二次創作小説(新・総合)
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- 満開!ロボット学園(完結)
- 日時: 2018/10/07 18:24
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
渚
「スパロボ学園ってつまりこういうことでしょ?」
イクサー1
「スパロボ未参戦枠もありますがね」
【これが私の学園生活!?】
今回は予告通りロボットで学園ものです
「注意」
ガンダムシリーズは出ません
渚とイクサー組とスパロボキャラ以外のパイロットは基本出ません
ロボットが喋る(パイロットの性格を反映しているわけではない)
きほんロボアニメ中心
オリ機体もあるよ
(オリキャラ募集は締め切りました)
セーラ(Mirura様) >>18
シャープ(桜木霊歌様) >>20
ジーク(シャドー様) >>23
目次 >>136
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.100 )
- 日時: 2018/06/19 22:22
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ビッグゴールド
【聞こえるか、イクサー1】
ビッグゴールド
【お前...中々変わった行為をしていたな、あのままではイクサー2の精神は元には戻らないほどになっていた】
ビッグゴールド
【...私がこんなことを言うのも不思議な話だが、あの時のお前はらしくない行動をしたな】
ビッグゴールド
【たくっちスノーという怪物に精神を侵食されたか?】
ビッグゴールド
【奴はお前のような所はあるが、どこか歪んだ思考を持っている】
ビッグゴールド
【...まぁ、奴の遺伝子は奴自身の手によって抜き取られた、またああなることはないだろう】
ビッグゴールド
【...あの不死身の体、存分に使ってやろうと思ったが、お前の精神は隙がない】
ビッグゴールド
【次はないぞ、覚悟しろイクサー1】
...
イクサー1
「はっ...」
渚
「イクサー1、目が覚めた!?」
イクサー1
「渚...ここは何処?私は一体...」
渚
「ここは校長先生の研究所、分かる?」
イクサー1
「校長...リーンの...はい、分かります」
たくっちスノー
「イクサー1さん、気がついたんだね!」
セーラ
「良かった...ずっと倒れてたんですよ!」
イクサー1
「...なんだか、記憶が抜け落ちてるような」
セイブルヴィクス
「軽い記憶障害の可能性があります、どこまで記録していますか?」
イクサー1
「...イクサーΣΣに特攻して、イクサー2と剣で決闘をし、その後は覚えていません」
渚
「.....」
セイブルヴィクス
「私生活に支障はありません」
セーラ
「それなら安心だね...」
イクサー1
「私に一体何が?」
たくっちスノー
「イクサー2に頼まれたんだ...元に戻せって」
イクサー1
「え?」
たくっちスノー
「マガイモノではなく、前みたいな人造人間に変わったってこと」
イクサー1
「では、勝負の行方は...?」
たくっちスノー
「貴方の好きなように...捉えてください」
イクサー1
「.....」
渚
「ねぇ、イクサー1...もう大丈夫だからね」
イクサー1
「渚...?」
渚はイクサー1の左手を掴み、泣き崩れる
渚
「もう、あんな真似しないで...イクサー1...」
セーラ
「渚さん...」
イクサー1
「...抜け落ちた記憶のなかで、私はとんでもないことを?」
「目が覚めたのか...?」
イクサー1
「貴方は...イクサー2!」
イクサー2
「...元に、戻ったのか?」
たくっちスノー
「ああ、ばっちりさ」
イクサー2
「そうか...良かった」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.101 )
- 日時: 2018/06/19 22:45
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
イクサー2
「お姉様...」
イクサー1
「どうしてここに...?」
渚
「どうしてって...イクサー2は、貴方を心配していたんだよ?」
イクサー1
「えっ?私を?」
イクサー2
「...それを言うな」
たくっちスノー
「それで、どうするの?」
イクサー2
「...そう、だな」
イクサー2
「イクサー1、今回は私の勝利だ」
イクサー1
「...」
イクサー2
「ただ...何故か」
イクサー2
「喜べない」
イクサー2
「まるで心の中が空っぽになったように、気分が優れない」
イクサー2
「私は...もう、お姉様を殺そうなんて気が微塵も感じられなくなった」
イクサー2
「なら、私はどうすればいいのでしょう、お姉様?」
イクサー1
「.....」
渚
「どうするの?」
イクサー1
「...私と貴方の最初の一騎討ち、最期に貴方はこう呟きました」
イクサー1
「渚のようなパートナーが欲しかったと」
渚
「えっ!?」
イクサー2
「...覚えていたの?」
