二次創作小説(新・総合)

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逃走中??*予選2:4
日時: 2019/07/21 18:02
名前: あめとあんきも (ID: aOp/uujw)

 偶数回スレッド。


 【逃走中02*誘惑に誘い込まれる者達よ】

 今回の舞台はショッピングモール。一階から三階までの本館、そして二階までの別館、
そして屋外のイベントスペース、駐車場など様々な施設を構えているのが特徴。
東京ドーム四個分のエリア、初期ハンターは三体、逃走者は18人で行われる。
オープニングゲームはサイコロで行われる。
様々な誘惑、難関ミッションに逃走者達は全力で立ち向かう。

>>1 逃走者
>>2 このゲームについて説明
>>3-4,>>6-13,>>17,>>20-30,>>32-40,>>42

>>46(纏め)

──逃走者を惑わす様々な誘惑、欲望の渦巻くゲームとなってしまうのか?


 【逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達】

 今回、大型商業施設に降り立ったのは、闘志を燃やす色分けされた逃走者達。
アルティメットとも、ペア戦とも少し違った、ゲーム性優先の回。

>>47逃走者等、概要
>>52->>

──共闘者と共にこのスリル溢れるハイゲームを逃げ切れ!


 当分は更新予定が無いため、どっかのスレッドでやってる予選投稿します。


Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.67 )
日時: 2018/11/21 21:03
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: v8Cr5l.H)

 文字数超少ない。疲れてます。


79:18



 早速、アビスに突入した橘。



ありす
「小柄な私に出来ることは限られてるかもしれないけど、やれるだけやりたいんです」



ありす
「だからミッションには積極的に動こうって思って。
先程は赤羽さんに止められてましたし、
ハンターゾーンだったら私が真っ先に捕まってたから
赤羽さんの判断は正しかったと思います」



