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*124*
ザンシャイン
「...メタルポリタン、彼女は一体」
ダメタル
「俺も、生まれてすぐのことは知らないものでな...」
黄
「オリジナル、私の為に...死んでくれ!!」
黒
「...ちっ!」
black
「おっと」
blackが黄の前に立ち、チェーンソーを受け止める
黄
「なっ...お前!どんな体しているんだ!!チェーンソーだぞ!!」
black
「殺す...か、さっきの話からして本気だろうな」
black
「今の私は本気を出せないが、お前を戦闘不能にすることぐらいなら可能だ」
黄
「くっ...!!」
black
「黒を殺してみろ...スクラップのアートになりたいのならな】
黄
「...何故だ、何故....」
black
「何故...か、お前にとってのガングは、黒にとっての私だから、でいいか?」
黄
「......っ」
たくっちスノー
「そういえば白さん達ってblackさんと親子関係なんですか?」
白
「秘密」
黄
「...何故だ!!何故オリジナルにはあるんだっ!!」
黄
「何故...オリジナルは...父さんに...守ってもらえるんだ...うっ、うっ」
黄は操り人形の糸が切れたように崩れ、目の部分から涙を流す
たくっちスノー
「ガング君.....君は黄が可哀想だと思わないのかい?」
ガング
「そ、そうは言っても...うーん、チヒロ君みたいにオモチャ与えたら機嫌治さないかなぁ...」
チヒロ
「ガングさん!僕だってただオモチャをくれたら喜ぶわけじゃないですからね!」
ガング
「え、えええー!?うっそぉ!?」
亜区里
「...はぁ、だから言っただろう、ガングはヘボ職人だと」
亜区里
「こいつは、オモチャの扱い以外はてんでダメなんだ、遠くの他人の喜びを願うくせに、近くの者の苦しみを気づくことは出来ない」
亜区里
「ヘボ職人、お前は職人である以前に人間だ...少し、人間らしい行動をしたらどうだ」
ガング
「うん...なんか、ごめんね」
黄
「....」
ガング
「でもね、どうにも引っ掛かることがあるんだ」
ダメタル
「引っ掛かること?」
ガング
「うん...僕はさ、しつこいようだけど、黒さんを見てお人形を作ったんだよ」
たくっちスノー
「マガイモノ!!」
ガング
「...マガイモノをね、でもさ」
ガング
「僕はその時、黒さんが双子だったなんて知らなかったんだよねー」
チヒロ
「ええっ!?」
ガング
「知ってたら、ちゃんと二人分作ったんだよー」
ザンシャイン
「一人しか知らなかった...」
black
「ということは...」
イクサー1
「これらの内、一人は...」
縁
「気付くのが...遅いんだよな」
黄
「縁?」