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*77*
エストパルクはレジェンドエリアの奥にある、1つの大きなベッドのある場所へ連れてくる
エストパルク
「私の試練は『プレッシャー』だ」
たくっちスノー
「プレッシャー?」
エストパルク
「ここにあるのは夢をコントロールする装置で、細かい調整をすることでヒーローになりきることが出来る」
エストパルク
「私はこれを改造し、好きなように夢を調節することも可能にした」
たくっちスノー
「つまり、ifルートを一時的に体験出来る装置ということか」
エストパルク
「時空監理局から言えばそういうことになる」
白
「へー、レジャー施設としては結構面白そうじゃない」
ダメタル
「なるほど...これを使って夢の中で出された試練を乗り越えろ、ということか」
エストパルク
「そう、お前達の心の奥底で抱えているもの、不安、恐怖、プレッシャー...それらを生で体験し乗り越える、それが私からの試練だ」
黒
「なるほど、これは手強そうだ...誰がやる?」
エストパルク
「見ての通り、装置は一個だけしかない...慎重に選んでくれ」
菖蒲
「誰がやる、白とかやるか?」
黒
「白がプレッシャーを感じると思うか?」
菖蒲
「それもそうだな」
たくっちスノー
「じゃあ自分...は、後にしておこう」
亜区里
「ワシもそういうのには興味ない、ウールディアやリューウェンはサイズが合わない...」
ダメタル
「ザンシャイン、出来るか?」
ザンシャイン
「...何、私が?」
ダメタル
「お前は勇敢だ、恐怖にも打ち勝つほどの力もあるだろう」
ザンシャイン
「それだったら貴方も...」
ダメタル
「いや、今の俺は...プレッシャーに勝てる気がしない」
ザンシャイン
「...分かった」
エストパルク
「決まったか?」
ザンシャイン
「ああ」
ガング
「本当にいいの?」
ザンシャイン
「メタルポリタンに頼まれたんだ、断るわけにもいかない」
ザンシャイン
「それに...私自身が抱えているプレッシャーというものを見ておきたい、そして...ヒーローとして越えたいんだ!」
エストパルク
「分かった...」
ザンシャインはベッドに仰向けになる
ザンシャイン
「ところで、どうやって眠るのですか?」
エストパルク
「もちろん、このメット状の装置を被れば自然に眠りにつける、あとは私が君の脳を辿って恐怖を具現化するだけだ」
ザンシャイン
「そうか...よろしく頼む」
ザンシャインがメットを付けると、あっという間に眠りにつく
エストパルクが装置を押すと、天井からモニターが飛び出す
エストパルク
「閃光騎士ザンシャインの抱えるプレッシャー...それが今明らかになる!」
ダメタル
(...負けるなよ、ザンシャイン。)