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弐章仮想世界の推論
「氷見弥ぁああああ!!」
視界に写る圭の姿。なぜだろう、ちょっと霞んできた。
あ、そうか。裏切り者とやり合って、それで、同時討ちか。
体が、動かない。脳の指令を受け付けず、拒否しているみたいだ。
「ここで・・・終わりか・・・」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い居たい痛い痛い。
居たい?居たい・・・
まだ生きていたいのか僕は。それとも、この場所に居たいのか。
違う。違うよね。そう、
「あの二人と、仲間でいたい。だから、だから。
死ねないんだ!!」
「氷見弥!」
そう、僕の居場所はここしかない。この二人がいなきゃ意味がない。死んでも、ここしか居場所はない!!
「ゲームクリアです。」
ということは・・・
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