 これが出来た12歳



ありす
「あ、あの二人は……」



 そんな橘、あの二人を見つけたらしい。



ことり
「ゆうきくん、早く上に行かないと!」



ゆうき
「そうだね、ハンター放出されたら逃走成功が危ぶまれるから」



 とうとう、カップルだと認めたゆうきとことり。



ことり
「早く行きたいけどゆうきくんと一緒にゆっくりと行きたいし……
もう、ミッションのバカっ」



ゆうき
「本当にそうだよね、俺もことりちゃんの傍にずっと居たいのに……」



ありす
「……やはりエレベーターで向かいます。あの輪に入る勇気は無いので」



 やはり出来た12歳だ



79:02



ことり
「ゆうきくん、後ろに居る可愛い子ってありすちゃんだよね」



ゆうき
「ありすちゃん、可愛いよね」



 橘ありすも好き、らしいゆうき。



ことり
「ありすちゃんに合わせて色んな可愛いお洋服を作って着せてみたいなぁ」



ゆうき
「ことりちゃんも可愛い服を着て可愛い二人が……」



ことり
「ありすちゃんのこと誘ってみようかなぁー」



ゆうき
「ことりちゃん、マジでお願い。かよちんも一緒にやらせよう!」



ことり
「そうだね! 花陽ちゃんも可愛い服が似合うから作り甲斐があるんだよね」



スタッフ
「橘さん、空気読むの上手すぎ」



カメラマン
「逃走中なのに最早ここだけトーク番組になりそう」



スタッフ
「マジそれな!」



ことり
「なんか、スタッフさん達凄く仲良くなってるよ」



ゆうき
「うん、そうだね」



78:28



次元
「よ、花丸ちゃん」



花丸
「あー! 次元さん、さっきは番号を教えてくれてありがとうずら。助かったずらよ」




「二人とも、仲良さそうだね」



花丸
「OPゲームの時に助けてくれたからすっかり信頼してるずら」



次元
「そいつぁ、嬉しいな。んで、二人はミッションしに来たのか?」



花丸
「うん! 確か、観覧車の前の装置に情報が書いてあるってメールにはあったよね」



ダイヤ
「観覧車の前に人が来ていたから来てみたら花丸さんでしたか」




「花丸ちゃん、この人知り合い?」



花丸
「うん。私の学校の先輩で
Aqoursっていうスクールアイドルで一緒に活動してるんだぁ」



ダイヤ
「ええ。それにしても唯さん。口元にパンのカスが付いているようですが……
まさか花丸さん逃げてる途中に食べてました?」



花丸
「ぎぐっ……そ、そんなこと、ないずらよ!」



ダイヤ
「のっぽパンを持ち込んでいたこと位知ってますわ」



花丸
「ダイヤさんには隠し事も無理ずらね」



次元
「装置を観てみたが、駐車場にあるトラックを動かして
高いところから番号を見る必要があるらしい」



ダイヤ
「トラックを動かすにはどうすれば良いのでしょうか?」



次元
「……アビスのヘリポートの方に動かすボタンがあるらしい」



ダイヤ
「……誰か向かっている人に電話したい所ですわね」



Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.68 )
日時: 2018/11/24 16:57
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: v2BiiJyf)



 とある好きな作者さんが更新されてることを知って大いに喜んでいる俺氏。


 前回までの振り返りをしていこーじゃないかぁー!
(テンションがジョジョ、気にすんな)


 最大ハンター六体放出されるミッション3が発動!
 早速動き始めたのはカップル、おじさん、その他女の子達。
いち早く駐車場に着陸予定のヘリコプターを止めるためにおじさん、女の子達、
予想外の登場ダイヤさんはやって来たがとある事実を知る。
それは駐車場のヘリコプターを着陸させないためには
アビスへ向かう逃走者に助けを乞う必要があったことを。


※作者さん(ことり厨さん除く)は存在を忘れやすいので
映る頻度低かったらすみません。
※キャラ崩壊も有り?
 心が寛容で今までのあめあんスタイルに慣れているならご覧あれ。
※更新頻度が低いです。
※カップルについてはやや暴走ぎみです。他にも梓が毒舌ぎみになってます。
作者の口調は忘れやすいです。ご了承あれ。
 ちなみにスクールアイドルの世界軸についてはAqoursがμ'sを知っている状態、
それぞれ同年齢にして会わせています。


 今さらになって書くんかい、って思ったら言わないでね。



77:42


ダイヤ
「虱潰しに電話を掛けていくしかありませんわね」



花丸
「こんなに人が居るから誰かしらは向かっている人を見つけられる筈だよ!」




「それじゃあ、それぞれ誰に電話する?」



ダイヤ
「私はことりさんに電話したいですわ」



次元
「単に話したいだけだろ……」




「でも、あの二人何だかんだ動いてそうだよね」



ダイヤ
「一先ず電話してみましょう」



プルルルプルルル



77:14



ゆうき
「ことりちゃんの電話、鳴ってるね」



ことり
「相手はダイヤさんだって!」



ゆうき
「ガンバルビィ……くはっ」←何かを思い出したらしい



77:06
「何だか遅いですわね、電波は届いているようですが」



花丸
「イチャイチャしてそうずら」




「電話に出ずにイチャイチャしてたら引くけど」



次元
「誰とイチャイチャしてんだ?」



花丸
「ことりさんずら。あの二人、いつでも何処でもイチャイチャしてるから
あの二人にはダイヤさんも慣れちゃったずら」



ダイヤ
「えぇ。カップル、とかは……ぐとかあまり得意ではないのですがあれは見れますわね」




「あ、花丸ちゃんミニクロワッサン食べる?」



花丸
「次元さんもダイヤさんも如何ですか?」



ダイヤ
「あ、電話が繋がりましたからお静かに……」



76:38



ダイヤ
「もしもし、私黒澤ダイヤと申しますわ。
いきなりお電話をしてしまい、申し訳ありません」



ことり
「ううん。大丈夫だよ。もしかしてミッションのことで電話したの?」



ダイヤ
「えぇ、実は花丸さんや次元さんに唯さん達と駐車場の装置に来ているのですがアビスの屋上にヘリコプターを止めるために必要なボタンを押してもらいたくて……
アビスに向かわれてたらお願いしたくて」



