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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*49*

サン・ダーンとダンガンオーはコロニーの裏側にあるコンテナに案内する

サン・ダーン
「まさかあのメタルポリタンに会えるなんて...旅行か何かで?」

ダメタル
「実は探し人でな...まぁ、それよりお前たちの方が危険だからこちらを優先するつもりだが」

ダンガンオー
「.....すまない、本気を出すつもりはないのだが、互いに当たりどころが悪くて爆発を起こしてしまった」

サン・ダーン
「途中からパイロット操作にされてなぁ...」

ダメタル
「どういうことだ?お前達は仲が悪いのではないのか?」

ダンガンオー
「同じ時間帯、同じ曜日、同じ日に始まったもので付き合いは長いが、関係は悪くない」

サン・ダーン
「ああ...むしろ、あっちの酒場で飲んだりする仲だよ」

菖蒲
「ロボのくせに酒飲むのか...」

サン・ダーン
「正確にはうちのパイロット達の仲が悪いんだ、互いに負けず嫌いで...」

ダンガンオー
「見ての通り毎週話が終わってはくだらない争いを何度も続けている」

たくっちスノー
「そういえば今日は放送日だったっけ?」

サン・ダーン
「そう...それもただの放送日ではないんだ」

ダメタル
「...まさか」

ダンガンオー
「そうだ...」


「来週で放送が終わるんだ」


「.....」

ダンガンオー
「アニメの完結決定は、オモチャに対する余命宣告に等しい」

サン・ダーン
「だからさー、せめて番組が終わるまでには仲良くしたいと思ってるのに全然上手くいかなくて」

ダメタル
「なんとなく、分かるものがあるな...」

black
「ああ、死期が近いと分かれば不思議と明るく最後を迎えたくなるのはなんでだろうな」

サン・ダーン
「このままじゃ俺達、後悔したままになりそうでさ...」

ダンガンオー
「メタルポリタン...お前は、どんな風に最終話を過ごせたんだ?」

ダメタル
「...」

ダメタル
「わかった、可能な限り協力しよう」

サン・ダーン
「なんだって!?」

ダメタル
「俺も役目を終えたオモチャとして思うところがある...仲良く最終回を迎えたいというのであれば、出来る限りそうしてやりたいんだ」


「メタルさん...」

サン・ダーン
「ありがとうメタルポリタン!!」

ダンガンオー
「すまない、俺たちが無力ゆえに...」



「メタル、簡単に約束するのはいいが、どうやって解決するつもりだ?」

ダメタル
「パイロット達は今、何で争っている?」

サン・ダーン
「サン・ダーンとダンガンオーが戦ったらどっちが強いか~つってた」

ダンガンオー
「だから俺たちは道端で戦わされていた」

ダメタル
「なるほど...」

サン・ダーン
「ああ、後...どっちが人気か~っていうの、まぁくだらない物だよ」

ダメタル
「...ふむ」

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