ここに待ってろってスタッフさんに言われたけど……」
絵里
「逃走中でこの建物……確かアビスだったかしら。ここに集められるなんて怖いわね」
にこ
「しかもエリアはアビスだけじゃなくて、まだ2つも建物があるんでしょ?」
希
「というかμ'sはなんで3年生皆呼ばれとるんや?」
杏
「02*での成績が散々だったから、でしょ。杏と違って」
にこ
「自首したあんたに言われたくないわよ!」
絵里
「惨めよ、にこ……」
希
「それは……痛いとこを突かれたなぁ」
他にも
渚
「この3人が呼ばれるんだ……なんで」
業
「パラメータ的には強いけど。それにこの衣装の色分けも気になるよね」
陽斗
「ってことは俺は……あそこの女の人と同じ色だけど」
渚
「それなら……僕も女の人だ」
業
「俺は……小さな子供みたいだけど」
更に
杏
「色々小さいのばっか集まったね」
ありす
「……そうですね。って杏さんが黒い衣装なの、凄い気になりますね」
幸子
「逃走中にしては少し人数が多いような気がしますね」
更に更に
千歌
「凄いよ、ことりさんがいらっしゃるよ!」
ダイヤ
「あばばばばば……エリーチカ様がいらっしゃいますわ!」
花丸
「カオスずら……二人とも、落ち着くずら」
他にも
梓
「何だか、騒がしいですね」
紬
「というか律ちゃんだけ来れなくてショックだったわね」
澪
「代わりにお土産買ってこいよ、とか。そんな余裕は今は無いんだって」
唯
「本当だよ、さわちゃんも来れば良かったのに」
梓
「律先輩が呼ばれないのに先生が呼ばれるとかおかしいですよ」
以下略!
ビビン
渚
「あれは……モニター?」
梓
「四人の人影が見えるみたいですけど」
ゲームマスター(変声ver.)
「逃走者の君たちにはこれよりこの建物、アビスから脱出してもらう。
それがOPゲームだ」
ことり
「あ……ゆうきくん!」
希
「ふむふむ、他にも作者さんがモニターに映っとるけど追加逃走者なん?」
ゲームマスター
「確かに追加逃走者、でもあるがメンバーでもある。OPゲームの説明をする」
OPゲームは逃走者達が閉じ込められている建物、5階建てのアビスからの脱出。
アビスには計5体のハンター。彼らは階層関係なくエリアを捜索する。
尚、彼らは色分けされた衣裳を着ているが、これはどう影響するのか。
ことり
「えぇー、ゆうきくんについては触れないの?」
ゲームマスター
「それは脱出してからのお楽しみだ……」
プツン
次元大介
「……早く脱出した方が良さそうだが捕まっちまったら終わりだからな」
武
「そうだな、慎重に移動しねぇと」
尚、OPゲームには制限時間はないが
時間が経過するごとに脱出するまでの難易度が上がっていく。
ーキャディクロヌ社
ゲームマスター
「ふぅ……彼等の存在には何を思うだろう」
ウミ
「追加逃走者、改め強力にもなりうる作者達の皆さんですね」
ゲームマスター
「そうだな、何より南ことりにとって大切な存在が居るのだから……なぁ?」
ウミ
「な、私を見てどうかしたんですか!」
ゲームマスター
「いやぁ? もし同じ世界に居たら仲良さそうだなと思っただけだよ。
それじゃあ、始めるか」
ーアビス5階
絵里
「……さて、OPゲームが始まるけど精一杯頑張るわよ!」
絵里以外全員
『オォーー!』
そしてOPゲームが始まる。
00:00
00:01
絵里
「逃げましょ!」
にこ
「捕まらないにこ!」
ことり
「ゆうきくんに逢いたい!」
業
「渚、こんな序盤で捕まるなよ?」
渚
「誰が捕まるか!」
陽斗
「俺の存在、無視?」
唯
「慎重に動きたいけど……急ごう!」
澪
「ハンター5体がランダムに動くのはキツいかも……人に付いてくしかない」
戦法は様々。急ぐ者、慎重な者、人に付いていく者、考えない者。
果たして何人がアビスを脱出し、本選に駒を進められるのか!