ことり
「うん、今ゆうきくんと一緒にアビスの屋上に向かってるから安心してよ!
あ、橘ありすちゃんも向かってるみたいなんだけど知らせた方が良いかなぁ?」



ダイヤ
「いえ、私の方から連絡させてもらいます。お二人は先を急いでもらいたいので」



ことり
「わかった! それじゃあダイヤちゃん達も頑張ってね!」



プツン



ダイヤ
「……」



花丸
「ダイヤさん、どうかしたずら?」



ダイヤ
「ことりさん、本当に声が可愛くて耳が天国にでも逝ってしまいそうでした!」




「……スクールアイドル大好きにも程があるけど、
どうやらアビスの屋上に向かってるぽいね」



次元
「んで、誰に連絡するんだ? 言ってただろ?」



ダイヤ
「橘ありすさんです。
小さいのにしっかりしてそうでしたからちゃんとお話が出来そうですし
私が連絡を入れさせてもらいますわ」



次元
「あぁ、頼む」



花丸
「それにしても……あ、あっちにハンター居るよ!」




「あ、花丸ちゃんミニクロワッサンどうぞ!」



次元
「っておめー、このタイミングで渡してくんな!
 ハンター来たらどうすりゃ良いんだ!」



ダイヤ
「……あら、とても美味しいですわね。
思ったよりもチョコがしっとりとして深みがありますし」



花丸
「ほら、次元さんも美味しいから食べるずら!」



次元
「あんたもしれっと味わってコメントしてるじゃねぇかって、
花丸ちゃんに勧められたんなら食うが……」



スタッフ
「おじさんと女の子がチョコクロワッサン食べてるシュールな逃走中」



スタッフ2
「次元さんも周りののんびりさに飲み飲まれていってる」



ダイヤ
「そういえば私、抹茶スイーツを持ってきたので皆さんも食べますか?
 あ、スタッフの皆様もどうぞ」



花丸
「あ、ダイヤさんも持ってきてるずら!」



ダイヤ
「五月蝿いですわ!
 ルビィと一緒に持ってきたんですの、
私だって不安から逃れるために持ってきたんですから」



スタッフ3
「もう、訳わからん」




「逃走中でティータイムできるんだね」



次元
「普通はしねぇと思うけどな」



72:22
アビス?階



ありす
「黒澤ダイヤさんから電話が来てるみたいです」



ありす
「もしもし」



ダイヤ
「いきなりお電話をしてしまい、申し訳ありません。黒澤ダイヤと申しますわ」



ありす
「はい。それで用件は何でしょうか?」



ダイヤ
「ミッション3においてアビスの屋上に向かってたらお願いしたいことがありまして」



ありす
「それは何ですか?」



ダイヤ
「アビスの屋上にあるらしいボタンを押してもらいたいのですが」



ありす
「じゃあ、このボタンを押してしまえば良いんですね」



ポチッ



 橘ありすがボタンを押したことで駐車場のトラックが動き出した。



ダイヤ
「あの、上から駐車場のトラックが動いたのは確認できますか?」



ありす
「はい。駐車場全体が見回せますよ」



ダイヤ
「では、トラックが番号を示してくれる筈なのでそれを教えて欲しいのですが」



ありす
「じゃあ、それまで作業をしてますから電話から離れます」



71:48



ありす
「取り敢えず時間もないですし監視も始まるので
急いでヘリポートのマークを裏返していきます」



 エレベーターを使い何処ぞのいちゃつきカップルより先に屋上に到着した橘は
マークを裏返していく。





2,431

Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.69 )
日時: 2018/12/07 22:24
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: lQjP23yG)

