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*48*
【第八話】
『伝説の銃サン・ダーンVS鋼銃戦士ダンガンオー』
二つのロボットは微動だに動かないが、鉄で出来た瞳は互いを睨んでいるように見えた
たくっちスノー
「とりあえず...これ抑えないとまずいよな」
紺
「これだけの規模の物がまた暴れまわれば、ネオコロニーは確実に落ちますね」
たくっちスノー
「あかん死ぬぅ!」
黒
「今は動かないみたいだが、また暴れる前になんとかしないとな」
black
「メタル、あの二つの玩具はなんだ?」
ダメタル
「確か...右はサン・ダーンで、左はダンガンオーだ」
たくっちスノー
「どれどれ...サン・ダーンとダンガンオーはピストルブームで作り出されたスーパーロボット、作られた会社やアニメの放送されたテレビ局は違う」
たくっちスノー
「でも時間帯と曜日は同じで、モチーフもほぼ同じだったから比較されることも多いらしいよ」
ゾンビ娘
「なるほど、だから喧嘩しているのか」
ダメタル
「どちらが人気なんだ?」
たくっちスノー
「五分五分だよ、あっちが売れたりこっちが売れたり、まぁ悪く言えばブーム頼りだからどっち付かずで個性が無いんだけどね」
ダメタル
「なるほど...ブームが終われば一気に寂れるパターンだな」
イクサー1
「分かるのですか?」
ダメタル
「俺がそうだった」
イクサー1
「あっ...」
ダメタル
「気にするな」
たくっちスノー
「ねぇ、オモチャなら二人も喋れるよね?話を聞かせ...」
「あー!」
「おい!」
たくっちスノーとメタルが近づこうとすると、少年と男性が駆け寄ってくる
ゾンビ娘
「なんだあれは?」
黒
「パートナーかパイロットだろう」
「サン・ダーンよりダンガンオーの方がずっと人気だし強いんだ!」
「何を!サン・ダーンが次に売れるに決まってるだろ!」
ダメタル
「.....あんたらはそいつらのパイロットか?」
たくっちスノー
「えーと、サン・ダーンの相棒タケルと、ダンガンオーのパイロット優(ゆう)だな」
白
「個性ない名前だね」
紺
「言ってはいけませんよ、大人の都合って奴ですから」
ダメタル
「お前たち...売れ筋の事なんかで喧嘩しているのか」
優
「あんたはダメタルポリタンか、あんたのようなブーム寂れには分かりはしないさ、一番を目指したいという欲を、似たような奴が居たら気にくわないという気持ちが」
ダメタル
「気にくわない気持ちは分かるが、場所を考えろ...ネオコロニーを壊滅させたいのか?」
たける
「...」
優
「行くぞ」
たける
「ちっ...」
...
ゾンビ娘
「ガラ悪いなあの二人」
たくっちスノー
「善悪が原作と同じとは限らないとは聞くけど、あそこまで酷くなれる?」
ダメタル
「俺たちもこの世界ではお前たちのような生き物だからな...ああなったりもする」
「お、おい...」
ダメタル
「ん?」
たける達が去った後、メタル達に話しかけてきたのは...
サン・ダーン
「ちょっと...ちょっといいか、こっちに..」
イクサー1
「...はい?」