二次創作小説(新・総合)
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- 満開!ロボット学園(完結)
- 日時: 2018/10/07 18:24
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
渚
「スパロボ学園ってつまりこういうことでしょ?」
イクサー1
「スパロボ未参戦枠もありますがね」
【これが私の学園生活!?】
今回は予告通りロボットで学園ものです
「注意」
ガンダムシリーズは出ません
渚とイクサー組とスパロボキャラ以外のパイロットは基本出ません
ロボットが喋る(パイロットの性格を反映しているわけではない)
きほんロボアニメ中心
オリ機体もあるよ
(オリキャラ募集は締め切りました)
セーラ(Mirura様) >>18
シャープ(桜木霊歌様) >>20
ジーク(シャドー様) >>23
目次 >>136
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.60 )
- 日時: 2018/06/16 16:08
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第十話】
『戦え‼イクサー1』
ガイキングG
「ハイドロブレイザー・ギガバーストッ!!」
ドボルザーク
「グオオオオオオーーーッ!!」
チュドーン
ガイキングから放たれる光線で、ドボルザークは爆発する
ガイキングG
「よし...皆!合体解除するぞ!」
ガイキングは手足を分離させ、ライキングとバルキングにパーツを返す
ガイキング
「ふう...よし、渚の様子を見に行くか、ドッキング、スカイガイキング!!」
...
何分間、イクサー2へと立ち向かっただろうか
イクサーΣがどれだけ痛め付けても、イクサーロボは立ち上がる...
渚
「くっ...うう...まだまだ...!!」
渚
(どれだけ攻撃しても、イクサーΣには傷1つ...いや、傷はついてもすぐに再生する...これがマガイモノの力なの)
イクサー2
「パートナーのお前が、ここまでイクサーロボを動かせるとはな」
イクサー2
「だが、もう終わりだ」
渚
(イクサー1...私は...!!)
イクサー2
(...何故だ?)
イクサー2
(何故ここまで戦っても、お姉様の反応がない?)
イクサー2
(まさか、あの中にお姉様はいないのか?)
ガイキング
「渚ッ!!」
イクサー2
「なっ...!!」
ガイキング
「くらえっ!!カウンタークロスっ!!」
ガイキングは上空から膝の手裏剣を投げつける
渚
「うっ...ガイキング?」
ガイキング
「大丈夫か、渚!」
渚
「う、うん...なんとか」
イクサー2
「また邪魔が入ったか...まあいい、一緒に消してやる」
ガイキング
「くっ、連戦続きはキツいが...二人を置いて逃げてたまるものか!」
...
イクサー1
【ここは一体どこ...渚は、どこ?】
イクサー1の精神は、真っ黒な世界を歩き続け...
【こっちだ】
イクサー1
【え?】
【こちらに来るんだ、イクサー1】
イクサー1
【この声は...】
イクサー1は、声の聞こえる方向へと歩いていく
...
イクサー1
【あれは...?】
しばらく進むと、白い床と二つの椅子が置いてある場所が見えてくる
そして、椅子の片方には、見覚えのある存在が...
【こうして顔を見せるのは久し振り、というやつか】
イクサー1
【やはり貴方でしたか...ビッグゴールド】
椅子に座っていた者の名は『ビッグゴールド』
イクサー1と対になる『邪心』の象徴である
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.61 )
- 日時: 2018/06/16 16:37
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
イクサー1
【死んだはずでは...?】
ビッグゴールド
【死んだ、というよりはお前に取り込まれたという形で私は消えたな】
イクサー1
【では、ここは一体...】
ビッグゴールド
【ここはお前の精神世界、今お前の肉体はお前とも私とも異なる存在が動かしている】
イクサー1
【えっ?】
ビッグゴールド
【まあいい、立ち話もなんだろう、座れ】
...
