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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*1*

「プロローグ」

『鋼鉄刑事メタルポリタン』

日曜日の朝からやっている人気番組だ。

俺は...デパートのオモチャ売場にある『メタルポリタン』のフィギュアだ

現実の世界ではこうやって、誰かに買ってもらうのをじっと待っている

...いつも、決まった時間に子供が俺を見ている

「ママー、あれほしい!」

「ダメよ今は...誕生日まで待ちなさい」

「えー?」

...そして、しばらく経ったある日の事

「時期」が来たのか、子供はオモチャを買いにやってきた

そして、子供は買っていった。



...新発売の『閃光騎士ザンシャイン』のヒーローフィギュアを!!

「いいの?前に言っていた物じゃなくて...」

「だってメタルポリタンは番組終わって時代遅れなんだもーん!」


...ははは、

子供は正直...か...


...

デパートのオモチャの裏の世界

ここでは...魂の宿った売場のオモチャが、人間のいる世界とは違うところで、自由に暮らしていた

俺...メタルポリタンはと言うと、テレビ番組が終わったとたん人気は落ち、俺自身もどんどん堕落していった


そして...俺はいつしかこう呼ばれるようになった。


『ダメタル』


俺は...またヒーローになりたい


また...あの頃の栄光を取り戻したい


だから...俺はザンシャインを倒す。

あいつを倒せば...俺がまた人気ヒーローになれる...

...

「メタルポリタンが...僕を探している?」

僕...たくっちスノーはオモチャの世界へ向かっていた

どういうわけだか、奴に「この世界」に来るように頼まれた

なんでメタルポリタンが僕の事を知っているのか...そんなことを考えている暇なんてなかった。

だって、メタルポリタンが一緒に来てほしいって言ってた人って...

たくっちスノー
「あっ...あった、ここだ!!」

僕は急いで『あの人』の住む世界へと入っていく

たくっちスノー
「すいません!!」

「お、お前...今度はなんだ?何の事件を抱えてきたんだ?」

たくっちスノー
「...お願いします!!何も聞かずに同行してください、black先輩!!」

black
「えっ、なんで?」

たくっちスノー
「お願いします!!あと今回は貴方の知り合いとかも連れて!」

black
「えっ、なんで?」

...

メタルポリタン
【たくっちスノー、black-snowとその一行を連れて俺の世界に来い...お前達の力が必要になるんだ】

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