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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*5*

blackはどうにか誤魔化し、話を進めていった...

ダメタル
「...で、お前の知る俺はこの世界に危機が迫っているから協力するようにと言っていたのか?」

たくっちスノー
「大体...そういうことかも」

ダメタル
「この世界の危機...か、一体何が待っているかは知らんが、めんどくさそうな物を連れてきたな...」

たくっちスノー
「え?」

ダメタル
「ヒーローフィギュアとしての勘って奴だ、あんたはどうにも事件を呼ぶ体質をしているように感じる」

たくっちスノー
「よ、よく分かるね...」

black
「まるでどこかの探偵のようだ...」

たくっちスノー
「殺人事件が起きてる訳じゃないからあの人よりはマシだよ!」

「せめて否定してくれ、私たちまで不安になってくるから」

ダメタル
「だが、お前達に関わっている暇はない、俺は忙がしいんだ...また後にしてくれ」

ダメタルが玄関のドアノブに手を触れた瞬間であった...


たくっちスノー
「勝てないよ」

ダメタル
「何?」

たくっちスノー
「今の腑抜けた貴方ではザンシャインには絶対に勝てない」

ダメタル
「!!」

black
「ザンシャイン?」

たくっちスノー
「ザンシャインは今人気のテレビ番組の主人公です、ここにいるメタルポリタンはザンシャインに人気を奪われたから嫉妬してるんです」

「そういえばそんな番組やっていたよね、見たことはないけど」

ダメタル
「...何故、そこまで知っている?」

たくっちスノー
「何故?信じてもらえないかもしれないけど...僕はオモチャの外の世界からやってきたからだ」

ダメタル
「何?それは現実世界からということか?」

たくっちスノー
「うん、自分は君らで言う現実世界(リアルワールド)の...神様なんだ」

ダメタル
「オモチャである俺やザンシャインを知っているのもその為か...」

たくっちスノー
(ダメタル英雄嘆の世界も別で存在してるんだけどね)

ダメタル
「...分かっているさ、今の俺ではザンシャインどころか、そこら辺のやさぐれたチンピラにも敵わないだろう」

ダメタル
「だが俺は...ザンシャインを越えたいんだ、だから...」

たくっちスノー
「わかっている、貴方の指名を優先するし、貴方の事を何かと指図するつもりもない」

black
「たくっちスノー...君がその気でも皆がそれを応じてくれるのが不安なのだが」

たくっちスノー
「大丈夫ですよ、貴方の子なんですから」

「そういう言い方されると余計に不安になるからやめてくれないか」

たくっちスノー
「?」

ダメタル
「さて、出発するか」

black
「何処へ行く気だ?」

ダメタル
「ヒーローが外に出てすることなんて...決まっているだろう?」


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