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*109*
一方、たくっちスノー達はクリスポリタンを殺害した者の反応を追っていた...
ガング
「社長って子供居たんだ...知らなかったよ」
亜区里
「ああ、あいつは死んだものだと思っていたからな」
サビィ
「喧嘩でもしたんすか?」
亜区里
「...昔の話をしていいか」
黒
「手短に頼むぞ」
亜区里
「ワシは若い頃、ガングのようなオモチャ職人だった...オモチャで人を喜ばせ、稼いで、稼ぎまくって、小規模だが会社という自分の城を築き上げた、それがマイスマイル社」
亜区里
「5年ほど前だったか...ワシも年になり自分でアイデアを考えることも作ることもできなくなり始め、せがれに社長の座を譲った」
ガング
「え?でもマイスマイル社の社長って貴方じゃ」
亜区里
「二年で元に戻した」
たくっちスノー
「に、二年で...」
亜区里
「奴は金の事しか考えていない、オモチャ会社の社長という肩書きの重さを...奴は何も分かっていなかったんだ」
たくっちスノー
「で、富男さん怒りましたよね?」
亜区里
「いつか必ず金の力だけでトップに立つなんて言って出ていったよ」
チヒロ
「...聞いてもいいですか?富男さんにオモチャ作りの才能は...」
亜区里
「ああ、それなんだが...」
紺
「皆さん...例の反応がここから出ています」
亜区里
「む、少し話し込んでしまったか?」
反応の先...は...今までのエリアに繋がっていたような、扉があった
たくっちスノー
「なんだこれ...ただの扉?」
黒
「看板もない、特に目立った装飾もない...なんだこれは?」
チヒロ
「扉が付いているだけ?」
白
「どこでもドア~」
ゾンビ娘
「現実世界にそんなものあってたまるか」
たくっちスノー
「うーん...石動が持ってきたものと考えればありえなくもないが」
サビィ
「どうするっすか?先輩」
ダメタル
「この扉の先にクリスを殺した奴が居るのは間違いないか」
システマー
【...ええ】
ダメタル
「なら...俺は進む!」
たくっちスノー
「...そうだね、でも気を付けて、罠の可能性だってあるから」
白
「罠ってどんなの」
black
「ドアノブ捻ったら爆発するとか」
サビィ
「開けたら黒い手が沢山出てきて引き込まれるとか」
たくっちスノー
「二人の発想が恐ろしいですよ...自分が開けますんで、皆下がっててください」