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*6*
ダメタルはたくっちスノー達を連れてパトロールをしながらヒーロータウンの説明をしていく
ダメタル
「ここはヒーロータウン、主に俺のようなヒーローと怪人の玩具が共に暮らしている町だ」
たくっちスノー
「つまり特撮の町か、意外と本格的な町だね」
ダメタル
「まあな、この他にもジャンル分けされたオモチャが住む街が沢山ある」
たくっちスノー
「へー...」
black
「...ヒーローの町というわりには、君以外にヒーローの姿が見えないようだが?」
ダメタル
「人気のヒーローは皆遠くに行っているから仕方ないさ」
ダメタル
「だから俺は奴の情報を借りて動く」
たくっちスノー
「奴?情報屋が居るの?」
ダメタル
「ああ、歩いてすぐだから付いてこい」
「さっきから歩きっぱなしだ、少し休ませてくれ」
「何?もうバテたの?そんなんだからお腹が」
「うるさい、ステルスしてるからって調子のんな」パンッ!
ダメタル
「...今ハリセンみたいな音が聞こえたが」
black
「気のせいだ気のせい、早めに連れてってくれ」
ダメタル
「ああ...」
たくっちスノー
(結構楽しい集まりっすね)
black
(お?分かる?)
(突っ込んでる方としてはクタクタになるんだけどな)
...
ダメタルは町外れにある黒い大きな建物へ案内する
black
「これは...」
ダメタル
「ここは現実世界では人気の悪役が並ぶ戸棚とされている」
たくっちスノー
「悪役...ってことは情報屋って怪人なの?」
ダメタル
「ああ、俺の今の相方とも言える存在だ」
black
「ヒーローが怪人と仲良くするのか?」
ダメタル
「別に悪いことではないだろう?」
black
「それもそうだな...」
ダメタル
「おい、サビィ..居るか?」
ダメタルがスピーカーに向かって話しかけると、すぐに返事が飛んでくる
【おはようっす先輩】
ダメタル
「今日も例の情報を貰いに来た...今回はお客様入りだ...いいか?」
【お客様?...まぁ、先輩の知り合いなら悪い奴じゃないだろうし構わないっすよ】
ダメタル
「いつもすまないな...」
たくっちスノー
「では、お言葉に甘えて失礼します」
【どうぞー】
たくっちスノー
(ん?サビィ?)
...
ダメタル達はエレベーターにのり上へと上がっていく
black
「メタルポリタン、情報屋はまだか」
ダメタル
「もう少しだ...」
ピンポーン
エレベーターが開くと、目の前で黒フードのフィギュアが待ち構えていた
ダメタル
「サビィ、相変わらずだな」
サビィ
「先輩こそ元気そうで何よりっす」
black
「彼が情報屋...?」
サビィ
「見慣れないオモチャだ...もしかして新しく入荷してきた?なら自己紹介が必要っすね」
サビィ
「初めまして、自分は『鋼鉄刑事メタルポリタン』の悪の首相をしているサビィっす」
たくっちスノー
「...あ、悪の首相!?」