そして追加逃走者は、色分けされた衣裳は何を示すのか。
- Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.53 )
- 日時: 2018/09/14 20:37
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: qXcl.o9e)
俺のスレッド一つ見れなくなっているのってどういうことや、びっくらこいた箱。
00:10
ことり
「……ゲームマスターの言葉を鵜呑みにしてさっさとこんな場所抜けたら会えるかなぁ?」
迷える乙女も今はハンターから逃げながら脱出せねばならない。
ことり
「今のこの衝動のまま、降りちゃおう!」
目の前には停止したエスカレーター、尚、エレベーターは使用できない。
ことり
「いつもの逃走中だと各階にハンターが居るから此処は安心できるけど……
今回は自由に巡回してるもんね」
エスカレーターも安心できる場所ではない。
00:23
ありす
「……確か、同じ色の衣装の人は赤羽さんでしたね。頼れそうですけど、不安ですね」
今回の逃走者の中では意外にも最年少ではない、橘ありす。
ありす
「ペアで戦っていく、なんて言われてないですけど
誰かが言ってると気になっちゃいますんで」
そんな橘も4階へ突入。
ありす
「早めにこんな所、抜けちゃいたいですね」
00:35
にこ
「早期確保だけは避けたいわ……ハンターは5体だから挟まれる可能性もあるのよね」
そもそも運が悪くて捕まってるからそんなのに縁が無……グフッ
にこ
「にこにーの前でそんなこと、言っちゃ駄目にこ」
……ヒィ!
にこ
「慎重に動くわよ、しょうもない結果になんてしないわよ」
00:42
絵里
「前回出場時、真姫にポンコツって言われたのよ。酷くない?」
ポンコツはポンコツだと思うのだが……。
絵里
「ちょっと、スタッフさんまでそんなこと言うの! って、ハンター!」
逃走者は5階から解散し、ハンターもランダムに配置されている。
まだ5階だからって油断はできない。
絵里
「抜け出したいわね、何がなんでも」
00:57
鈴井
「何故、呼ばれたんだ……」
今回の逃走者の中で一番地味な、地味すぎる鈴井。
鈴井
「モブって言われてもあの人たちと比べたらよっぽどモブだから否定しないけど」
鈴井
「変な逃走者といえば、あの人もそうだな……」
それは……
01:12
次元
「っくし、っーたく誰か俺のことを噂してんのか?」
今回の逃走者の中で最年長?の次元。
次元
「よく分かんねぇけど呼ばれて来てみりゃ若い連中しかいねぇし、
話してることも全然だ」
次元
「スクールアイドル、アイドルとか俺と住む世界が違いすぎて意味わかんねぇよ!」
そんな次元の後方にハンター。
次元
「っクソ、後ろにハンターが居やがんな。……とっとと4階に降りちまって隠れるか」
冷静でいることも逃走中には不可欠だ。
01:22
希
「今回は人数が多いし、追加逃走者も居るみたいやし。
とんでもないゲームになりそうやな」
スピリチュアルパワー、逃走中の間でもタロットカードが神器、希。
希
「勿論、今回もタロットカードはあるんや。
でも嫌な予感するんや、今は見ない方がええって」
それもそうだ、4階からハンターが接近。
希
「……あ、ハンター居る。タロットカードしてる暇なんて無いなぁ、今は」
01:36
花丸
「あ、エスカレーター発見ずら!」
これで花丸も4階へ……
花丸
「あれ、次元さんどうかしたの?」
4階にて隠れると言っていた次元を見つけたようだ。
次元
「……さっき、ハンターを見つけたから隠れてたんだ。上には居なかったのか?」
花丸
「居なかったずらよ、しっかり確認したけど」
次元
「そうか……じゃあ、俺も移動しないとな」
花丸
「あ、あのぉー、次元さん」
次元
「……んぁ、何だ?」
花丸
「オラだけじゃ不安だから着いていっても良いずらか?」
次元
「……別に構わねぇが、お前が確保されても俺を恨むなよ」
花丸
「当然ずら!」
まさかの二人が合流し、一緒に行動するようだ。
01:48
渚
「4階を彷徨いてるけど、ハンターを見掛けないね」
逃走者内が居るアビスには計5体のハンター、いつかは見掛ける。
渚
「こんな所、さっさと抜けないと。業に負けたらどうせ何か言われるだろうし」
01:59
業
「3階に到着ー、中々早いんじゃない?」
OPゲーム開始から2分で3階にまで到着した業。
業
「運良くハンターを見掛けなかったから勢いそのままに来ちゃったけど……」
業が沈黙、その意味は……
陽斗
「うーん、もう3階か。誰にも会わねぇな」
そんな陽斗の遥か後方にハンター。
業
「なんで直線の所を堂々と歩いてんだよ、あいつ」
そして……見つかった!
