二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中??*予選2:4
日時: 2019/07/21 18:02
名前: あめとあんきも (ID: aOp/uujw)

 偶数回スレッド。


 【逃走中02*誘惑に誘い込まれる者達よ】

 今回の舞台はショッピングモール。一階から三階までの本館、そして二階までの別館、
そして屋外のイベントスペース、駐車場など様々な施設を構えているのが特徴。
東京ドーム四個分のエリア、初期ハンターは三体、逃走者は18人で行われる。
オープニングゲームはサイコロで行われる。
様々な誘惑、難関ミッションに逃走者達は全力で立ち向かう。

>>1 逃走者
>>2 このゲームについて説明
>>3-4,>>6-13,>>17,>>20-30,>>32-40,>>42

>>46(纏め)

──逃走者を惑わす様々な誘惑、欲望の渦巻くゲームとなってしまうのか?


 【逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達】

 今回、大型商業施設に降り立ったのは、闘志を燃やす色分けされた逃走者達。
アルティメットとも、ペア戦とも少し違った、ゲーム性優先の回。

>>47逃走者等、概要
>>52->>

──共闘者と共にこのスリル溢れるハイゲームを逃げ切れ!


 当分は更新予定が無いため、どっかのスレッドでやってる予選投稿します。


Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.87 )
日時: 2019/04/07 20:57
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: lU2b9h8R)


牢獄【ガヤが過ぎるぜ? 今後のゲーム内容を考えてみたゾー!編】



ダイヤ
「いや、作者の個人的なことを書くのは如何なものかと。まぁ、私はにこさんの最高な一枚を持ち帰れるだけで幸せですが」



洋輝
「隙存自語……」




「ゲーム時間は残り35分なのに逃走者が12人、復活ゲームが残り60分に行われたってのも怖いんだけど」




「それを追求したら殺され……」バタリ




「つ、紬先輩!? え、そ、そういう、げ、ゲーム」



絵里
「そんな訳ある訳ないでしょ、とはいえ次のミッションはあるものとして次は何かしら?」



テムジン
「逃走者涙目になるようなミッションだったらこっちまで泣きそう」



ジャイアン
「大量ハンター、やっぱり出てきそうだよな?」



鈴井
(夢子ならこのゲームも楽しむだろうし、ハンター放出ミッションあれば迷うことなくハンター出すだろうな……)



幸子
「アイテムの内容はやはり一般的な網鉄砲、それにハンターサングラスでしょうか?
いっそのこと復活カードなんてある訳ないですし」



ダイヤ
「網鉄砲が濃厚でしょうね……しかしわざわざアイテムを無償で提供するとは、裏があるようにしか思えません」




「ミッション5がとんでもないものになるとか?」



花丸
「うぅ、今までのゲームを観ているとそれも有りうるずら。やっぱりアイテムを無償で提供するゲームなんて信頼できないずら……」



鈴井
(……ミッション5で波乱が起きそう、夢子はこういうゲームも楽しむだろうけど、逃走プレイは人に好まれるとは思えないなぁ)




(……にこさんが牢獄に直ぐに戻ってくると思っていたのに思ったより生きてますね、状況はよくないですができるだけ)



絵里
(私もテムジンさんも確保されて残るは前原くんだけ……能力的には期待できるけど、どうなのかしら)



洋輝
(このチームも残るは唯ちゃんだけ。花丸ちゃんも捕まっちゃって……作者で男なのに短命でごめんよ)



 あ、ついでに05*,06*についてお知らせもさせてもらいますね。

 05*、大方のプレイヤーが決定しております。舞台はとある村、ということでいつもよりゲーム難易度は低め?となっております。
※全体的に全滅回を増やしたくないからって理由じゃないですよ!?
 まぁ、勧誘したい人に関してはどっかで早めに勧誘してこないと……忙しいかもしれないから。

 06*は決まってるような、決まってないような。ジャンルを増やしたいので色々模索してます。



33:00
アビス付近



ゆうき
「いや、作者……自由に喋りすぎだろ。ていうか、本来そんなキャラだっけ?」



 それ、多分特大ブーメランじゃ……ヒュン(ブーメランを掴んで彼に返す)



ゆうき
「え、おいおい……ぐへっ」



ことり
「え、ゆうきくん、大丈夫?」



ゆうき
「あ、大丈夫……ていうか、このエリアハンターが多すぎんだよ!」



ことり
「だからアイテムを支給してくれたのかな……って宝箱だよ!」



ゆうき
「開けてみるか……って、ハズレか」



ことり
「まぁ、仕方ないよ。次があるから!」



ゆうき
「そうだね……って、駐車場のあれ」



ことり
「あれは怖いよ! もしかして引くの? 運ゲーだよ、いやもしかして爆竹レベル」



 というのも、駐車場中央にはわかりやすーく宝箱が10個も設置されてる訳でして。

 つまり、アラーム発動されたら直ぐに見つかるし乙展開になる訳でありまして。



ゆうき
「いや、敢えての全アタリも無くは……ないか?」



ことり
「アイテムの詳細も分からないから宝箱へ動くのが得なのかもわからないよね」



ゆうき
「全員にチャットで送って動向を伺うか……」



ことり
「その方が良いよね……お願い、ゆうきくん」



[全員チャット]
ゆうき:駐車場で大量の宝箱を見つけました!



