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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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ダメタル
「ここがレジェンドエリア...」

レジェンドエリアの中は、ガラスケースに丁寧にヒーローフィギュアが置かれた、正に「美術館」と呼ぶのにふさわしい装飾をしていた

菖蒲
「これ全部ヒーローのオモチャかよ...」

ザンシャイン
「これはエメラルドマン...同時期に放送されたミラクルマンまで...」

ガング
「一番左にはザンシャインとメタルポリタンもあるよ」

亜区里
「ほう...ヒーローが年代順にキッチリ正確に置かれている、相当なマニアが絡んでいそうだな」

black
「結構マイナーな物まで一緒に並んでいるな」

イクサー3
「あたし達のは無いの?」

たくっちスノー
「まず君らグッズ化されてないからね?」


「でもエストパルクはどこにあるの?ここには無いみたいだけど」


「おかしいですね、エストパルクが放送されてた記録はあるみたいですけど」

ダメタル
「...エストパルクなら、ここにあったぞ」

エストパルクのフィギュアは、複数のヒーローフィギュアが並ぶ棚ではなく、ガラスもない何も置かれてない貧相な棚にポツンと立っていた


チヒロ
「なんでエストパルクだけこんな所に...」

たくっちスノー
「嫌がらせか何か?...ゾンビエリアと違って人もいないし...」


「...おや、こんな所にお客さんが来るなんて」

ダメタル
「ん?」

レジェンドエリアの天井から、先程のフィギュアが等身大になったようなオモチャ...エストパルクが現れる

ザンシャイン
「貴方がエストパルク...」

エストパルク
「君がザンシャインか...どうも、私はここの試練を任されているエストパルクだ」

エストパルク
「といっても、まだ試練の内容を決めていないがね」

イクサー1
「貴方だけ遠くに追いやられてますが、それは何故...?」

エストパルク
「仕方ないのさ、私は『未完の英雄』なのだから」

イクサー1
「未完の英雄?」

エストパルク
「そう...私のアニメは、ある日突然中止となった、そしてすぐにグッズも撤去され、物語が途中のまま消えていった...だから未完の英雄だ」

イクサー1
「それは...辛かったでしょう」

エストパルク
「仕方ないさ、オモチャである私がどうこう出来る立場でもない...ところで、何故ここに?」

たくっちスノー
「ああ...ファットマンがね、君の事を話していたんだよ」

エストパルク
「ファットマンに会ったのかい?彼はいい仲間だったよ...彼に名前を与えたのは私だ」

ダメタル
「ああ...奴は本当に」

ガッタン

ダメタル
「ん?」

ダメタルが話そうとしたとき、何かが外れるような音がする

エストパルク
「...また来るか」

チヒロ
「え?」

エストパルク
「皆、構えてくれ...奴等が来る!」

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