陽斗
「嘘だろ!」
ハンター
「……!」
ビーーー
陽斗
「曲がり角が沢山あって助かったけど!」
ハンター
「……!」
ビーーー
陽斗
「って、下へのエスカレーターあるし、下るか!」
ハンター
「……?」
曲がり角、そして階を降りることでハンターを降りきったようだ。
丁度、同じ頃。
業
「助かった、助かった……俺も2階に突入したし」
2階に到着していた。
04:15
OPゲーム開始から4分が経過、5階から移動した逃走者達は全員が4階以下に移動。
特に陽斗、業、カットされているが杏、澪も2階に到着。
4階に居る逃走者はにこ、紬、武の3人のみ。
まだ誰もハンターには確保されていないが、
OPゲーム開始から5分経過すると異変が起こる……?
- Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.54 )
- 日時: 2018/09/16 14:00
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: xV3zxjLd)
05:00
エリアに2体のハンターが転送された。
プルルルプルルル
ダイヤ
「メールですわね……でもまだOPゲームですわよね?」
幸子
「アビスに2体のハンターを追加した……ってえぇ!」
絵里
「いやいやいや、いきなり2体って」
これによりアビス内にはハンターが7体、確保されるのは時間の問題だ。
05:12
にこ
「何とか、3階に辿り着いたけど……」
にこが身を屈めながらエスカレーターを下る。理由は簡単だ……
ハンター
「……」スタスタ
にこ
「ハンター7体って無茶苦茶だと思うんだけど……」
そうですねー(棒)
にこ
「……まぁ、良いわ。このにこにーがこのOPゲームをクリアできたら逃走成功だってあり得るかもでしょ?」
いや、あり得ない。
にこ
「ちょっと!」
05:20
次元
「……エスカレーターを見つけたが、ハンターは近くに居ないな?」
花丸
「この階も下もパッと見は大丈夫ずら」
二人で行動を続けるおじさんと孫。
次元
「ハァ、おじさんと孫って……。俺、其処まで年いってねぇぞ?」
花丸
「スタッフさんのことは気にしない方が良いずらね。次元さん、行くずらよ」
次元
「……ったく、あぁ。次は2階か、ゴールまでもうすぐか」
05:35
希
「さて、ウチも2階に辿り着いたけど……これは良いペースなんかな」
其処へ
陽斗
「あ、希さんですよね」
暗殺教室のチャラ男、前原だ。
希
「あぁ、前原君か。そうやで、どうかしたん?」
陽斗
「いや、こんなに緊張するのにまだOPゲームなんだなぁって」
希
「それもそうやな、レベルが高過ぎるような気ぃするわ」
陽斗
「……どうせだし、一緒に行きません? 見る方向が多い方が逃げやすいと思うんですけど」
希
「……まぁ、OPゲームの間に捕まりたくないし、その案乗ったわ!」
どうやらこの二人も一緒に行動するようだ。
そんな中、誰かがハンターに見つかった。
澪
「っ、何でまた直ぐに見つかるんだ!」
秋山澪だ。
澪
「まだ距離があるけど……っ」
目の前には別のハンター。
ハンター
「……!」
ビーーー
澪
「もう、最悪だ!」
ポン
OPゲーム06:08
秋山澪、確保
澪
「前回も酷かったし、作者の陰謀?」
運がない方が悪いのだ。
06:23
プルルルプルルル
千歌
「あ、澪ちゃん捕まっちゃったんだ」
紬
「あ、3階に到着!」
紬が3階に移動完了。
他にも時間が経過していく度に逃走者はエリア移動をして行く。
にこ
「ようやく、にこも3階に着いたにこ!」
武
「3階か……まだまだだな」
これで4階に居た逃走者も全て3階に移動を完了した。
06:48
渚
「2階にようやく着いたけど、業とかはもう着いてるんだろうな」
既に着いているが、ただ脱出するだけがこのゲームじゃない。
渚
「でもハンター7体はキツいなぁ、早めに行こう」
07:00
杏