少しだけ更新して上げる。



71:12



ありす
「あ、トラックが止まりましたね。番号に見えますが……あれは」



ありす
「ダイヤさん、いらっしゃいますか。番号をお伝えします」



ダイヤ
「大丈夫です、教えてください」



ありす
「[315]です。もうすぐ監視も始まりますし、そちらも頑張ってください」



ダイヤ
「えぇ。今からでも間に合えばそちらに私たちも向かいましょうか?」



ありす
「……いえ、時間的に厳しいですから結構です。それでは電話を切ります、失礼します」



ダイヤ
「ええ、それでは失礼しますわ」



プツン



ダイヤ
「番号が海未さんの誕生日だと分かりましたし、入力しますね」



花丸
「普通のトークにしれっとオタクぶりを発揮してるずら」




「これで私たちのミッションはクリアってこと?」



次元
「そうなる筈だ、3体は防げたってことになるな」



ダイヤ
「[315]入力っと」



ピッピッピッ



コード確認完了



ダイヤ
「あら、またトラックが動き出しましたわね」



花丸
「未来ずら~!」




「私たちはもう離れても良いんだよね?」



次元
「もうやる事ぁねぇからな」



ダイヤ
「……えぇ、そうですわね。それでは、皆様健闘を祈って別れましょう」



花丸
「唯ちゃん行くずらよー!」




「おぉ~!」



次元
「……」



ダイヤ
「……あら、次元さんはどうされましたか?」



次元
「一人でアビスに向かおうとしてねぇか?」



ダイヤ
「そっ、そんなことありませんわっ! もしそうだとしたら次元さんはどうするつもりなのですか」



次元
「人手は多い方が良い。それに建物に隠れるべきだろうしな」



ダイヤ
「エレベーターで向かいますからね」



次元
「あぁ、分かった」



69:48



ありす
「ヘリコプターが接近してきましたね。はぁ、一人でこの量はキツイかもしれません」



 橘ありすがアビス屋上に来てから約5分が経過。全20枚の内、8枚をひっくり返した。

Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.70 )
日時: 2018/12/26 20:52
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: cYeSCNTQ)


 気付いたら三週間も更新してなくて、そりゃ存在知らねぇなって思いました。



69:40



ありす
「これ、間に合うとは思えないんですが」



 9枚を引っくり返したものの、体力は消費されていく。



ありす
「監視も始まってるので迂闊に動けませんし……一旦隠れていたいです」



 残り70:00を切ったため、ハンターを乗せた一機のヘリが監視を開始した。



ありす
「というか……あの二人徒歩とはいえ遅すぎませんか? 最後にアビスで見かけた時から8分も経っているのに」



 一方その頃……



69:24



ゆうき
「アビスの屋上遠いね、ことりちゃん」



ことり
「でもその分、ゆうきくんと二人きりなのは嬉しいよ!」



ゆうき
「ことりちゃんといつまでも一緒に居れたら良いのになぁ……」



スタッフ
「新婚夫婦みたいなやり取り……」



カメラマン
「付き合いたてのカップルにも思える」



ことり
「あ、それよりありすちゃんもしかしたら一人でやってるかもしれないよ!
 急がないと」



ゆうき
「あ、もうすぐ屋上に着くし急がないと……」



 この二人、イチャイチャ以外に何かしたことはあるのだろうか?



