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*74*
【第十二話】
『報われない正義 消えない悪』
ダメタル達はゾンビエリアのシャッターを開け、ファットマンの友人エストパルクの居るレジェンドエリアへと向かっていた
チヒロ
「あの...エストパルクって有名な方なんですか?」
ザンシャイン
「ああ...エストパルクは何年も前にヒーロー連盟に加入していた人気のヒーローだった」
ダメタル
「俺も名前だけなら聞いたことがある...一時期の俺やザンシャインのように、ブームになるほどの人気を持っていたが、ある日グッズが全て撤去された」
白
「ある日?本当に突然?」
ザンシャイン
「ああ...連盟として私も原因を調べたが、他の皆は何も言ってくれないし、情報が何も無かった」
たくっちスノー
「...それって、明らかに『何か』ありますよね」
ザンシャイン
「ああ...そうだ、もしかしたら人間の世界で何かあったのかもしれない、何か知りませんか?」
紺
「ボク達はリアルワールドの住民ではありませんし...」
亜区里
「エストパルク...いや、こればかりはな」
たくっちスノー
「うん」
ガング
「本当に何があったの」
リューウェン
「...おや、例の場所はここではないですかい?」
たくっちスノー
「え?...あ、レジェンドエリアはここっぽい」
レジェンドエリアの入り口は、ゾンビエリアとうってかわって綺麗な扉が掛かっている
たくっちスノー
「ここか...」
ザンシャイン
「.....」
ダメタル
「エストパルクの事が気になるのであれば、本人に直接聞けばいい」
ザンシャイン
「...ああ」
たくっちスノー
「よし、入るぞ!」
たくっちスノーはゆっくりと、扉を開ける...
...一方その頃、別のエリアでは
「...ここは一体?」
【リアルワールドに付いたと思ったらこんな所に来てしまうとは...想定外でした】
「兄さん、あれ」
【ええ...?おや、あれは人間ではありませんね、話しかけてみましょう】
「はい」
【あの、そこのお方、ちょっといいですか?】
「え?あー、はい」
【ここが何処だか知りませんかね?】
「うーん...知らないかも、あの、貴方は?」
【え?私ですか?】
「名前を聞く前に自らも名乗るのが礼儀と聞きますが」
「あ、すいません」
【こらこら、別に良いじゃないですか】
「あの、私キリマって言うの、よろしく」
【キリマ...?おやおや】
キリマ
「...あの、何か?」
【いえ...あのですね、私の妹も『キリマ』って名前なものでつい】