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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*19*

~ランチビレッジ~


「白、お前のチキン肉多そうだな、こっちと変えろ」


「チキンなんてどれも同じでしょ」


「そんなことはない、部位によって大きさは異なる」


「えー、嫌だよ」


ゾンビ娘
「ようやく戻ってこれた...こいつを拘束するのがこんなに大変とは...」

ノレネカ
「...本当にやってくるとはな」


「そいつが調味料泥棒...熊のぬいぐるみか」

ゾンビ娘
「約束は果たした、早く私に高級チキンとリングポテトを」

ノレネカ
「.....熊」

「な、なんなんだな」

ノレネカ
「この村の調味料を盗んだのはお前か?」

「さ、さぁ~?どうなんだか知らないんだな」

ノレネカ
「ふむ...口を割らぬというのであればワシにも考えがある」

ノレネカは片手から巨大な炎を作り出す

「ひっ!!」

black
「すげぇ(こなみかん)」

ノレネカ
「パイツァ・チキンはチキンだけでなく赤魔術の販売サービスも行っている、赤魔術総本家であるこのノレネカ・ファーザーがじっくりと丸焼きにしてやろう」

たくっちスノー
「ほ、本気だよあの人の顔」

「わ、分かった!!そうそう、ぼかぁが調味料を盗んだんだな!!」

「だ、だって!怪盗ボーイっていうオモチャがランチビレッジの調味料は高く売れるって!持ってきたら売り上げの二割をくれるっていうんだな!」

ノレネカ
「怪盗ボーイ...あの探偵アニメのライバルフィギュアか、嘘はついてないな?」

「ほ、ほんとほんと!!」

たくっちスノー
「ふむ...裏で怪盗が手を引いていたのか」

ゾンビ娘
「だがこうやって実行犯が捕まった以上、もう調味料を売りさばくことは出来ないだろう」


「そうですね、力任せにこじ開けてたみたいですし」

ダメタル
「よし、サビィに怪盗ボーイの居所を調べさせるか」

ノレネカ
「世話になったな...また何かあったらワシを呼べ、簡単な赤魔術くらいなら特別にタダで教えてやろう」

ゾンビ娘
「まあいいか、ちゃんとチキンもリングポテトも貰ったし」

たくっちスノー
「ありがとうございます!!...このクマはどうするつもりで?」

ノレネカ
「...二度と調味料が盗めない体にしてやるのさ」

たくっちスノー
「...(ぞくっ)」

その後、調味料泥棒のぬいぐるみはパイツァ・チキンの自家発電機となったという

ノレネカ
「しっかり走ってわが社の電化製品を稼働させろ!!」

「ひええええーーっ!もう調味料泥棒なんてこりごりなんだな~~ッ!!」

...そして、ヒーロータウンでは

たくっちスノー
「ここら辺だよメタル」

ダメタル
「ああ...」

たくっちスノー達は先ほど話していた「金髪のオモチャ」を突き止めるためにヒーロータウンの路地裏を潜伏していた


ダメタル
「路地裏は人気がないやさぐれたヒーローの溜まり場、間違いなくなにかある」

たくっちスノー
「噂にすぎないんだけどね...あ、隠れて!」

ダメタル
「ん?」

...しばらくすると、路地裏から人型のオモチャが歩いてくる

ダメタル
「金髪に...尖った耳!噂と一致している!」

たくっちスノー
(...あれ?あのプロテクターの形って)


その時!!


ガッタマン
「しねえっ金髪ヒーロー!」

ダメタル
「あれは8話で打ち切られたガッタマン!...このっ!」


「...!」

ダメタルは決死のラリアットで金髪ヒーローに襲い掛かるガッタマンを突き飛ばす


ガッタマン
「お前はメタルポリタン!?離せ、離せーーっ!!」

ダメタル
「ダメだ!お前を逮捕する!」

「ん...貴方は?」

ダメタル
「心配は要らない、俺はあんたの味方だ」

たくっちスノー
「ちょっと拝見...あっ!!」

たくっちスノーはその姿を見て驚愕する

尖った耳

豪快な金髪の髪

黒と紫で構成されたプロテクター...それは、間違いなく



たくっちスノー
「イクサー...1...!?」

ダメタル
「...何?」


たくっちスノー
「なんで貴女がこんなところに居るんだ、イクサー1ッ!!」


【次回予告】

サビィ
「金髪ヒーローの正体は昭和系スペースヒーロー、ある意味先輩の先輩、イクサー1!」

ダメタル
「どういうことだ...あんたはたくっちスノーによれば何十年も前の作品のはず」

たくっちスノー
「それにイクサー1は玩具化されてないはずなのに!!」

イクサー1
「貴方達は一体何の話をしているのです?」

black
「...おい、たくっちスノーこれは」

たくっちスノー
「...ああ、メタルポリタンの言っていた時空規模の騒動って...」

次回、スーパーダメタル英雄嘆
【転送!イクサー1】

サビィ
「絶対見てくれよな!」

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サビィ
「サビィ様の玩具講座~!」

サビィ
「今日はこれ!」

【ノレネカ・ファーザー】
リアルワールドのチキン店を作り上げたレジェンド、ダメタル世界に居るのは彼をモデルにした特製フィギュアっす!
非売品でずっと特別な棚に飾られているから、この世界では古参でもあるんすよ!
豪快な焼き方を好みにしているとの噂で、炎魔法でジュウジュウ焼くその姿は興奮ものっすよ!

サビィ
「次はこれ!」

【イクサー1】
深夜アニメ「戦え!!イクサー1」の主人公らしいっすね。
正義の心を持つ人造人間、時には人間とシンクロし【イクサーロボ】という秘密兵器を...
ってこんなオモチャ聞いたことない!!なんでこの世界に居るんだよーっ!?


サビィ
「こ、今回はこれまで!またねーっ!」

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