イナイレ*最強姉弟参上?!*
作者/ 伊莉寿

第5話
瑠璃花目線
むせ返る様な緑の匂い。体中が、樹海の緑に染まる感じ。
上を見ると、太陽光が、大きな木の葉達に遮られているのがよく分かる。
静かだった。雷門の方々は、監督さんをチラチラ見ながら歩いている。
さっき、バスの中で2対11という常識では有り得ないハンデを私達に突き付けたのが理由だろう。
私も魁渡も構わない。だが、チームに入れたくないのか、と思っているメンバーはたくさんいらっしゃるようです。
円「あっ、見えたぞ!!」
10分ほど歩いて見えたグラウンド。
魁「まじで…。」
…なぜこんな立派なグラウンドが…?ゴールもラインも、ベンチも使用可能な状態。
円「スッゲー!!!」
瞳「この試合は、ウォーミングアップのつもりで行って下さい。」
全「?!」
2対11でウォーミングアップて…。普通じゃないな、この監督さん。
瞳「では、ミーティングを10分してから、試合を始めます。」
この言葉で、私達はベンチに着いた。
『次回!雷門対流星姉弟!!メンバー入りをかけた試合がスタートです!』

PR
小説大会受賞作品
スポンサード リンク