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*28*
弐章仮想世界の推論
そこは広いとは言えずとも、美しい部屋だった。そこにいた人物を除いて・・・。
「良くたどり着いたものだ。ケフフフ、見事だのう。」
「誰・・・だよ。・・・じじっ・・・!?」
腹から止めどなく出る赤いものを僕はぶちまけた。かなり、限界・・・生きてるかも曖昧な気がする。
「時間がなさそうじゃな。なら、早めに済ましてしまうか。お前ら三名、
一人を選べ、そいつがクリアとなる。」
「ふざけんなよ、てめぇ・・・」
「ほれほれ、一名死ぬぞ。」
あぁ、これが現実か。こんなじじいに踊らされるなんて。
意識が・・・
「・・・ほ・・・そいつを・・・」
「・・・わり・・・やっ・・・おま・・・おいて・・・」
「・・・同・・・」
そうだ、僕を捨てて、
「・・・氷見弥のクリアじゃ・・・。」
え・・・なんて・・・
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