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スーパーダメタル英雄嘆(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 154ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ダメタル英雄嘆 オモチャ 
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*77*

エストパルクはレジェンドエリアの奥にある、1つの大きなベッドのある場所へ連れてくる

エストパルク
「私の試練は『プレッシャー』だ」

たくっちスノー
「プレッシャー?」

エストパルク
「ここにあるのは夢をコントロールする装置で、細かい調整をすることでヒーローになりきることが出来る」

エストパルク
「私はこれを改造し、好きなように夢を調節することも可能にした」

たくっちスノー
「つまり、ifルートを一時的に体験出来る装置ということか」

エストパルク
「時空監理局から言えばそういうことになる」


「へー、レジャー施設としては結構面白そうじゃない」

ダメタル
「なるほど...これを使って夢の中で出された試練を乗り越えろ、ということか」

エストパルク
「そう、お前達の心の奥底で抱えているもの、不安、恐怖、プレッシャー...それらを生で体験し乗り越える、それが私からの試練だ」


「なるほど、これは手強そうだ...誰がやる?」

エストパルク
「見ての通り、装置は一個だけしかない...慎重に選んでくれ」

菖蒲
「誰がやる、白とかやるか?」


「白がプレッシャーを感じると思うか?」

菖蒲
「それもそうだな」

たくっちスノー
「じゃあ自分...は、後にしておこう」

亜区里
「ワシもそういうのには興味ない、ウールディアやリューウェンはサイズが合わない...」

ダメタル
「ザンシャイン、出来るか?」

ザンシャイン
「...何、私が?」

ダメタル
「お前は勇敢だ、恐怖にも打ち勝つほどの力もあるだろう」

ザンシャイン
「それだったら貴方も...」

ダメタル
「いや、今の俺は...プレッシャーに勝てる気がしない」

ザンシャイン
「...分かった」

エストパルク
「決まったか?」

ザンシャイン
「ああ」

ガング
「本当にいいの?」

ザンシャイン
「メタルポリタンに頼まれたんだ、断るわけにもいかない」


ザンシャイン
「それに...私自身が抱えているプレッシャーというものを見ておきたい、そして...ヒーローとして越えたいんだ!」

エストパルク
「分かった...」

ザンシャインはベッドに仰向けになる

ザンシャイン
「ところで、どうやって眠るのですか?」

エストパルク
「もちろん、このメット状の装置を被れば自然に眠りにつける、あとは私が君の脳を辿って恐怖を具現化するだけだ」

ザンシャイン
「そうか...よろしく頼む」

ザンシャインがメットを付けると、あっという間に眠りにつく


エストパルクが装置を押すと、天井からモニターが飛び出す

エストパルク
「閃光騎士ザンシャインの抱えるプレッシャー...それが今明らかになる!」

ダメタル
(...負けるなよ、ザンシャイン。)

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