1491文字ですが、ドロン!

Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.88 )
日時: 2019/04/17 06:07
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: mnvJJNll)

牢獄



あめあん
「スクフェスで海未ちゃん来ない……抽選でラブカ当たらんかな」



ダイヤ
「まぁーた、作者の話なんて要りませんわよ!」



あめあん
「というか、生活がぐちゃぐちゃでアニメ録画出来てないなう」




「というか、私の成績これからも散々になりそうで心配なう」




「殆ど逃走中に参加できてなくてりっちゃんにいじられそうなう」



ダイヤ
「ちょっと!」




「それより作者、ひどい……」




「勘当ですね」



あめあん
「いや、このシーズンに出てない人に勘当なんて言われたくない。
1回はちゃんと見た。
そして見たいドラマは唯一の用事と被る、ここ2年で2回目ですね」



花丸
「何を見る予定ずら?」



ダイヤ
「……っ」



あめあん
「『けいおん!』は見る。
余裕があれば、とあるドラマと映画化する好きなマンガのドラマを見る。
たぶん、見ないけど」



鈴井
「あぁ……映画は見に行かないの?」



あめあん
「いや、ドラマを見て判断する。
観なくても映画内容の小説やらマンガ版?の方は買う予定。
個人的には夢子のーはもう少しあるべきだし、早乙女はーーーーーーー」
※実写版について思ったことを書いている


鈴井
「いや、俺は……」



あめあん
「モブって感じ。映画版だと美化されてる感じもしたけど、鈴井って貧相に見えるけどもしかして顔立ちが良かったりするのだろうか?」



鈴井
「こっちに聞かれても……。
まぁ、夢子に早乙女、アイドルとして活躍するユメミさんは、うん」




「るなちゃんの雰囲気はここだと……杏ちゃんぽいかしら?」




「さらっとよくその会話に入ったな……」



あめあん
「そう。だから、実写の方を少しだけ見た。何だろ、目がキツい。
あのロリは譲れないものがあるよ。あぁ、ーーーーーだなぁ、って感じかな」



鈴井
「言動が変態に聞こえる」



あめあん
「いやいや、ギャンブル狂よりはよっぽどマシ。
毎回、お疲れ様です。ここでは休んでいけよ」



鈴井
「そのつもりだよ……というか、夢子もここに出す予定もあるの?」



あめあん
「計画中、これはガチ。夢子なら変わったゲームも好んでくれると思う。
ハンターという恐怖に逃げるある種のギャンブル……
まぁ、参加自体はノーリスクなのが不安要素だけど。
まぁ、一つ出せそうなエリアがあるからそこに出したい。
うん、早乙女は出す予定だったし」



鈴井
「じゃあ早乙女にも相談してみるよ」



あめあん
「ありがとう、鈴井」



ダイヤ
「だから! 本編を進めなさい!」

※ちなみに抽選はしっかりと外れました、残念!

 ということで本編スターティング。ちな、とある映画とは何となくご察し、
5月3日公開、だった気がする。
まぁ、あめあんは専らコミック派なのですがアニメ版もやっていた気がします。
ドラマもやっている筈なので、あぁあれか、と思ったら見てみてください。



32:44
グランドビル付近




「このチャットの通り、駐車場に宝箱があるのは見えるけど……怖いよね」




「確率も分からないし、ハンター来たらほぼ詰みだし
誰かと一緒に開けるのが生存ルートだよね」



 負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。




「……古いよ。逃走中という概念をぶち壊すような歌詞を投げ掛けないでよ」




「とはいえ、アイテムは欲しい所。近付いては、みるか?」



32:30
駐車場




「……あれがゆうきさんの言うとった宝箱らか、ハンター居るから今は行けんけど」



?ハンター
「……」スタスタスタ



?ハンター
「……」スタスタスタ




「……もう、このゲーム嫌になりそうや」



??
「諦めたら試合終了だよ」




「……!? い、今のは幻聴、うぅハンター消えたらアイテム取ってやる!」



スタッフ
「何があったんだ……」



 あんざいこーるなう!



32:15
アビス3階



関数方程式
「アイテム……これは取るべきですね。ハンターに見つかるリスクはありますが、
それさえ切り抜ければ逃走成功の可能性が上がるので」



スタッフ
「ハンターは多いですが……」



関数方程式
「しかし、ほとんどは自分には関係ないですから。
少し攻めた進み方でも良いかもしれません」



 そんな関数方程式の進行方向に?ハンター。



?ハンター
「……」スタスタスタ



関数方程式
「あー、本物か分からないのはキツいですけどそれは他の人も同じですし、
慎重に進めば見つかりはしない筈です」



?ハンター
「……スタスタスタ」



関数方程式
「ほら、別の方へ行っちゃった。
今のうちに進もうとするのも危険ですからしっかりと確認して行きましょう」



 慎重、且つ冷静な男。ハンターさえも容易な相手なのだろうか。



32:01
駐車場中央




「あ、希さんだ……」




「杏ちゃんも……これ、開けに来たんやな」




「うん。二人で開けたらどちらかは恐らく助かるだろうから、勘で開けてみる?」




「ここまで来たし、さっさと開けんと来た意味もないし
ハンターに見つかるかもしれんし、そうやな」



 二人の選んだ宝箱は当たりか、外れか……。




「え、何これ……?」




「お、定番の網鉄砲や……ってあれ、ハンターちゃう?」



杏:???
希:網鉄砲




「え、あ……逃げないと」



 ???の正体とは……




「[answer the question]……いや、何処かの仮面ライダーを真似したつもり?」



 断じて違う。だとしたらquiz、と表記している筈だ。
それから、仮面ライダー好きに謝りなさい。




「いや、杏は何も」



 謝れ、そうじゃないと展開進まないし荒らされそうだし……。




「すみませんでした……」



 ちゃんちゃん!




