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＊紹介文／目次＊

重なる世界の続編小説です。一応、ドラクエXの二次創作ですが。全く違った世界が広がってます。ご了承ください。
前作が完結にあるので、よんでみてくださるとありがたいです。

主人公
【名前】雨祢氷見弥
【性別】男
【年齢】13

簡易あらすじ
魔物や多種族が暮らす、自然豊かなアストルティア。科学が発展した、グリーディア。異質な二つの世界を行き来してしまった、九佐駄男は二つの世界を一つにしてしまう。
そんな現象から二十年、引きニートの主人公は、異質な世界の異質で平凡な暮らしを行っていた。感情、それを巡る感情の葛藤に、少年は迷いだす・・・。

10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～ 100～ 110～

＊109＊

終章引きニート感情論

「いい加減にしろぉぉおおっっ！！」
声は響く。
「全く、弱いのう？ケフフ。」
ただ、叫ぶ。
「何故、いやなんで！？何がしたい！？人を殺し、人の不幸を作り出す。そんな、理不尽なことを、何故行うんだよ！！人に恨みでもあるのかよ！！僕達が・・・」
涙がこぼれる。
「何をしたんだよぉおっっ！！！！」
喉が痛い。体が痛い。心が痛い。
悲痛、まさに悲痛な叫びだった。
「・・・ケフフ、僕達・・・、僕達か・・・。」
「なん・・・なんだよ・・・。」
沈黙し、そして声は語り出す。学李は笑い、僕は泣く。
「愚か、まさに愚か。僕達？自分は仲間とともにいたとでも言うのか？滑稽じゃな。考えるといい。お前は一年外界に触れていない。浮き世を生きてはいない。人との関係を断ったお前に仲間などいない。間近に会うこともしない人間が仲間だと。愚の骨頂だな。考えてもみるのじゃな、お前さえいなければあの主人は死ななかった。その二人も、いつも通り。日常を送れただろう。生きていけただろう。お前さえいなければ・・・。」