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【最終話】
『永遠のメタルポリタン』
富男が逃げていった穴は螺旋状の階段になっていた...
ザンシャイン
「皆、気を付けて...」
黒
「どこまで下がるんだ」
たくっちスノー
「この先に富男と、人間達が...」
メタルポリタン
「...不思議なものだな」
ザンシャイン
「どうした?」
メタルポリタン
「最初は...ザンシャインを倒し、栄光を取り戻す、それを目的として戦ってきた」
メタルポリタン
「だが、気が付いたら...世界の全貌をかけた戦いに足を突っ込み、ここまでやるなんてな」
イクサー1
「...そうですね、私もかつて地球を守るために戦ったことはありますが、ここまでのことは」
black
「たくっちスノーが絡むと、全てがおかしくなるからな...」
たくっちスノー
「仕方ないだろ!今回ばかりは!」
メタルポリタン
「まるで番組に出てくる、本物のヒーローになれたような気分だ」
ザンシャイン
「メタルポリタン、過去を振り返ってる場合じゃないだろう」
メタルポリタン
「そうだったな、すまない」
紺
「...皆さん、この下から無数の生命反応があります!」
菖蒲
「やっぱりこの近くに人間達が居るのか」
亜区里
「...さっさと行くぞ、バカ息子をぶん殴ってやりたい」
ウールヴィア
「せ、狭いから早く行って...」
ゾンビ娘
「心配せずとももうすぐだ、もう少し頑張れ」
....
階段を降りていった先は...
たくっちスノー
「これは...!!」
人間....そっくりの人形が、ベルトコンベアに運ばれ、大きなダンボールに入れられていく
白
「こうやって人間を売りに出そうとしてたんだ」
ウールヴィア
「は、早く元に戻さないと!」
サビィ
「どうやってっすか!?」
ウールヴィア
「どうやってって言われても...」
black
「たくっちスノー、今でも時空異変を修正できるか?」
たくっちスノー
「え、ええまぁ!ここはリアルワールドなので可能かと...!!」
black
「よし、それならこんな未来を無かったことにしてしまおう」
たくっちスノー
「よーし!」
イクサー3
「そういえば、あの男はどこいったのかな?」
亜区里
「あいつの事だ、尻尾を巻いて逃げたんだろう...それよりも早くやったらどうだ?」
「誰が逃げただって!?」
突然、大きな地響きが!!
菖蒲
「な、なんだ!?地震か!?」
【俺は逃げも隠れもしない!!】ゴゴゴゴゴ
メタルポリタン
「...どこだ!姿を表せ、やるというのなら、かかってこい!」
【ああ!かかってきてやるとも!金にならないことはやりたくないが、重いビジネスが掛かってるんだ!!】ボコボコ!!
壁を破り...巨大なショベルが姿を見せる
【この天才オモチャ職人、亜区里富男の最高傑作でなぁ!!】
ボコッ!!
メタルポリタン
「なっ!!」
壁を破り現れたのは、左手はショベルカー、右腕にダンプカー、体が変形したクレーン車、両足がブルドーザーで構成されたスーパーロボット。
ザンシャイン
「ロボット...!?しかしこんなオモチャ見たことが...」
【発売する前に中止にされた恨みを晴らしてやろうじゃないか...なぁ?】
【ビルドダイダイガー!!】
black
「...えっ?ビルドタイガー?」
【ビルドダイダイガーだっ!!】