「ーすよ?」



 止めなさい。



[answer the question]
 ハンターに追われた、発見されたなど。ハンターに向けて使うアイテム。
見た目は単なる回答ボタンなのだが、そこからともなくクイズが出てくる。
その問題に正解すれば、
回答ボタンが網鉄砲やらハンターサングラスやら簡易冷凍銃など、
ハンターの足止めや減少、目眩ましに変化し使うことができる。
尚、不正解した場合は変化は何も起こらないので
追われていたらそのまま捕まるしかない。
回答チャンス、または使用は一回限りだが
低確率でハンターを減らせることにもなる凄いアイテムだ。




「あ、しっかりと効果はあるんだ……これは事前に解答しておいた方が良さそうだね」



 そういうことだから、仮面ライダー(ピチューン)




「……え?」



 そんなこんなで宝箱に近付く者がもう二人。



31:50
駐車場中央



ゆうき
「希と杏が来てたから開けてみようとは思ったものの、やっぱり怖いね」



ことり
「うん、でもハズレでも中身がない可能性もあるんだよね。
なら、開けるしかないよ!」



パカ、パカッ!



ゆうき
「……見たことがないアイテムだけど」



ことり
「ふぇーん、ことりのは空だったよぉー。
でも、そのアイテムというか、箱って……何か怖いよ」



ゆうき
「えーっと、説明もあるけど、うわ」



ことり
「[devil's box]名前が既に怖いんだけど」



[devil's box]
 悪魔の箱、という名の通り中身は確かに逃走成功には有利なのだが、
効果は悪魔なものばかり。
箱の中身はランダム、それこそ本家でも登場した
[身代わりスイッチ]:名前を書けば捕まる直前に押した時にその人物に標的が変わる
[悪魔から離れたとしても無駄]:使用した時点で使用者から
最も距離が離れていた人物の位置情報がハンターに知らされる。
ちなみにこのアイテムをした時には全逃走者にこの情報が知らされる為、
嫌でも動かなければ確保されるリスクが高まることになる。
[宣伝メガホン]:ランダムで一人の位置情報がハンターに知らされるアイテム。
その人物が確保されれば、冷凍銃(1体を停止)をエリア内に設置される効果もある。
その為、決して悪魔ともいえないが通報された人物にとっては
ふざけるな、という話だろうし
他の逃走者にとっては喜びたいけど保身の為に
何ともいえないリアクションをするしかない。
[悪魔カレー]:悪魔的な辛さを誇るカレー。
boxから取り出した時はただの紙切れでアイテム名が書いてあるだけである。
逃走しながらその激辛カレーを平らげると
皿の底にエリアのある場所を示した地図を確認できる。
その場所に逃走成功に有利になるアイテムがゲットできる。
悪魔、とはいえこれは自分に降るタイプ。
[馬鹿は地に落ち行く]:エリアにランダムにクイズ装置が設置される。
クイズに正解すれば誰もが逃走成功に有利なアイテムが、
ただ不正解だと問答無用でクイズ装置から爆音でアラームが鳴り響く。
自業自得、この箱の中でカレーと並んで悪魔ではないアイテム。
クイズ装置が設置されること、正解すればアイテムがもらえることは通知されるが
不正解の場合のデメリットは表記されていない。



ゆうき
「……どれも酷い。せめて当てたいのは悪魔カレーか宣伝メガホン、馬鹿かな?」



ことり
「まぁ、使い方が少し面倒だけどもし他のが当たっても使わなければ良いもんね」



ゆうき
「早速、引くか……この箱邪魔だし」



ジャン!



ゆうき
「[宣伝メガホン]か……これ、憎まれそう」



ことり
「ゆうきくんが恨まれるね」



ゆうき
「へ?」



ことり
「だって、それは使ったらの話でしょ? 使わなければ良いんだもん」



ゆうき
「でも、これを押したらランダムで誰かの情報がハンターに伝わる代わりに
ほぼ確実にハンター一体を減らせるチャンスって。つまり、2回ハンターから逃れられるってことになるんだよね」



ことり
「ゆ、ゆうきくん?」



ゆうき
「2回もハンターに見つかって捕まる可能性を無くせるって凄く逃走成功に有利、だよね」



 だからこそ、悪魔なアイテムだ。



ことり
「と、取り敢えず、逃げようよ!」



ゆうき
「あ、うん」



 このカップルの選択にも注目したい。



Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.89 )
日時: 2019/04/20 15:08
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: rS2QK8cL)