イクサー1
「忘れたことはありません」
イクサー1
「...なら、私と共に見つけましょう、貴方が本当に信頼できるパートナー...友を」
イクサー2
「.....」
イクサー1
「イクサー2、貴方が望むのであれば、私は...」
イクサー2
「断る」
渚
「ちょっと、せっかく誘っているのに...」
イクサー2
「...私のワガママに、お姉様を巻き込むわけにはいかない」
イクサー1
「イクサー2...」
イクサー2
「自分のパートナーは、自分で見つける」
イクサー2
「お姉様は、渚を愛していたからこそ真のシンクロを実現させた」
イクサー2
「私も...少しだけ、『愛』というものを探してみようと思う」
イクサー1
「応援してますよ」
イクサー2
「ああ...ありがとう、お姉様」
イクサー2
「また、どこかで」
イクサー2は時空の穴を開け、何処かへと消えていく
たくっちスノー
「イクサー2は、『愛』を学びに行ったわけか...」
リーン
「これで三姉妹揃って時空の旅人だね」
マサキ
「マガイモノが絡んだ時空の旅人、いい加減増やすのなんとかしろ」
たくっちスノー
「わ、悪者は一人もいないんだしいいじゃん...」
渚
「...」
セーラ
「どうしました?」
渚
「いや、三姉妹で一緒に過ごすのも悪くないかなーって思ってたの、なのに...」
イクサー1
「いえ、あれでいいんですよ渚」
イクサー1
「間違いなく、イクサー2にとって何かが変わりました...」
そう、今のイクサー2ならきっと...パートナーを見つけられるって、信じてますから
それまでの間...いってらっしゃい、私の妹。
第十六話 END
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.102 )
- 日時: 2018/06/19 23:33
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第十七話】
『心ってなーに?』
イクサー3
「あっ、やっと見つけた!!大変、大変だよーっ!!」
そしてようやく、ザンボットを担いだイクサー3が研究所に飛び出す
渚
「あれ、イクサー3!?何してるのこんな真夜中に」
イクサー3
「研究所の場所知らないもので迷子になっちゃって...ってそれどころじゃな~い!!」
たくっちスノー
「あれ、君が担いでるそれ...ザンボット3じゃないか!!」
マサキ
「あいつの機体か、どこか壊れたりしたんだろ?」
イクサー3
「サッカーボールぶつけたら喋らなくなっちゃったんだよ、ちょっと研究室貸して」
渚
「え?」
イクサー3
「これくらいあたしでも出来るから!」
リーン
「へー、無茶しないでよ、設計者は俺だし俺がやるって!」
イクサー3
「でもぶつけたのあたしだし」
リーン
「大丈夫だって、たかがサッカーボール程度!」
渚
「...」
マサキ
「運ぶのも時間の無駄だ、ここで解体しろ」
リーン
「りょーかい!それ貸して」
イクサー3
「あ、うん...なんとかなる?」
リーン
「なるなる!」
リーンはアームでザンボット3の表面を取りだし、機械部分を露出させる
イクサー3
「えっ!?」
リーン
「骨みたいなものだよ、みーんなこれ付いてる」
たくっちスノー
「骨組みって奴ね...で、どう?」
マサキ
「おい、これ本当にボールをぶつけたのか?鉄球がぶつかってるみたいだ」
イクサー3
「ちょっとイクサーボムをね...」
セーラ
「なんで必殺技を...」
リーン
「えーとこれも使えない、これもダメに」ポイポイ
シャープ
「さっきから部品投げまくってるけど...本当に直してるの?」
リーン
「直してるって...ちょ、あれま!」
マサキ
「どうした」
リーン
「心パーツが凹んでる!」
マサキ
「凹んだ?約6°程度じゃないか」
リーン
「いやー、ちょっとしたことでダメになるから、よく交換するんだよね」
渚
「知らなかった...」
イクサー3
「じゃあ、ザンボット3は動かないの!?」
リーン
「待ってて、すぐザンボット3用の心パーツを持ってくるから」
リーンは研究所に入り、降りる音が響いていく
マサキ
「フン!何がデリケートだ、あいつのような物が作った心などどれも同じだ」
ジーク
「...」コクコク
渚
「そこまで言わなくても」
マサキ
「なら聞くぞ、心パーツが入っている奴がとった感情を答えてみろ」
渚
「え?」
マサキ
「『笑い』と『驚き』の二つだけだろう?」
渚
「あっ!!」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.103 )
- 日時: 2018/06/20 09:42
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: vnwOaJ75)
マサキ
「そう、奴の感情は欠如している」
セーラ
「言われてみれば、あの人が怒ったり泣いたりしてる所見たことありません」
たくっちスノー
「そういえばそうだ、自分も彼とは長い付き合いだが...」
マサキ
「緑風にも心パーツはついていたな」
渚
「はい、リセットするときに自分のをコピーするって」