イクサー1
【まさか、私の精神の中で自我を保っていたなんて...】
ビッグゴールド
【私はただでは死なない】
イクサー1
【.....今、渚達は?】
ビッグゴールド
【精神体となった私は外の世界を観測することは出来ない】
ビッグゴールド
【だが、私が産み出したイクサー2は今でも生きている事は分かる...単なる人間でしかない奴がイクサー2に勝てるわけもない】
イクサー1
【...どうすれば肉体を取り戻せる?】
ビッグゴールド
【知らないな、もし方法が分かっていれば既に私が乗っ取っている】
イクサー1
【確かに.....】
ビッグゴールド
【1つ、お前に聞きたいことがある】
ビッグゴールド
【お前は本当に生き物を守りたいのか?】
イクサー1
【何?】
ビッグゴールド
【お前の母とも言えるサー・バイオレットを洗脳する前...私は進化を重ねながら宇宙を巡り数多くの星と生き物を見てきた】
ビッグゴールド
【そして知った...生き物とは傲慢で、自己中心で、強欲で...】
ビッグゴールド
【私の象徴である『邪心』に染まった者を多く見てきた】
イクサー1
【しかし...】
ビッグゴールド
【人間はそうではないと...言い切れるのか?】
イクサー1
【.....】
ビッグゴールド
【私の生まれた地球には『正直者が馬鹿を見る』という言葉がある】
ビッグゴールド
【良心のあるものは蹴落とされ、邪心のあるものが成り上がる】
ビッグゴールド
【サー・バイオレットのようにな】
ビッグゴールド
【どれだけお前が地球を守っても、地球はいずれお前を拒絶するか...あるいは、使えなくなるまで徹底的に利用する者が現れる】
ビッグゴールド
【お前という良心を利用する者は地球にも居る】
【それでも...お前はそんな地球を、地球人を...守ると言い切るつもりか?イクサー1】
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.62 )
- 日時: 2018/06/16 17:09
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ガイキング
「ハァッ、ハァッ...」
ガイキングほどの存在でも、マガイモノ化したイクサーΣを仕留めるには至らず、じり貧に陥っていた
ガイキング
「くそっ...グレートに合体した直後で、もうエネルギーが...」
渚
「ガイキング!」
イクサー2
「これで終わりだ...共に消えろ!!」
たくっちスノー
「シルバリオオオオオンッ!!」
イクサー2
「またか...何度も何度も...」
たくっちスノー
「逃がしてたまるかっ!!」
渚
「たくっちスノーさんまで...」
渚は目の前で眠っているイクサー1の方を見る
イクサー1
「.....」スー
渚
「イクサー1...こんな時、いつもの貴方が居てくれたら...」
渚
「イクサー1っ!!」
...
イクサー1
【.....それでも】
イクサー1
【それでも私は決めたのです、渚と...地球を守ると】
ビッグゴールド
【それがお前の『使命』だからなのか?】
イクサー1
【いいえ...これは私の意思です】
ビッグゴールド
【意思...か】
ビッグゴールド
【善の心しか持たない人造人間ごときが、よくもそんな大それたことを言えたものだ】
ビッグゴールド
【だが】
「イクサー1!!」
イクサー1
【...渚が呼んでいる!】
ビッグゴールド
【お前を必要としている奴は確かに存在している】
渚の声と共に、黒い空間の天井に白い穴が開く
ビッグゴールド
【さっさと行け】
イクサー1
【ビッグゴールド?】
ビッグゴールド
【今お前の肉体が消えたら、私の存在さえも完全に消え...今度こそ死んでしまう】
ビッグゴールド
【それだけは御免だ】
イクサー1
【...さよなら、ビッグゴールド、もう会うこともないでしょう】
ビッグゴールド
【私にとってはそうでもないがな】
イクサー1
【.....】
イクサー1は亜空移動で白い穴の先へと向かう
イクサー1
【渚...すぐに向かいます】
ビッグゴールド
【...来たか】
イクサー1が飛び、白い穴が消えた後、再びイクサー1が黒い空間から現れる
ビッグゴールド
【...善の心を持つ人造人間か】
ビッグゴールド
【ならば、お前は心の無い器と言ったところか...?イクサー1】
イクサー1
「にゃー!」
...
イクサー2
「この世界もろとも破壊する!イクサーΣ、フルパワーで...」
「イクサーカッター!!」
ボロボロになったイクサーロボから刃が飛び出し、イクサーΣの両腕を切り裂く
イクサー2
「...なっ!?」
渚
「えっ...」
イクサー1
「遅くなってごめんなさい...渚」
渚
「...おかえり、イクサー1!!」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.63 )
- 日時: 2018/06/16 17:53
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
イクサー2
「お姉様!?どうして、今まで反応がなかったのに...」
たくっちスノー
「...や、やった!!元に戻った!!」
イクサー1
「渚...」
渚
「イクサー1...よかった、元に戻って」
イクサー1
「怪我はない?」
渚
「う、うん...なんとか」
イクサー2
「状況は飲み込めないが、今更戻っても無駄だ!」
イクサー2
「パートナーは満身創痍、イクサーロボもスクラップ同然...お前の仲間ももう戦えない!」
イクサー1
「なっ...!!」
ガイキング
「き、気にするな!エネルギーが切れただけだ!」
たくっちスノー
「こっちだって死ななきゃ安い!」
イクサー1
「...私は、渚の思いに導かれ帰ってくることができた」
イクサー1
「ですが、私は少し時間をかけすぎた...ガイキング、たくっちスノー...そして渚」
イクサー1
「貴方達の行為を無駄にはしません!!」
その瞬間、イクサーロボの破損した部分の隙間から黒い液体が流れる
イクサー2
「これは!?」
たくっちスノー
「マガイモノの体液...」
渚
「イクサー1、貴方体が...」
イクサー1に繋がれたケーブルが黒い液体を伝っていき、破損した部分を修復していく
たくっちスノー
「マガイモノの修復する力...マガイモノの力!」
イクサー1
「イクサー2、貴方がマガイモノを作る者『メイカー』ならば、私はマガイモノを討つ者『キラー』」
イクサー1
「全力で貴方を倒します!!」
たくっちスノー
(...この状態なら、いける!!)