「1階に着いたけど……あれってロングレッグマンじゃ」
誰よりも先に1階に到着した杏が最後の関門を見つけたようだ。
杏
「……あいつ、ハンターに位置情報を通報するやつなんだよね」
ロングレッグマンは本家逃走中初期に活躍した通報専門のハンター。
長い身長で逃走者を見つけ、密告中では通報する側として幾人を苦しめてきた存在だ。
杏
「今は遠くにいるけど、こいつが1体だけとも思えないから誰かに囮になってもらおう」
果たしてそれは上手く行くのだろうか。
07:17
業
「まさかのハンターを見つけまくって2階で居候しすぎたんだけど……1階にヤバイの居るじゃん」
1階へのエスカレーターに潜む業、杏と同じようにロングレッグマンを見つけたようだ。
業
「早めに着いたことでの報酬も気になるけど……確保されないのが一番だからね」
欲に釣られりゃ、終わりやそんそん。
07:35
プルルルプルルル
紬
「……また、メール?」
ことり
「嘘だよね、ゆうきくんに会えないでことり、終わっちゃうの?」
ことりちゃん大丈夫、そうしたら俺が終わるから。
ことり
「でも……よく分からない仕掛けが動いちゃって」
ダイヤ
「何ですの、『バタフライハンター』とは」
OPゲーム開始から7分半。エリアに5体のバタフライハンターが放出された。
名前こそ可愛らしいが、単なる通報部隊でしかない。
ダイヤ
「つまり……移動する監視カメラのようなものですか」
浮遊する通報部隊じゃ駄目なの?
ダイヤ
「べっ別に、どうでも良くないですか!」
尚、バタフライハンターは監視カメラなんかより小さいので危険だ。
07:49
梓
「バタフライハンターは小型ですから壊しても問題はないんですよね?」
ねぇ、君は何を聞いているの?
梓
「え、壊すミッションとかよくありません?」
それやったらゲームバランス崩壊するよ。
梓
「今のゲームバランスもだいぶ無茶苦茶ですから」
07:58
ありす
「2階に到着しましたけど……あれは赤羽さんですよね?」
業
「あ、橘さん? 2階に着いたんだね」
赤い衣装の二人が合流した。
ありす
「……橘、と呼んでくれるんですね」
業
「いきなりありすって呼ぶのは気が引けて……」
ありす
「前原さんとは全然違いますね、助かります」
サラッと前原をディスる橘さん。
業
「そういえば、下のヤバイの見た?」
ありす
「いえ、まだ……」
業
「あれが居て、中々進めないんだよね」
ありす
「……小柄な私が先陣を切りましょうか?」
業
「……いや、俺も後で着いてくよ。走り抜ければ何とかなるっしょ」
橘、業も合流。共に1階へ向かうようだ。
08:14
希
「ロングレッグマンが居るなぁ、どうしよ」
陽斗
「……下には誰も居ないっぽいけど同じ階には業にありすちゃんも居るみたいだけど」
希
「ハンター7体を一切見かけないのも怖いけど……
これ、1階に集まってきてるんとちゃう?」
08:28
花丸
「……ちょっと待つずら、アビスの1階何があったずら?」
次元
「目に入るだけでハンターが3体って……もしかして5体くらい下に居んじゃねぇのか?」
08:32
杏
「2階に逃げてきたけど……あれはヤバイよ」
1階に潜んでいた杏だが、2階に戻ってきた。
ありす
「杏さん……」
杏
「もしかしたらハンターが1階に5体に居るかもしれない……」
業
「……全員で強行突破するしかないな」
杏
「2階になら他の逃走者も居るだろうし、
バタフライハンターも1階に居るかもしれないね」
そう、最後の関門はロングレッグマンだけではない。
バタフライハンターが飛び交い、ハンターだって集まる。
2階までは余興、1階からが恐怖の始まりだ。
杏
「全員集まるまで待つのは怖いけど」
業
「2階に居るのを全員集めたら行くか、なら」
ありす
「そうですね、チャット使えないのは辛いですが見つかる筈です」
2階には沢山の逃走者が潜んでいたが、皆して1階の関門に震えていた。
ダイヤ