マサキ
「つまり、心パーツは奴の精神構造と皆同じということ」
たくっちスノー
「...え?そうかなぁ、ロボットの皆はすっごいイキイキしてたよ、ねぇ?」
イクサー3
「うん、ザンボットもコン・バトラーもイキイキしてる」
渚
「イキイキっていうか、喧嘩したりふてくされたりしてるのも見たわよ」
ジーク
「緑風より奴等の方が発達してるというのか?」
シャープ
「それって...学園生活によるものじゃないかな」
ジーク
「何?」
シャープ
「赤ちゃんが親から教えてもらって色々知っていくように、心のあるロボットが人間に近い生活を歩んでいけば...」
イクサー1
「人に近付くのは必然...と」
渚
「なんだかんだで2、3ヶ月はガイキング達と一緒に過ごしてきたしね」
たくっちスノー
「じゃあ、渚さんのおかげでもあるわけか」
渚
「いや...私はただ、思いっきり青春を満喫したくて...」
たくっちスノー
「良いんだよ楽しんで、思いっきりはしゃげるのは高校生までなんだから」
マサキ
「そんなことはどうでもいい、このままリーンが心パーツを持ってきても元通りになる保証はない」
イクサー3
「えっ、じゃあどうすれば?」
マサキ
「自分で考えろ」
リーン
「おまたせ!」
リーンはハートのような部品が付いた骨組みを持ってきて、ザンボット3のフレームをつける
ザンボット3
「あ、い、う、え、お」
たくっちスノー
「これって、そういう仕組みだったんだ」
リーン
「うん、デリケートな部品だから骨組みごと一瞬で作らないとダメになっちゃうんだ」
ザンボット3
「あ、あれ?俺って何してたっけ」
リーン
「もう夜の九時、九時は睡眠の時間だよ!」
ザンボット3
「あ、そうか!じゃあタイマーつけて電源を切る!おやすみ!」
そういってザンボット3は動かなくなる
たくっちスノー
「.....」
リーン
「まぁ作ったばかりだしそんなものだよ、明日には人間っぽい会話も出来るようになるよ」
イクサー3
「って...もう九時!?帰らないと」
渚
「というか...まだお風呂も晩御飯も済ませてなかった...」グー
たくっちスノー
「湯ぐらいだったら自分が沸かしてあげるよ」
...
セーラ
「あの、所長」
リーン
「何?」
セーラ
「壊れた骨組みはどうするんですか?」
リーン
「え、そりゃ捨てるに決まってるでしょ」
セーラ
「そ、そうですか...」
リーン
「え、なんで?壊れたら捨てるのは人間だってやるでしょ?」
- Re: 満開!ロボット学園 ( No.104 )
- 日時: 2018/06/20 11:23
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: vnwOaJ75)
翌日...
渚
「...」コクリコクリ
イクサー1
「ZZZZZZZZ」
昨日の睡眠不足で、渚は居眠り、イクサー1は爆睡していた
アクセル
「はいそこ寝ない!」シュッ
渚
「痛っ!」コツン
イクサー1
「zzzzz 」コツン
アクセル
「す、凄い...チョーク当てても目が覚めないとは」
ガイキング
「どうしたんだ渚、夜更かしでもしたか?」
渚
「あ、ううん...ちょっと色々あってね」
鋼鉄ジーグ
「ったくさぁ、ゼオライマーの奴...せっかくの誕生日を粗末にしやがって」
ゼオライマー
「ロボットのくせに誕生日なんか気にするからだ」
鋼鉄ジーグ
「はぁ!?天才だからっていい気になりややがって!」
ダイモス
「抑えろ」
木原マサキは、翌日もゼオライマーとして学園に出席している
アクセル
「誕生日?ロボットが?製造日じゃなくて?」
D-1
「まぁ確かにそっちが近いけどさ」
D-3
「誕生日の方が、なんか生きてるって感じしますよね?先生」
アクセル
「うーん、まぁそうかもな」
渚
「.....」
ザブングル
「でもあの後、ゴーショーグン泣きそうだったよね」
ゴーショーグン
「せっかく作ったホールケーキ潰されたからな...」
渚
「.....」
アクセル
「はい、授業に集中!せっかく俺がコミュニケーションの取り方を教えてるんだからよーく聞くように!」
ダン
「そんなもん社会に出て役に立つのかよ」
ゼオライマー
「知らんのか?社会人になる上でコミュニケーション能力は必須だ」
アクセル
「そうそう、ほうれんそうが大事だからな」
鋼鉄ジーグ
「俺嫌いなんだけどなーあれ」
アクセル
「野菜のほうれん草じゃないんだな、これが」
渚
「報告、連絡、相談ですよね?」
アクセル
「正解、特に相談は生きる上で何度も経験するだろうからよく覚えておくように」
ゼオライマー
「誕生日パーティーをするならすると事前に言え、隠し事は時に悲劇を招く」
D-2
「なんだ、やっぱり誕生日祝ってほしかったんじゃないか」
ゼオライマー
「黙れ」
キーンコーンカーンコーン
アクセル
「はい授業終わり!今言ったことを忘れないように!」
ガイキング
「はい!」
渚
「コミュニ、ケー...ション...」コクリコクリ
渚
(校長先生も...そういうの...出来るのかな...)
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