31:24
アビス1階



関数方程式
「アイテムは欲しいところ、持っていて恐らくは無駄にならないでしょうから」



 慎重にエリアを動く関数方程式、その前方に。



?ハンター
「……」スタスタスタ



?ハンター
「……」スタスタスタ



 2体の?ハンター。
※?ハンターという表記は通常ハンター、カラーハンターの見分けが
簡単につかない為、この表記にしていることを伝達するのを忘れた馬鹿です。



関数方程式
「……行く先でハンターを見かけて慎重に動いてしまうのですが、
外に出たらどうなることやら」



 慎重過ぎて?ハンターには見つからないそうだが、外はどうだろう。



関数方程式
「うわ、拓けているから見つかりやすそうですね。
慎重に、というより早めに、が鍵になりそうですね」



 さて、見ていない人達も見ていきましょうか。



31:09
ジービス付近



「お、にこっちやん」



にこ
「あ、希」



 ポンコツを除いた3年生がここで合流。




「にこっちもアイテムゲットしたみたいやけど、それは……鏡?」



にこ
「[magic mirror]だって。
ハンターに追い掛けられた時に地面に向けて割るとハンターが通れば
ワープするんだって」




「ウチの持ってる網鉄砲の上位互換やな……
ワープしてくれるのが良い方向に動けば、な」



にこ
「そういう希はスピリチュアルパワーとか言っておいて網鉄砲って……ぐあぁー!」




「にこっち、言い過ぎは良くないんよ?」



 わしわし、ではなく、頬をつねつね。地味に痛いやつ。



にこ
「うぅ……はいはい、アイテム当てて良かったわね」




「次はわしわし、やからな?」



にこ
「……嫌」



 そんな二人に近付く?ハンター。



にこ
「あ、ハンター……逃げるわよ、希」




「でも、本物かはわからんって!」



にこ
「うるさいわよ!」



?ハンター
「……」スタスタスタ



 果たして本物か、偽物だったか。詮索するのは避けるべきだろう。



30:47
アビス2階



次元
「アイテムが気になるな……駐車場に沢山あるってのは作者から聞いたけどよ」



※ゆうき氏のチャットより



次元
「エリアのどこかにあるってなら無理して行く必要は……あ?」



 そういう次元さんも何かを見つけたようで。



 あ、4月11日……。



次元
「あぁ……そうだな」



※察してくれた方、金ローはリアタイ勢でしたか、録画しましたか?



次元
「アイテム、取りに行っても良いか?」



 どうぞ。



次元
「ほいっと……これは、ハンターサングラスか。
ま、ベタだが使えるアイテムなら良かった」



30:29
観覧車前



ことり
「……観覧車って乗れないかな?」



ゆうき
「え、それって誰と……」



ことり
「それは勿論、ゆうきくんだよ!」



ゆうき
「……っ」ピチューンチュンチュン



 と、惚気るカップルの後ろで。



千歌
「うわぁ……。動こうとしたら、
ことりさんとゆうきさんがイチャイチャし始めちゃったよ」



 ハンター7体という絶賛悪夢中の千歌ちゃん。



千歌
「……あ、ハンター居る。二人には申し訳無いけど、逃げさせてもら、い、いや駄目! うわぁ、どうしよう!」



?ハンター
「……」スタスタスタ



 ただ、千歌ちゃんへの恐怖はこれだけに留まらない。



30:00



プルルルプルルル




「メールだ……って、内容うす!」



ありす
「えーっと、予想外ですね……」



赤羽
「……だるくね?」



前原
「投票したくないんだけど」



 びっくりどっきり!? ミッション5がはっじまっるよぉー!



牢獄



ダイヤ
「ミッション5:投票せよ」




「投票……ってあれ?」



※澪のイメージはラストミッション編




「でも、意外にあれも」



※紬のイメージ、クロノス編で一人を追放する投票
(その時に追放されたプレイヤーは裏切り者として活躍、
ミッションにも参加していて
ミッション中は通報しなかったというから、
そのスタイルはヒールというより頭良い、という印象)



ミッション5:投票せよ
 駐車場、各建物入口、観覧車前に投票装置が設置された。
残り10:00からのゲーム展開を決める重要な投票だ、心して掛かれ。



ダイヤ
「……アイテムを配置したことから内容がまともとは思えませんが」



テムジン
「投票か……見ていた方が楽だったかも」



 そのだから、つまりね。



29:55
観覧車前



ことり
「……いきなり設置されたね、これ」



ゆうき
「んで、内容は……おい」



ことり
「うわぁー、ひどいなぁー(棒)」



【3つから1つを選択せよ。尚、10:00までに誰か一人でも投票しなければ全て実行される】
[ハンター5体増加]
[通報部隊、通報装置の追加]
[建物の封鎖]



 一応、説明させてもらうと。[ハンター5体増加]は見ての通り。
ハンターに5体のハンターが増加するだけです。
これでエリアに居るハンターは4+12+5で21体になるんです、カオスですね。
[通報部隊、通報装置の追加]は
OPゲームで使用したロングレッグマン、バタフライハンターとか。
何を出したか覚えてませんが、全部出しします。
通報に次ぐ通報、ハンターより厄介説。
[建物の封鎖]はアビス、グランドビル、ジービスの封鎖。極端なエリア縮小です。
駐車場だけで大量のハンターを見ながらの逃走劇。



 まぁ、お察し。どれを選んでもヤバイのです。
つまり、だからアイテムを配置したんです。
 いきなり決めただろ、って言われそうですが、前々から決めてました。
この状況を振り返ってみて、これを出す。
無慈悲、というか容赦がまるで無いというか。

Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.90 )
日時: 2019/04/22 21:55
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: KBFVK1Mo)