「恐らく、一人しか捕まっていないのも1階に何もかもが集結しているから、
ですわね」
幸子
「そのようですね、ダイヤさん」
この二人は合流、更に其処へ
千歌
「あ、ダイヤさん!」
絵里
「仲間が居て嬉しいわ!」
この二人が合流した。
ダイヤ
「ひゃぁ! エ、エ、エリーチカが目の前に……」くらり
幸子
「ハンターにその反応するべきですよ!」
千歌
「私も支えるよ、幸子ちゃん」
絵里
「……?」
ありす、杏、業の3人には
ことり
「あ、皆! ことりも着いていく!」
にこ
「ことりも生き残ってたのね……」
この二人が合流。
結果的に2階にこのように分裂して集結した。
ありす、業、杏、にこ、ことり、渚
ダイヤ、幸子、千歌、ポンコツエリーチカ、紬
次元、花丸、武
希、陽斗、梓、唯、鈴井
そしてゲーム開始から10分が経過した。
プルルルプルルル
花丸
「メールずらね……」
にこ
「残り1分後にアビス2階までを封鎖する。移動しなければ強制失格となるって、
嘘よね」
逃走者達は強制的に動かなければなくなった。
最早、キチゲー突入したOPゲーム。次回、完結。ようやく、本戦に移ります。
- Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.55 )
- 日時: 2018/09/19 17:16
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: v2BiiJyf)
10:10
杏
「これ、もう時間がないよ。行こう!」
ありす
「はい!」
ことり
「え、もう!?」
にこ
「にこは最後に行くわ、あんた。先に行きなさいよ」
業
「……あー、はいはい」
この集団が動き出したのを皮切りに
ダイヤ
「あれは……杏さん達ですわね。右側の私たちも向かいましょう」
更に
花丸
「行くずら」
次元
「分かったよ、そこのガキも付いてこいよ?」
武
「あぁ、当然だぜ!」
そして
希
「……この流れに乗り遅れたもんが捕まるってカードが言ってるさかい、向かうで!」
全逃走者が一階へ向かい、降り始めた。
逃走者の向かうアビス一階にはロングレッグマン、バタフライハンター、
そしてハンターが5体も居るハンターゾーン以上に鬼畜ゾーン。
隠れてもハンターに、それとも通報部隊に見つかってしまえば……。
10:30
ことり
「杏ちゃん、本当に行くの?」
杏
「後ろに不幸が居るんだから捕まらないよ、安心しな」(にこを見ながら)
ありす
「……そうですね、私達が捕まることは無さそうですね」(にこを見据えて)
ことり
「あ、本当だ! にこちゃんが居れば大丈夫だね!」(間違ってないけど爆弾発言)
にこ
「ちょっとあんた達!」
杏
「よし、行くぞー!」
業
「遅れたら……終わりだもんな」
ことり
「うん! 皆と一緒なら」
ありす
「はい、疫病神は置いていきましょう!」
にこ
「許さないわよ!」
渚
「ツッコミ、大変そうだね」
10:32
ダイヤ
「杏さん達が動きましたわね、行きますわよ」
絵里
「沢山の逃走者が居れば助かるかもね」
千歌
「遅れたものには……」
幸子
「死を……って何ですか!」
紬
「皆、生きてるかな……」
10:34
花丸
「皆、動いてるずら」
次元
「この流れに乗ろうぜ、もしお前さんが捕まろうとしたら俺が囮になってやるから」
花丸
「え、そんなの駄目ずらよ!」
次元
「大人には大人の務めってもんがあんだよ」
花丸
「……カッコいいずらぁー」
武
「もう向かおうぜ!」
10:35
希
「中央階段降りれば少し走るだけ、行ける、絶対に行ける」
陽斗
「よし、行くぞ!」
そして全ての逃走者が一階へ辿り着き、鬼畜ゾーンを駆け抜けた。
10:48
プルルルプルルル
11:02
プルルルプルルル
だがしかし、二つの着信音を残して。
エリア内『アラウンド・ハイ』
アビスを脱出した逃走者が息を整えながら話していた。
ことり
「杏ちゃん、勇気が有りすぎるよ。