たくっちスノー
「イクサー1さん、これを使って!!」
たくっちスノーはパイロット席から飛び出し、シルバリオンをイクサーロボの方へと放り投げる
渚
「使うって、どうやって!?」
イクサー1
「...分かりました!」
渚
「わ、分かったって...何が策が?」
イクサー1
「イクサーロボを...シルバリオンとドッキングさせます」
渚
「えっ...合体!?出来るの!?」
イクサー1
「マガイモノ奥義!」
たくっちスノー
「いけーっ!!」
イクサーロボから黒い触手が飛び出し、シルバリオンを包み込む
渚
「あれっ、合体ってコックピット的に大丈夫なの...」
イクサー2
「な、何が起こっているの..あっ!!」
ガイキング
「これは...!!」
たくっちスノー
「...やった!」
黒い触手が剥がれると、そこには...銀色の鎧のようなものを身にまとうイクサーロボが
ガイキング
「凄い...本当に合体した!」
渚
「イクサシルバー!!」
イクサー1
「シンクロアップ!」
たくっちスノー
「ちゃっかり決め台詞まで...」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.64 )
- 日時: 2018/06/16 22:15
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
イクサー2
「そ、そんな馬鹿な...イクサーロボにそんな機能は搭載されてないはず!!」
イクサー1
「さあ...来なさい、イクサー2!」
イクサー2
「合体したところで何になる...殺してあげる、お姉様っ!!」
イクサー1
「はあっ!!」ガシッ!!
イクサシルバーはΣの拳を片手で受け止める
イクサー2
「なっ...そんな馬鹿な!?」
渚
「うりゃあああっ!!」ガッ!!
そのまま、空いてる腕でイクサーΣの顔面を殴る
渚
「あっ...今、私の思う通りにロボが動いた!!」
イクサー1
「どうやら、操縦権が私の他に渚にも移ったようですね」
イクサー2
「何...!?」
渚
「これで...私も戦える!」
イクサー2
「くっ...ならば、これならどう!」
イクサーΣは球体のような物体を発射させ、イクサシルバーの周囲に衝撃波を発生させる
渚
「イクサーバリア!!」
渚が叫ぶと、ガラスのように透き通ったバリアが現れ衝撃波を受け流す
渚
「あっ、こんなことも出来るんだ」
イクサー2
「くっ...!!」
イクサー1
「イクサー2...いきますよ!」
渚
「イクサシルバー!!」
イクサー1
「フルパワーーッ!!」
イクサシルバーはオーラを身にまとい、右手を剣にして突っ込み...
渚
「イクサーーッ!!シルバリオンソードッ!!」
ズバッ!!
イクサー2
「...!!」
そのまま、イクサーΣを真っ二つにする
イクサー2
「...何故だ」
イクサー2
「何故私はお姉様に勝てないんだっ!!」
イクサーΣは、ついに爆発し黒い液体が飛び散る
ガイキング
「お...!!」
たくっちスノー
「...!!」
イクサー1
「...イクサー2は?」
渚
「コックピットは外したから、死んではいないと思う」
イクサー1
「そう...良かった...」
渚
「...イクサー1、戻ってきてくれてありがとう」
たくっちスノー
(まさか金だらいがこんなことになるなんて...もう2度とああいうことはしないようにしよう)
イクサー1
「私の方こそ...渚」
イクサー1
「連れ戻してくれてありがとう」
...
そして、別の時空間にて...
「えー!?お姉様が学園生活!?お姉様の方の渚と!?」
イクサー3
「ずるーい!あたしも学校行くから!」
イクサー3
「待っててお姉様!!」
第十話 END
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