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弐章仮想世界の推論
人形、それは物。
人形、それは道具。
人形、それは玩具。
人形、それは心を持ちえない。
なら、人という器が心をなくしたなら。
其れは、生命なのか。
人形なのか。
もし、心が人であることを示すなら---
人は、生命であるのだろうか?
そもそも、命という定義は、人にしかないのだろうか?
生きる、それは行為でなく--------
現象なのだろうか?
この世界、なぜ人はいる。要る。居る。
真に救い難く、真など無い。人形を作りださんと欲するなら、使う物は 創造せし者か。
欲したものか。
どちらも、変わらない。救えない。そうだろう?
希代の賢人として、知を捨てし者よ。
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