スタッフ
「いや、無いな」



カメラマン
「橘さん、本当に空気読めてるなぁ」



スタッフ
「この二人に巻き込まれてたらミッションヤバイっすもんね」



69:02



ダイヤ
「エレベーターで一気に向かいましょう、橘さんの為にも」



 急ピッチでアビスへ到着したダイヤ、そして次元。



次元
「というか、作者とその……ことりさんとかは屋上に向かってるんだよな?」



ダイヤ
「えぇ、その筈です。電話を掛けた時点ではまだ二人は居なさそうな反応でしたわ」
エレベーターに入り、ボタンを手早く押す



次元
「監視よりもハンター封印を優先させましょう、
もしものことがあれば私は杏さんに託すので」



次元
「へぇ、そうかい。まぁ屋上でハンターが来られちゃ誰かしら捕まるだろうな」



ダイヤ
「人数が多ければ橘さんの為にもなるでしょうし、どうか早く着いて欲しいものです」



 しかしエレベーターとはいえ、油断ならない。



 上の階ではハンターがエレベーター付近を徘徊している。



68:42




「建物内だから監視は無いし、ハンターも来ないから余裕こいちゃうよね」



 このミッションには動かない杏、グランドビル一階で完全にぐーたらモードだ。




「杏がハンターを振り切るのは不可能だから頭脳戦で戦うしかないよね、
だから今はミッションには動かない」




「ただ今回は逃走成功を目標にしてるからミッションによって動くかもだけどね」



68:11



ことり
「よーし、屋上に到着……って」



ゆうき
「ありすちゃんが……居ない?」



 夫婦漫才でもしてるのか、ラブラブカップルがようやくアビス屋上に到着するも
そこに橘ありすの姿は無かった。



 実は……



68:21



ヘリ
「……」



ありす
「……ヘリが怖いです、休憩がてら屋上から一旦離れます」



 その姿をヘリに捉えられていた。



ヘリ
「……!」ビビッ



 ハンターに屋上に居た橘ありすの位置情報が発信された。



ありす
「怖いですね、店舗にでも隠れてましょう」



 近くに居たハンターは通報のあった屋上に向かっているため、
直ちに隠れていたありすは見つからなかった。



 丁度その頃……



68:25



ダイヤ
「5階に到着しましたわ、エレベーター前にハンターが居なければ良いのですが……」



次元
「そうしたら両方確保されるとかは無いよな……」



スタッフ
「可能性はありますが……」



ダイヤ
「……ではエレベーターに籠りますか?」



次元
「いや、開けるか……」ポチ



ウィーン



ダイヤ
「あら、ハンターは居ないようですわね」



次元
「っ、静かにしてエレベーターん中引っ込めっ」



ダイヤ
「……っ、え、えぇ」



次元
「……今、横の階段からハンターが屋上に向かっていった。しかも走ってたぞ」



ダイヤ
「橘さんがヘリに通報された……のですか」



次元
「ハンターが戻ってきて消えたら屋上に向かうか」



ダイヤ
「えぇ、そうですわね」



 思わぬ足止めを食らった。



68:11



ことり
「よーし、屋上に到着……って」



ゆうき
「ありすちゃんが……居ない?」



 こうなる訳である。



ハンター
「……!」タッタッ



ことり
「は、ハンター来ちゃってるよ!」



ゆうき
「う、嘘!?」



 カップルに水を差すのはハンター。



ゆうき
「ことりちゃん逃げて!」



ことり
「嫌だ! ゆうきくんが居なきゃ意味無いよ!」



ゆうき
「たとえこの身が滅びようと……ことりちゃんだけは……」ピタッ



ことり
「ゆ、ゆうきくん!?」



ゆうき
「ことりちゃん……頑張って!」



ことり
「……うん。ことり、ゆうきくんのために頑張るからね!」



ポン



67:52



ゆうき確保、残り14人



ゆうき
「ことりちゃんさえ助かれば……」



スタッフ
「牢獄へ向かいましょう」



ゆうき
「ことりちゃん……」



スタッフ
「おーい」



ゆうき
「ことりちゃんに早く会いたいなぁ……」



スタッフ
「おーい」



ゆうき
「ことりちゃんに逃げて欲しいけど会いたい……アンビバレントだよ」



スタッフ
「作者とはいえど、次無視したら殴りますよ」



ゆうき
「……あ、行きます。すみません」



※アンビバレント、相反する感情のこと。
例文[ゆうきさんはことりちゃんに会いたいけど逃げ切って欲しい。]

 欅坂46七枚目シングル、表題曲タイトルでもある。
関係ないですが吉本坂さんのMVも公開されてるらしいよ。
乃木坂ちゃん、なぁちゃんが可愛くて堪らない『帰り道は遠回りしたくなる』も見て。
ゆうきさんなら『ことりちゃんとなら帰り道は遠回りをしたいしずっと一緒に居たい』だろうけど。