ミッション5:投票せよ
 駐車場、各建物入口、観覧車前に投票装置が設置された。
残り10:00からのゲーム展開を決める重要な投票だ、心して掛かれ。

 ミッション5が発動、って不鮮明なメール。
たまたま装置のある観覧車前に居たカップルが
装置を確認すると

【3つから1つを選択せよ。
尚、10:00までに誰か一人でも投票しなければ全て実行される】
[ハンター5体増加]
[通報部隊、通報装置の追加]
[建物の封鎖]

 とんでもない選択肢を持つこと、タイムリミットがあることが判明。


29:30
観覧車前



ゆうき
「先ずはチャットしよう」パシャリ



チャット
『ゆうき:ミッション5やばい(写真添付)』



ことり
「どれにする……の?」



ゆうき
「いや、俺の中では選択肢を見た瞬間に既に決まってたんだ。迷う必要はない」



ことり
「え、どういう」



ゆうき
「[ハンター5体増加]」ピッピッピッピッピー!



ことり
「え、ハンター増やしちゃうの!?」



ゆうき
「この宣伝メガホンを使って、且つ冷凍銃を取りに行けるとする、するとどうなる?」



ことり
「冷凍銃を使えば……2回もハンターを振り切れるってことだね!」



ゆうき
「もし宣伝メガホンのランダムがことりちゃんだったら申し訳無いけど、逃げる。
こればかりはチームの為にもそうさせてもらう」



ことり
「今居る逃走者は何人だろう?」



 ちなみに宣伝メガホン、本人以外を通報するのでそれだけは安心してね。
[ここまで残っている逃走者]
南ことり、ゆうき、双葉杏、前原陽斗、赤羽業、橘ありす、
平沢唯、矢澤にこ、東條希、次元大介、関数方程式、高海千歌

 つまり、ことりちゃんが当たる確率は1/11。10%を切ってる訳なんですよ。



ことり
「つまり、ゆうきくんがとんでもなく不幸じゃなければ
ことりは犠牲にならないんだね!」



ゆうき
「どこぞの不幸少年や自称堕天使じゃないんだから」



???
「おい!」



???
「自称じゃないわよ!」



ゆうき
「……後は冷凍銃の位置だけど……
もし建物封鎖された状態で建物の中に置かれることなんて無いよね?」



スタッフ
「それはありません」



ゆうき
「良かった。だから、ことりちゃんは好きなのを選んで」



ことり
「……ことりは勿論」



[ハンター5体増加]ピッピッピッピッピー!



ゆうき
「……備えようか、悪夢の時間に」



ことり
「うん」



【現段階投票結果】
[ハンター5体増加]ゆうき、南ことり
[通報部隊、通報装置追加]
[建物の封鎖]

 投票できる逃走者は残り10人。



29:04
観覧車裏



千歌
「ハンターも見えなくなったし、あの二人も投票したみたいだし行ってくれたね……
うん」



千歌
「私としてはこれ以上にハンターが増やされたら溜まったもんじゃない。
けど通報部隊が居たら厄介。つまり、建物の封鎖、これが私の最善手。
やりたくはないけど、もしかしたらヒールみたいに誰かを囮に出来るからね」



[建物の封鎖]ピッピッピッピッピー!



千歌
「まぁ、投票の結果がどうであろうと私は逃走成功だけを目指すよ」



[ハンター5体増加]ゆうき、南ことり
[通報部隊、通報装置追加]
[建物の封鎖]高海千歌



千歌
「後はアイテムを取りに行って……備えよう」



 残り票は9票。



28:43
ジービス前




「装置、あるなぁ」



にこ
「うわ……希はどれにするの」




「カードやと……ふむふむ、なるほどなぁー」



にこ
「どれが希の運命にとって良いのか、調べてたの?」




「まぁ、結局は消去法やけど。今の状況、ウチにとってはこれが……」



[ハンター5体増加]ピッピッピッピッピー!




「建物封鎖も通報部隊も結局は捕まりやすく、
しかもアイテムを使ってもほぼ無駄になりそうやから」



にこ
「……確かに。希と協力すれば2回は撒けるとするならそれも手段かも……でも」



[通報部隊、通報装置追加]ピッピッピッピッピー!



にこ
「票はバラけるだろうから高望みはしないけど、ハンターが増えるよりはこっちよ」




「それでにこっちは本気でウチと行動しようかと思ってたん?」



にこ
「2回もハンターを撒ける、しかも希がハンターの標的になれば3回も。
それは希も同じだから良い条件だと思うけど……
まぁ、来たハンターが1体だった場合に限るけど」




「ふっ、にこっちにしては凄く考えてるなぁ。でも、それには乗ったで!」



にこ
「もしかしたらまだアイテムはあるかもだし、隠れることに撤することにして」




「はぁ、こんなミッション出すなんてどうかしてる」



 もっとどうかしてる人がエリアに居るじゃないですか。



?ゆ?う?き?
「っくしゅん!」



ことり
「ゆ、?うきくん、大丈夫?」




「それは分かりきってるやんか……」



28:15
ジービス付近




「……ハンターが怖くて動けない、アイテムはもっと欲しいし、こいつじゃ……」



 だが、そんな心配は要らないんだよね。



28:13



???
「あっ……」



??
「……」ビービービービー!



