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引きニート感情論 完
作者: 火羅 ◆t2Fwfd0vJs  (総ページ数: 115ページ)
関連タグ: ドラクエ 二次創作 重なる世界続編 
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五章空虚な持論

僕はどれほど倒れていたのだろう。それは分からない。ただ、頭に残るアオバの記憶。まだ混乱しているが、印象深いことは大分分かった。
まずは、父さんの研究について。父さんは、種を残す。つまり、エルフの滅亡を防ぐために研究していた。結果、一つの魂に二つの体を持たせ、死期を延ばすのが限界だったらしい。
二つ目は、狼さんについて。彼はエルフ、いや、種族全てを惨殺している。アオバの記憶の中でさえ、死体を踏みしめて冷笑していた。武器は双剣らしい。恐ろしく、黒い双剣。彼は記憶のなかで、単身で軍に突っ込み、撃滅を行っていた。
敵ならいいな、とかいわれたけど。会いたくない。僕、秒殺になるかな・・・。一秒、持つ気がしないや・・・。
さらに気になったことが一つ。彼は武器を使っていたが、格闘も行っていた。体術も凄いがそれよりも・・・。
蹴りで体を引き裂いていた。いや、体だけじゃない。下手すれば武器も盾も・・・。そして、蹴る瞬間、
“黒い靄”のようなものが足を覆っていた。
さらに、魔法の火炎や氷塊にいたっては、靄が体を覆っていた。火炎や氷塊には、狼さんの形の穴が開いていた事も考えると・・・。


会ったら勝てないわーw

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