67:49



テムジン
「ナレーションがそんなことを話さないだろ……」



スタッフ
「すみません、謝ります」



テムジン
「あ、なんかすみません」



67:33



関数方程式
「ミッション終了まで残り7分半ですか、まだ間に合いそうですね」



スタッフ
「そういえば、まだミッション動いてないですよね」



関数方程式
「冷静に状況を判断して動きたいので。何も考えずに失敗するのだけは避けたいので」



スタッフ
「そうですか」



関数方程式
「監視が居ることで特にアビスの屋上に居るかもしれない逃走者は大変ですよね、
あそこで見つかればほぼ詰みですから」



67:19



ことり
「ゆうきくんのためにも……ミッション頑張らないと!」



ありす
「あ、あれ……彼氏さんは」



 ここで先程まで隠れていたい橘ありすが合流。



ことり
「え……。ゆ、ゆうきくんはことりのために確保されちゃったんだ」



ありす
「そうですか……それより監視もあるのでさっさと裏返しましょう」



 そこへ



ダイヤ
「……エレベーターで本当に命拾いしましたわ」



次元
「四人も居りゃ、直ぐに終わんだろ」



 エレベーターでハンターを凌いだダイヤ、次元も到着。



 果たして裏返しきれるのか。



67:00




「さて、次のミッションは嫌な予感するしストレッチしておかないとなー」



スタッフ
「というと?」




「ミッション2の時点で気になってたんよ。
どうして一人だけ、よりによって絵里ちのアラームを解除させなかったのか。
普通なら皆で助け合うもんやろ、逃走中って」



スタッフ
「そうでしょうか?」




「それに共闘者、って意味も分かったような気がするんや。
チーム以外は敵、なんちゃうかって。
あのミッションは完全に運だったけど、次はそんな訳ないから用心せんと」




「次のミッションウチも動かんと……逃走成功は危うい所やで」



 果たしてその思惑は当たるのか。



66:47



千歌
「うーん。私、共闘者が確保されてから何にも動けてないなぁ。
ハンターに見つかってないから良いんだけど」



千歌
「ミッション2でも動いたには動いたけど活躍はしてなかったから……
ダイヤさん、ことりさんの姿見てると余計にそう感じちゃうな」



スタッフ
「一人だと寂しいですか?」



千歌
「一人になって長いからもう慣れちゃったけど、それよりミッションで活躍したくて」



スタッフ
「それでは次は」



千歌
「それはわからないよ。どんなミッションかによるけどね」



66:31




「ハンター。網鉄砲があるとはいえ油断ならないし、複数人で居る時に使いたいな」



 グランドビル2階、奥にハンターを見かけ柱に隠れる赤羽業。




「……あれは渚か」



 2階からは1階の様子を眺めることができる。どうやら渚を見つけたらしい。




「……あのハンター1階に向かってないよな」



プルルルプルルル




「あれ、業。どうかしたの?」



 グランドビル1階のフードコートに身を隠す渚、業から電話を受け取ったようだ。




「いや、グランドビルの2階に俺も居るんだけど、さっき2階にハンター見かけたから」




「ハンターの位置情報、教えてくれるんだ」




「……あ、渚」




「何?」




「フードコート奥にハンター居る……気を付けて」



ブツ




「マジか……あ、アイツか」



 ハンターを見つけ、そろりそろりと遠ざかる。



ハンター
「……」スタスタ




「ふぅ、見つかってないよな。今の内に……」



 しかし別のハンターが渚に接近、当の本人は気付いていない。




「グランドビルも居心地良かったけど、後で外に出ようかな」



ハンター
「……!」



 見つかった。




「もう1体!?」



 幸いにもハンターとの距離はそこまで近くない。




「階段だと追い付かれる……角で撒かないと」



 しかしここは視界良いフードコート、そう簡単には振り切れない。




「直線……キツい!」



 直線勝負ではハンターには敵わない、そして。



ポン



65:21



潮田渚確保、残り13人




「あ、渚……俺も警戒しないと」



65:18



プルルルプルルル



関数方程式
「渚さん確保ですか、これはマズイですね。復活ミッションがあれば良いのですが」



65:03



ありす
「あと、5枚……」



ことり
「ありすちゃん私たちが居ないのによく半分も返したね……」



ありす
「口より手を動かしてください」



ダイヤ
「よいしょっと、ヘリが気になって集中できませんわね」



次元
「何度か隠れたりを繰り返してたら苛つくしもうミッションなんて懲り懲りだな」