 誰かがハズレの宝箱《アラーム》を引いたことで
通常ハンター4体、カラーハンター1体が動き出した。




「あ、駐車場のハンターの何体かが走り出した……何かトラップが動いたんだ」



 しょーゆーこと! あ、ほらそこ! 有名人のネタをしないの!




「取りに行こう、投票はまだ間に合う……!」



 忘れられた、しかもアラームが発動した不運なお方は……



28:10
アビス2階



ありす
「やらかしました、逃げますか」



 アイテム探しということで一時的に赤羽と別行動をしていた橘ありす、だ。



ありす
「先ずは遠くに離れる、そして隠れること……」



 アラームからやや離れた2階の店舗に隠れるありす。



ありす
「ハンターの足音がします……」



 アビスの3階から1体、
駐車場から微かにアラームを聞き取ったハンター2体が接近中だ。



ありす
「どうか、近付かないで」



 そんな間に



27:45
駐車場




「あ、まだ沢山残ってるじゃん! この際だし……」



 パカッパカッパカッ!




「うげ、二つは外れか……ん? 何、この透明なベストは……シースルー?」



 新アイテムの登場だ!



[brand new vest]



 ってか、確率低い星5級アイテムを易々と引いてくるなんてお主……。
と、とにかく説明しよう!



[brand new vest]
 日本語訳だとまっさらなベスト、効果は他チームの色になれる魔法のベスト。
更に今回はボーナス特典も入れてる、今回のアイテムの中で天使級のアイテム。
なんと、他のチームのベストに認証しても自分たちチームの色も存続となります。
つまり、黒チームの杏がもし仮に白チームと認証したら
杏個人は黒、白チームとなるので
ゆうき、ことりちゃんのどちらかが逃走成功すれば賞金は手に入る。
杏本人が逃走成功したらダイヤちゃんも賞金を獲得できる、
ハイパーにやばたんなアイテムってわけ。



 改めて言わせてもらうけど、お前、神引きしてるんだよ? 
新アイテムばっか、しかもスクフェスならスクユニダイヤ級の引きなんて。




「その例え、意味不明なんだけど……」



 これ、スクフェスガチ勢しか分からないのでカキコの人は分かりません。
だって、ーーーさん曰くーーーさんがほぼガチ勢ならば、ね。
あの人はことりガチ勢でしょ。




「ことりガチ勢は正解、前半に関しては処刑案件」



 さて、ありすの顛末は。




2923文字

Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.91 )
日時: 2019/05/05 21:55
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: RVrqr3ZE)

27:40



ありす
「……ハンター、うざいです」



?ハンター
「……」スタスタサタ



ミッション5:投票せよ。残り10:00までに誰か一人でも投票をしなければ
゛全て実行゛される。

[ハンター5体増加]ゆうき、南ことり、東條希
[通報部隊、通報装置追加]矢澤にこ
[建物の封鎖]高海千歌

 残る投票者は……七人。
橘ありす、次元大介、赤羽業、双葉杏、関数方程式、前原陽斗、平沢唯

 そしてあめあんは建てたスレッドを終わらせることができるのか、乞うご期待!
 んじゃ……うぇっ!?



海未
「そんなこと、させませんよ?」
弓先をあめあんに向けながら、弓道着で


ダイヤ
「大体、貴方は計画も建てずにスレッドを建ててしまうから
こんなことになって……ベラベラ」
琴を抱えながら、着物姿で


理亞
「本当に酷い、姉さまの足もとにも地面にも土の一粒にもなれない酷さ」
特に何もないが、信頼を失ったクズを見るような目で



梨子
「……理亞ちゃんの口だけ悪すぎない?」
唯一の味方?


あめあん
「……はっ!」
 という夢は見ていないけど、スレッド放置して消えそうだから
余談で書いてみたんだ。


 ということで、本編更新します。



27:23
アビス2階



ありす
「い、居なくなりましたか、ね?」



 どうやら見つかることはなかったようだ。



ありす
「動き出すのが、怖いです。うぅ、ハンター怖いです、アイテムは欲しいですが……」



 そんなありすにもう一匹。



?ハンター
「……」スタスタスタ



ありす
「やっぱり……隠れていましょう。怖い、ですから」



?ハンター
「……」スタスタスタ



ありす
「……っ!」



 二度目の襲来も何とか、凌い……だ?



?ハンター
「……」タッタッタッ



ありす
「え……あ、あれ?」



 あの?ハンターの行く先には……



赤羽
「くそっ、ハンター来やがった!」



 同じチームのカルマが標的に。
つまり、このハンターは赤のカラーハンターか、通常ハンターだが、



ハンター
「……!」ダッダッ



 こいつは通常ハンターだ。



赤羽
「そんなじょーほー要らねぇんだって……」



ハンター
「……!」



赤羽
「あ、宝箱……あれに賭けるか……!」



パカッ!



ビービー!



ハンター
「……!」クルリカラノォーキュイーン!



赤羽
「え……っと、これはどういうこと、かな?」



 宝箱にハズレ、アラームもあるって言ったけど
それは開けた本人だけって話を誰がしてたかい?



