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四章残された希望論
僕は賢者として治療を続けていました。ですが、傷跡が未知のもの・・・。
そう、君の世界の機械兵器によって残されたもの。銃や大砲なんてものは、僕の世界では空想上のもの・・・。
二つの世界の違いは、そんなところ。あとは、君の居るはずの世界は魔物が居なかったんですよ。
その時、僕は一つの仮説を考えました。
我々の世界では、種族と対等な関係を築いた人は本来、
最も至高な生物ではないかと・・・。
人は、羽や角。尻尾などが無く、我々から見れば脆弱。しかしそれは、逆説的に考え、そして君の世界に種族が居ない事を照らし合わせれば分かります。
我々は、人の特殊な個体でしかない。
人は、感情と高い知能により、協力や兵器の開発までできる。
生物の中で、最も脆弱に近い存在でありながら、覇権を握る生物であると。
世界は、人が覇権を握り。それ以外の知識を持った我々を疎外するように、動いていました。
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