罪とDesert Eagle~
作者/檜原武甲 ◆gmZ2kt9BDc

第二章『準備いいですか?(アー・ユー・レディ)』 第五話「捕獲劇(チームバトル)」
「神奈さん、淵東静馬君を介護してくれ」
「わかった。」
神奈が静馬を引きずっていく。怪我人を引きずっていいのか?
「俺はまだ戦えるんだ! 離せ餓鬼!」
「うるさい! 黙ってなさい!」
聞かなかったことにしよう俺は成績が下がらないようにしたいからな。
呆然と見ていたら社に頭を叩かれた。策士が冷ややかな目でこっちをみるとアグスタウェストランド AW101を指して
「僕はこの中で指示を出すから従ってくれ。」
そういうと策士と社はヘリに乗り込み舞い上がった。すぐに豆粒みたいになり俺らはそれぞれの武器を構えた。
『聞こえる? 聞こえるね? では指示を出します』
イヤホンから策士の声が聞こえてきた。声の中には銃を構える音がした。たぶん社だろう
『敵に【突っ込んで死んでください】』
「おい! それはないだろう!」
ちょっと待てまだ希望があり健気な若者に死ねと!? 死ぬのは嫌だ。お前が先に死ね!
『間違えました。【死ぬ覚悟で突っ込んでください】』
間違えたのこうもない。どちらとも死ぬのでは?
「お前のヘリ落とすぞ」
『いやだな~ 僕は相手の能力がどんなかこの目で見たいだけだよ』
「お前がつっこめよ!」
言い争っていると五郎は立ち上がり、また座った。
『しゃがめ!』
三人が声と同時にしゃがむと上で【真空波】が通って行った。
「お主ら、なぜ気が付いた?」
五郎が悩みだしたようだ。 気が付かれたら策士らの身が危ない!
『翆蘭は左から、灯は右から攻撃しろ! 和は援護射撃』
「「「了解」」」
デザート・イーグルを構え、五郎に向けて連続射撃をした。反動が強い…… 一か月前にM1911A1を売って単価と任務で稼いだ単価を足して買ったがやめたほうが良かったかな……
二人は長剣で切りかかり、ナックルで殴り掛かった。
「わかったぜ。お主らの弱点」
五郎はのんびりと喋った。【全然動いているように見えない】
「きゃぁ!」
「…ぐわ!」
二人が宙を待っていく。五郎は――――
「さぁ、来いよ。」
指をこっちに向けて笑っていた。二人かかりで襲ったのに!
いつの間にかにヘリの方へ【真空波】が飛んで行った。まずい! 落とされると連携できない!
【真空波】がアグスタウェストランド AW101に――――
続く

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