完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*48*

【第八話】
『伝説の銃サン・ダーンVS鋼銃戦士ダンガンオー』

二つのロボットは微動だに動かないが、鉄で出来た瞳は互いを睨んでいるように見えた

たくっちスノー
「とりあえず...これ抑えないとまずいよな」


「これだけの規模の物がまた暴れまわれば、ネオコロニーは確実に落ちますね」

たくっちスノー
「あかん死ぬぅ!」


「今は動かないみたいだが、また暴れる前になんとかしないとな」

black
「メタル、あの二つの玩具はなんだ?」

ダメタル
「確か...右はサン・ダーンで、左はダンガンオーだ」

たくっちスノー
「どれどれ...サン・ダーンとダンガンオーはピストルブームで作り出されたスーパーロボット、作られた会社やアニメの放送されたテレビ局は違う」

たくっちスノー
「でも時間帯と曜日は同じで、モチーフもほぼ同じだったから比較されることも多いらしいよ」

ゾンビ娘
「なるほど、だから喧嘩しているのか」

ダメタル
「どちらが人気なんだ?」

たくっちスノー
「五分五分だよ、あっちが売れたりこっちが売れたり、まぁ悪く言えばブーム頼りだからどっち付かずで個性が無いんだけどね」

ダメタル
「なるほど...ブームが終われば一気に寂れるパターンだな」

イクサー1
「分かるのですか?」

ダメタル
「俺がそうだった」

イクサー1
「あっ...」

ダメタル
「気にするな」

たくっちスノー
「ねぇ、オモチャなら二人も喋れるよね?話を聞かせ...」


「あー!」

「おい!」

たくっちスノーとメタルが近づこうとすると、少年と男性が駆け寄ってくる

ゾンビ娘
「なんだあれは?」


「パートナーかパイロットだろう」

「サン・ダーンよりダンガンオーの方がずっと人気だし強いんだ!」

「何を!サン・ダーンが次に売れるに決まってるだろ!」

ダメタル
「.....あんたらはそいつらのパイロットか?」

たくっちスノー
「えーと、サン・ダーンの相棒タケルと、ダンガンオーのパイロット優(ゆう)だな」


「個性ない名前だね」


「言ってはいけませんよ、大人の都合って奴ですから」

ダメタル
「お前たち...売れ筋の事なんかで喧嘩しているのか」


「あんたはダメタルポリタンか、あんたのようなブーム寂れには分かりはしないさ、一番を目指したいという欲を、似たような奴が居たら気にくわないという気持ちが」

ダメタル
「気にくわない気持ちは分かるが、場所を考えろ...ネオコロニーを壊滅させたいのか?」

たける
「...」


「行くぞ」

たける
「ちっ...」

...

ゾンビ娘
「ガラ悪いなあの二人」

たくっちスノー
「善悪が原作と同じとは限らないとは聞くけど、あそこまで酷くなれる?」

ダメタル
「俺たちもこの世界ではお前たちのような生き物だからな...ああなったりもする」

「お、おい...」

ダメタル
「ん?」

たける達が去った後、メタル達に話しかけてきたのは...


サン・ダーン
「ちょっと...ちょっといいか、こっちに..」

イクサー1
「...はい?」

47 < 48 > 49