赤羽
「うーわ、つまり。
今は宝箱を開けてない誰かのアラームがハンターに伝わったってこと?」



 しょーゆーこと。



赤羽
「俺よりよっぽど悪魔じゃん」



 いやいや、それほどでもー。んで、知らない内にアラームの被害者となったのは



赤羽
「……ってか、アラームが割と近くから聞こえてるんだけど」



 そう、つまり……だな。悪魔は君だった、ってことよ。



ありす
「アラーム鳴らないで下さいよ! なんで、何でなんですか!」



 橘ありすなんだよ、悪魔くん。



赤羽
「状況が理解できないけど、逃げねぇと」



 まぁ、赤羽はありすのアラームが鳴ったってことは知らないのだがね。



27:09
アビス2階



ありす
「うっ、ハンター来ちゃいましたって!」



 おや、絶望を愛す何者かが来たようだ。



????
「ぷぷぷっ、こんな状況だから来ちゃったよ! 
っていうか、あめあんさんはボクのこと、全然知らないでしょ」



あめあん
「あぁ。ダンガンロンパ希望編だかの最終話見ただけ。
しかも、モノクマはCMで知りました」



????→モノクマ
「ぷぷっ、それよりもさ。この状況、最高だねぇ?」



あめあん
「今、ありす逃げ……あ」



ポン



 おやおや、モノクマとあめあんのトーク中に
不幸ながらも橘ありすがハンターに確保されたようだ。



26:54



橘ありす確保、残り11人



プルルルプルルル



赤羽
「嘘、だろ。橘ありす確保、残り11人って……やべぇ、やらかしたな」



赤羽
「……取り敢えず、橘さんの為にも今は逃げるしかねぇけど、ごめんな」



 エリア内スタッフルームにて。



モノクマ
「何これ、全然絶望じゃないじゃん! 何でよ、何で!」



あめあん
「暗殺教室に居たんだから、散々絶望は体験してるってことよ。
あ、ドーナツでも食ったら。ほら、机に箱あるしさ」



モノクマ
「うん、貰う! モグモググ。んで、次のゲームの方針は決まってるの?」



???
「待って! ???も参加したい!」



あめあん
「……ふぇ!?」



???→黒澤ルビィ
「お姉ちゃんと花丸ちゃん達が参加してるゲームだから着いてきちゃったの!
暇になってたら二人が話してたから……」



ルビィが飛び入り参戦した理由
:モノクマはマスコット、というかクマ
:あめあんは男じゃねぇか、とツッコんだ男諸君。安心してくれ。
モノクマと話してるとはいえ、
エリア内で話してる=そこに居る、と限定していないか。
外に出ることさえ億劫なあめあんがそんなことはしない、つまりテレビ電話です。
それにテレビ電話だとしてもあめあん、見た目隠すタイプ。つまり、ほぼ電話。
 アニメでは男性は出てこないし、
メディアによって表現は様々だから何とも言えないし、ね。




あめあん
「テレビ電話は……セーフなんか?」



ルビィ
「男の人は得意じゃないけど、あめあんさん声高いから」



あめあん
「……」



モノクマ
「話を進めよう、ゲームの更新しないでこんなことしてるんだからさ」



??
「モカちゃんも参加するのだぁー」



ルビィ
「え……?」



モノクマ
「……呼んでたの、この子は」



あめあん
「うん、ガルパからもいつかは呼ぼうと思ってたから予行練習ってことで」



??→青葉モカ(テレビ電話)
「うんうん、パンも持ち込めるゲームなんて楽しそうじゃーん」



ルビィ
「パン……モカちゃんってのっぽパンは食べたことあるの?」



モカ
「聞いたことはあるけど、食べたことはないよ。ながーいパンなんだよね」



あめあん
(え、パントーク始まっちゃったよ)



モノクマ
(どうするつもりなの、というかモカさん呼んだんならそれくらい読めてたんじゃ)



あめあん
(ただ、俺も市販パンは割と好き。
クロワッサンのバター感とか、コンビニのパンとか本当に美味しいし)



モノクマ
(……ダメだ、こりゃ)



 ということで、この部屋ではパントークが繰り広げられていったのさ。



 それでは、ゲームに戻ろうか。というか、脱線が多いこの更新。



26:25
アビス付近



関数方程式
「取り敢えず、投票装置に到着しましたが。普通ならハンター増加が多そうですよね」



関数方程式
「……ハンターが多いのはシンプルに困るんです。出会う確率が上がるのは困るので」



関数方程式
「となると、エリア縮小か通報部隊になりますよね。うむ、迷いますね」



関数方程式
「ん……あ」



 関数方程式が誰かを見つけたようだ。それは。



赤羽
「あ、しぶとく生き残ってる関数方程式さんじゃん」



 見所を作ってくれたのは幸運か、不運か。赤羽業だったようだ。



関数方程式
「この投票、どうしますか?」



赤羽
「あぁー。独り身としては慎重に選ばないとだよね。
ていうか、あのバカップル以外二人以上残っているチーム居ないのか」



関数方程式
「あれ、あの二人はチーム誰も失ってないことになるんですか?」



牢獄




「……牢獄、暇だね」



 忘れられた存在。



赤羽
「いや、ゆうきさんは元々助っ人枠だから……となると、どうしよう」



関数方程式
「アイテムがあるならハンター増加も良いかもしれません。
でも、エリア縮小してもアイテム持ったもん勝ちにならないですか?」



 狭いエリアで遭遇する確率はアップ、
下手すればハンターを押し付けられる可能性もあるからね。



赤羽
「うわ、思ったより重要な決断かもしれない。
駐車場のアイテム、探して決めようかな」



関数方程式
「その方が冷静に判断が出来るかもしれませんね、着いていっても良いですか?」



赤羽
「まぁ、投票について話せる相手が居るのは良いかも……
んじゃ、取り敢えず残ってるあの宝箱を開けるか」



関数方程式
「そうですね」



 駐車場に残された宝箱は3つ、ハズレは空の3つが出ているが、果たして。



26:00
グランドビル1階



ゆうき
「……あ、あれ」



ことり
「ハンターだね、隠れよう」



 しかしそのハンターは爆ぜるべきカップルを無視して
一心不乱に誰かを追い掛けているではないか!