でも、にこちゃんが捕まらなかったのは意外だったなぁ」
にこ
「いやいや、おい!」
ありす
「ネタキャラのイメージだったので捕まるかと思ってましたよ」
にこ
「おいおい」
業
「まぁ、ネタキャラに代わりはないだろうけど」
にこ
「ちょい」
杏
「良かったね、ネタキャラアイドルさん」
にこ
「何で皆してにこが脱出できたのを驚くのよ!」
ことり
「だってにこちゃん、
ゆうきくんの逃走中だと大した成績じゃなかったしネタキャラだもん」
ありす
「というか、にこさんって自慢のネタが滑りがちですよね」
業
「逃げ足は早かったんだね」
にこ
「途中、関係ないディスりはするな!」
杏
「まぁ作者違えばキャラの扱いも違うんだよ、きっと。脱出、おめでとう!」
渚
「にこさんの扱い、悲惨過ぎない?」
ダイヤ
「……本当にすみません、紬さん。
土下座をして詫びても足りないくらいですわ!」(アビスに向かって土下座中)
千歌
「ダイヤさんだけの責任じゃなくてあれは運だし」
幸子
「仕方ないです、それに今回のゲーム内容によっては有利になるかもしれませんし」
絵里
「ダイヤ、大丈夫よ?」
ダイヤ
「エリーチカさまぁーーー!」
花丸
「ダイヤさん、今後が心配ずら」
次元
「普段からあぁいうキャラなのか?」
花丸
「普段はとっても頼りになる美人さんずら。
厳しい所もあるけど優しくて可愛くて、素敵な人ずら」
武
「まぁ、俺達から犠牲は出なくて良かったな」
次元
「囮にならなくて済んだのは良かったこったい」
希
「まぁ、鈴井くんはモブだから仕方ないな」
陽斗
「となると、アビスで死んだのは3人か……」
梓
「って、その内二人が先輩ってどういうことですか!」
唯
「はっ! 私が生き残ってるのが不思議なんだけどあずにゃん、分かる?」
梓
「いやいや、知りませんよ!」
アビスから脱出できなかったのは、秋山澪、琴吹紬、鈴井涼太の3人。
そしてOPゲームの報酬を与える時間だ。
モニター
「……」ビビッ
ことり
「あ、モニター……」
モニター
GM「OPゲームをクリアした逃走者達、おめでとう!」
※今後、ゲームマスターをGM表記に変更
梓
「鬼畜過ぎませんか! 今回のOPゲーム」
希
「確かに……あれは復活ミッションでもやらんレベルだと思うわ」
GM
「今回の逃走中、いつものものよりレベルが高い設計になっているんだから
当たり前だろう?」
陽斗
「じゃあ、あれは鬼畜じゃなくて正常……」
GM
「あぁ。それと、俺が最初に言ったこと、覚えてるか?」
ことり
「ゆうきくんと会わせてくれるんだよね!」キラキラ
にこ
「相変わらずね……」
GM
「あぁ、彼を含め計四人の追加逃走者がこれからのゲームに参加する」
ダイヤ
「そうであるなら、彼らは逃走において有利な状態ではないですか!
ずるいですわ!」
GM
「……逃走者達ならもう気付いてるだろうけど、衣裳に違和感を感じただろ?」
ありす
「赤羽さんとそんなこと話しましたね」
業
「そうだね、渚とも話したよ」
にこ
「ペア戦なの?」
GM
「……フッ、正解だ。でも少し違う、ペアじゃなくて共闘者だ。
そして追加逃走者とした彼らもその内の誰か」
ことり
「……ことり、ペアが居なくない?」
次元
「そういや、同じ色の衣装の奴なんて居ねぇぞ!」
渚
「うわ、僕も居ないだなんて。不利じゃないか!」
GM
「うるせぇ、説明させろ。
実は早くゴールした色にこの追加逃走者は渡す予定だったんだよ」
杏
「ことり、早くなかった?」
ことり
「そうだったかな?」
GM
「それで早い順に追加逃走者を選べる。簡単な仕組みだろ?」
幸子
「誰が早かったんですか!」
GM
「……最初に通ったのが南、次に前原、んで、国木田、4番目が渚。
ちなみに5番目は業だったよ」
ことり
「ゆうきくん、ゆうきくん!」
にこ
「ことり、まるであの作者みたいじゃない。止めなさいよ」
GM
「……じゃあ、南から選んで」
ことり
「ゆうきくん一択!」
プシューーー!