ことり
「よいしょ……はぁ、疲れた」



ありす
「ふぅ……今日は私を誉めたいと思います」



ダイヤ
「親から静岡の名産いちご大福を渡されましたの。橘さん、後で如何ですか?」



次元
「これで最後だな……」



 ミッション3クリア。



 これによってハンター放出を免れた。



63:55



前原
「……ミッション3クリア、マジか。次は俺も動かねぇと申し訳ないな」



 休憩をしていた前原、動き出すらしい。



63:42



ありす
「有り難く頂きますね」



ダイヤ
「えぇ。それでは急いでここを離れましょう。
エレベーターで向かわれますか、それとも階段で?」



ことり
「疲れちゃったから乗ろうかな」



次元
「ハンター来ないよな?」



ありす
「それは分かりません。皆さんは何処まで降りる予定なのですか?」



ダイヤ
「確かに何回も止まっていたらハンターに遭遇する可能性も高いですわね」



ことり
「私はアビスから出るから1階まで行きたいな」



ありす
「私も……しっかりと外の空気を吸いたいですね」



ダイヤ
「私も取り敢えず1階に向かってから考えます、次元さんは」



次元
「じゃあエレベーターに乗れ……とはいえ女の中に一人男が居るのも嫌だろ。
俺は一人で降りる」



ダイヤ
「……なら、行きと同じように次元さんと私。ことりさんは橘さんと乗ってください」



ことり
「うん。それじゃあ、ありすちゃん乗ろう!」



ありす
「橘と呼んでく」



ことり
「ありすちゃんって名前、凄く可愛いよね」



ありす
「あ、はい……」



キャディクロヌ社



 そしてゲームを眺めていたゲームマスターがファイルを開く。



GM
「カラーハンターとはいえハンターを10体も放出できる……最高だ」



ウミ
「……」



アンズ
「もうこの人ヤバイって基準で判断しないと体が持たないよ」



ウミ
「そうですね、どうして今まで普通だと思ってたんでしょう」



アンズ
「普通ならゲームを楽しませるためにやるけど
この人は自分が楽しんじゃってるからね」



GM
「うるせぇ。カラーハンター出すぞ、準備しろ」



ウミ
「はい、GM」



アンズ
「本当に良いアシスタントを持ったもんだよ、鬼畜GMは」



GM
「ゲームに労力を使う奴に言われたくはない」



ウミ
「GM、準備終わりましたよ」



GM
「ありがとう。このミッションに力を注がねば、その逃走者が危険に瀕するだけだ。
逆に尽力すれば、頭を使えば……被害は無くなる素敵なミッションだ」



ウミ
「敵を倒すのではなく、味方を作った方が有利になる。
確かに素敵なミッションですね」



アンズ
「まぁ、アンラッキーな逃走者は捕まっちゃうけどね」



GM
「……ククッ」



アンズ
「復活ミッションでも考えてるの?」



GM
「あぁ……やっぱり絶望の黒、絶望のハンター、絶望の大量ハンターって最高だよな」



アンズ
「案の定……本当に良い意味で性格悪いよね」



5,069文字。三週間分は取り返したと思います、許せ。

Re: 逃走中04*スリルに立ち向かう共闘者達 ( No.71 )
日時: 2019/01/02 17:13
名前: あめとあんきも ◆Qq/n9hISAA (ID: lqUtiDzA)



63:21
5F→3F


ダイヤ
「……そういえばエレベーターもハンターは使用されるのでしたね」



次元
「こんな時にそんなことを言うな、来ちまうだろーが」



ダイヤ
「あらあら、まさか本当にハンターが来ると?」



次元
「ハンターが何処にいるか、いつエレベーターが使われるかわかんねぇだろ」



ダイヤ
「まぁ、あの可愛らしいお二人が捕まらなければ私は良いのですが」



63:18
4F→2F



ありす
「……」



ことり
「ありすちゃんってとっても可愛いよね」



ありす
「橘と呼んでもらっても宜しいでしょうか?」



ことり
「ありすちゃんって名前が可愛いからありすちゃんが良いの!」



ありす
「……あ、あの」



ことり
「ありすちゃんって呼びたいの、ダメ?」目からことりビーム



ありす
「あ、う、うぐぅ……」



[橘ありすはことりの目からビームを受け、912のダメージを食らった]



ことり
「それとありすちゃんが好きそうなイチゴスイーツがあるから後で食べたいなぁって」



ありす
「い、いちごですか!」



[ことりの誘惑を食らった橘ありすは誘惑に掛かってしまった!]



ことり
「うん! ゆうきくんと皆と食べたいなぁ?」



ありす
「私も食べたいです」



ことり
「それじゃあ、ありすちゃんよろしくね!」



ありす
「はい!」



[橘ありすはことりに魅せられ、敗北した]