ハンター
「……!」ダッダッダッ



ゆうき
「……あのハンター誰を追い掛けたんだろう?」



ことり
「そんなことはどうでも良いよ、ことり達が安全なら他はどうでも……」



ゆうき
「うん、うん? え、今、何て……」



ことり
「え、ゆうきくん、どうかしたの?」



ゆうき
「あ、ううん。そ、そうだよね」



 カップルに存在さえ忘れ去られたハンターが追いかけるのは




「うぅー、来ないでよぉー! アイテムさえ無いんだから!」



 こんなんじゃ敢えなく距離は縮まる訳でありまして



ポン



25:34
グランドビル2階



平沢唯確保、残り10人




「アイテム、欲しかったなぁ」



 今更後悔しても意味がない。



牢獄



洋輝
「あ、唯ちゃん確保されちゃった……」



花丸
「これで初めて1チームが全滅、ずら」



ダイヤ
「二人以上残っているのは白チームだけ、ですか。フォリ・ア・ドゥカップルが……」



花丸
「……! だ、ダイヤさんぷぷぷ!?」
↑どうやら大爆笑の花丸ちゃん



テムジン
「というか、どうしてそんなに爆笑して」



ダイヤ
『フォリ・ア・ドゥって、ーーーーーって意味があるから、ですが』



ありす
「ピッタリですね、少なくともゆうきさんはその通りだと思います」



 さぁ、皆もーーーーーは何なのか予想しよう!




「何言ってんのさ、ちなみにーーーーーはふたり狂いって意味があるらしいよ」



 あ、澪め……ぐぬぬ。
とはいえ、用途は違うだろうけど、イメージ的には間違ってはない筈さ。



ゆうき
「っくしゅん!」



ことり
「っくちゅん!」



ゆうき
「これ、俺らのことを誰かしら噂してただろ」



ことり
「でも、私たち二人を噂するなんて……」



スタッフ
「まぁ、ゆうき氏やばたにえん以外にカップル爆ぜろ、しか言われんやろ」



ゆうき
「ことりちゃんに爆ぜろ、とか言うんなら
スタッフさんもどうなるか分かってま す よ ね?」



スタッフ
「二人纏めて、です。狂いの元凶はゆうきさんですから」



ゆうき
「……ことりちゃんと一緒ならいっか!」



カメラマン
(え、それならいいんかい! メンチ切ってたゆうきさんかなーり怖かったけど)



ことり
「ふぇ?」



カメラマン
「南さんは気にしなくて大丈夫です。ゆうきさんはやっぱ良い意味で狂ってますよ」



ことり
「ゆうきくんは狂ってなんかないもん!」



ゆうき
「ことりちゃんの可愛さに狂わされてるだけです!」



 だから、狂ってるって言っとるじゃないか。このことり狂作者。



スタッフ
「これ、逃走中ですか。カメラマンさん」



カメラマン
「思考停止して後で飲みに行こう、これは可哀想なカメラマンとの約束だ、皆」



ことり
「えーっと……お、お疲れ様です?」



 どうしても狂ったカップルでスタッフ涙目展開にしたくなりますよね。
 飲み代は出してあげるけど、
悪いのはことり狂いのゆうき氏だから恨むならそっちをたのもー!



24:56
駐車場



関数方程式
「取り敢えず、開けますか」



赤羽
「あ、ごめん……開けちゃってた」パカパカパッカ



関数方程式
「……ま、まぁ。さっさとここから離れてからアイテムを確認しましょう」



 さて、どんなアイテムが彼らを取り巻くのだろうか。



24:31
グランドビル付近




「どれが一番有益なんだろう……それにベストにこのボタン……使っちゃおうか」



 ちなみに、今現在の投票状況は下記の通り。
当然ながら、逃走者はこの結果を知らない。



[ハンター5体増加]ゆうき、南ことり、東條希
[通報部隊、通報装置追加]矢澤にこ
[建物の封鎖]高海千歌

[未投票者]
次元大介、赤羽業、双葉杏、関数方程式、前原陽斗




「いでよ、answer the question!」



answer the question
『やぁ、我が名は〔answer the question〕。
知恵有る者に福を授けし、自我を持つ存在だ。
あぁ、この声はエリアによく響く。だが、このクイズ中は特別なバリアを張っている。
安心してクイズに挑んでくれ』




「バリアも……ていうか、この声、響いてるの!?」



 of course!



グランドビル1階



次元
「んだ、あの低くて妙に高貴ぶってる苛つく声は」



ジービス付近



にこ
「……今の声、聞こえた?」




「こんな盛大なアイテム、もしかして杏ちゃんのあれか?」



 →次回、杏のアイテムは何を起こすのか。

4966


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21