ゆうき、登場
ことり
「やったぁ、ゆうきくんと同じチーム!」
ゆうき
「ことりちゃんと同じチーム!」
希
「これはゆうきさんのことり厨モード爆発するで」
幸子
「何ですか、それ。というか、同じチーム、みたいですね」
希
「……あん人はことりちゃんが絡むとヤバイ人になるんや」
幸子
「顔がでるんでるんに緩んでますもんね」(引いてる)
梓
「……あ」
唯
「あずにゃん……?」
梓
「同じ色の人とチームって……うわぁー!」
唯
「……ん? あ、あぁー。あずにゃん、ケーキ買って帰ろうね」
にこ
「……?」(梓と同じチームの不幸体質×ネタキャラ)
GM
「次、前原。早く選べ」
陽斗
「じゃあ、経験豊富なテムジンさんで。絵里さん、問題ないですか?」
絵里
「えぇ。彼なら問題ないわね」
プシューーー!
テムジン、登場
そんな風にして残りの二人はそれぞれ、
洋輝→花丸+唯のチーム、関数方程式→(確保)紬+渚のチームへ
そしてゲームがいよいよ始まる。
ハンターはエリア内に4体、膨大なエリアでの逃走劇が幕を開ける。
- Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.56 )
- 日時: 2018/09/23 17:20
- 名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: 9AGFDH0G)
アビスを脱出し、OPゲームをクリアした逃走者達は膨大なエリアへ散らばる。
一分後にはエリアへ四体のハンターが放出され、ゲームがスタートする。
今回のエリアである『アラウンド・ハイ』はOPゲームで使用されたアビス以外にも
グランドビル、ジービス、観覧車などが並ぶ大型商業施設。
駐車場には何故かトラックが配置されているが果たして。
アビスは地上5階建て、この施設の本館のようなもので
一階はフードコートやスーパー施設、
二階は衣服が販売され、他にも家族向けの建物の編成となっている。
グランドビルは三階建ての建物でゲーム、アニメ関係、CDショップなど
趣味系統がメイン、
ジービスは二階建ての建物になっており、各階は狭いものの入り込んだ地形が特徴的。
子供用ホビーパークが一階には配置されている。
ことり
「あれって観覧車?」
ゆうき
「……黒い何かが見えたんだけど気のせいだよね」
ことり
「……ゆうきくん、あれ、完全にハンターだよ。設置済みとか珍しいね」
エリア中央付近にはトラックの佇む駐車場、それから観覧車が存する。
観覧車には既にハンターが配置されているが、
完全にミッションに使用されるハンターである。
ーキャディクロヌ社
ウミ
「今回は様々な仕掛けが用意されてますね。既に準備をしているものまで」
ゲームマスター
「逃走者には少しでもスリル、それから恐怖を味わって欲しくて。
大量ハンターが見えたら怖いだろ?」
ウミ
「……そうですね。
それにミッションや通達の数も多いですから逃走者達は
翻弄されること間違い無しですよ」
ゲームマスター
「更にミッションのレベルも通常よりも上げている。
逃走成功者が出たら称号なんかでも与えたいくらいだ」
ウミ
「……そのようなものは開催されるのですか?」
ゲームマスター
「逃走中アルティメット、のことか?」
ウミ
「はい。ある程度の区切りが付いたらしても良いでしょう?」
ゲームマスター
「俺なんかじゃまだまだだけどいつかはしたいな。
その頃まで俺が居るのかも分からないから期待するなよ?」
ウミ
「その言葉、どういう意味なん」
ゲームマスター
「さぁ、もうすぐゲームが始まるぞ。
記念でもなんでもないが史上最強の逃走中を作り上げたんだ。
すべてを完遂してから話をしよう」
ウミ
「……はい!」
そしてゲームマスターの手によってハンターが起動、
ピッ
そして……
130:00
ハンター×4
プシュー
エリアにランダムに設置されたハンターが放出され、ゲームがスタートした。
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