 そんなエレベーターに近寄る一つの影。



???
「……」



牢獄



ゆうき
「……ことりちゃん」



絵里
「あら、ことりのことが心配でたまらないの?」



ゆうき
「今すぐに傍に行って守りたい、良いですか?」



にこ
「逃走中のルールを破壊するつもりなのかしら」




「二人してヤンデレ化してたら私、ドン引きしますよ?」



ゆうき
「でもことりちゃんが居ないと、ことりちゃんが全てだから……」



洋輝
「ヤンデレルート入ってませんか、ゆうきさん」



剛田武ことジャイアン
「……触れない方が良いんじゃねぇのか?」



絵里
「そうね、ことり不足で暴走されても困るのはこっちだし」




「そこまで深刻な状態だったの!?」



にこ
「末期患者ね」



絵里
「真姫……患者。プフフ」



にこ
「何よ、絵里」



絵里
「ううん。復活ミッションもあるのかしら?」



洋輝
「無いと映らなすぎてそれは悲しい」



幸子
「本当ですよ、ボクだってまだまだ映りたいですよ」




「というか、逃走中にも参加させてもらってない私達は」




「仕方ないけどね」



鈴井
「……うん、復活できる気がしない」



幸子
「杏さん、よく生き残ってますよね」



62:48
2F



???
「……」



チーーン



ありす
「あれ、エレベーター止まりましたよ……」



ことり
「も、もしかして……」



ありす
「あぁ、もう終わりなのですか……」



ことり
「いやいや、まだハンターと決まった訳じゃ」



関数方程式
「……何を話しているんですか」



ありす
「あ、作者さんでしたか」



ことり
「あ、乗りますか?」



関数方程式
「あ、いえ……後で乗りますね(今乗ったら何れあの人に何を言われるか……)」



ありす
「……そう、ですか。それでは失礼しますね」



ウィーン



62:30



関数方程式
「一緒に乗ってないからあの人に色々言われないですよね……不安なのですが」



スタッフ
「証言ならお任せを」



カメラマン
「……」コクコク



 そんなあの人はというと



牢獄



ゆうき
「ことりちゃん、ことりちゃん……」



にこ
「スクフェスでもやってなさいよ」




「彼女さんの名前をうわ言のように呟いてますね」




「異常……という認識で間違ってないよな?」




「はい。彼は至って異常ですよ」



 いつもより毒気帯びているあずにゃん。



62:00



GM
「……折角のゲームだ、復活に揺さぶりと恐怖を掛けてやろう」



ウミ
「え、それはどういうことですか……」



GM
「まだ復活ゲームにしては時間は早いが、各チームに戦力を渡すのにも厳しいゲームをお届けしよう」



ウミ
「え、あ、はい?」



アンズ
「GM、良い顔してるよ」



GM
「ウミ、ハンターを30体用意してくれ。それから牢獄の者達をバスへ乗せてくれ」



ウミ
「……は、ハンター30体!? 」



アンズ
「こりゃ、面倒だね」



 そんな牢獄へ、逃走者にメールが届けられた。



60:00



プルルルプルルル



にこ
「メールが来たわね」




「……牢獄の者達へ復活のチャンスを与える、だって!」



ゆうき
「……ハンター30体って嘘だよね」



洋輝
「大量ハンター……」



ププー!



絵里
「ば、バス?」




「これに乗れってことだよな?」



運転手(鶯谷)
「……」首肯する




「乗りましょう、皆さん」



 時を同じくして……



60:00



ことり
「あ、ゲーム時間が止まってるよ」



ありす
「ということはハンターも止まっているのですかね」



ダイヤ
「お二人はエレベーターを降りられたのが遅かったですが、何かありましたか?」



ありす
「いえ、関数方程式さんに会っただけですので」



次元
「メール見ねぇとな」



60:00




「これは……マズイことになったなぁ」




「『通達:これより牢獄の者達に復活のチャンスを与える。
今、牢獄の者達はバスに乗り込み、エリア外へ移動している』嘘やろ」




「『彼らは復活を掛けて30体のハンターを掻い潜りながらカードキーを見つけエリアに戻ってくればゲーム復活となる』俺には関係ない話か」



バス車内



ゆうき
「『ただしハンターは一人確保していく度に一体停止、
カードキーはハンターの胸元ポケットに2枚入っている』……なぜ?」



ジャイアン
「『しかしその2枚の内1枚はハズレのカード、
ランダムで自分以外の一人の位置情報が全ハンターに伝えられる』」



エリア内



千歌
「『只し、今現在居る逃走者に助けを乞うことも可能で復活ゲーム後のあるミッションへのリスクを高めることに同意するなら助けたい相手が復活しやすくなる』
……リスク?」



通達:復活ゲーム

これより牢獄の者達に復活のチャンスを与える。
これより彼らはエリア外へ連れ出され、
30体のハンターを掻い潜りながらカードキーを探し、
エリアへ戻ることができれば復活できる。
しかしハンターは一人確保していく度に一体停止、
カードキーは停止したハンターの胸元ポケットに2枚入っている。
内1枚はハズレ、もう1枚はエリアへ入れるドアを開けるカードキー。
ハズレのカードキーを通すと自分以外の誰かの位置情報が全ハンターに伝えられる。
尚、エリア内の逃走者も誰かを助けることが可能で
今後のミッションのリスクを高めることに同意するなら
ランダムでも助けたい相手の位置情報が教えられないメリットが受け取れる。



 さぁ、見えない恐怖と絶望の大量ハンターに震えながら復活するのは誰だ!


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