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五章空虚な持論
「そういえば、此処って・・・。」
記憶を手繰る。たしか、父さんとアオバが初めて会った場所・・・、じゃない。二回目に会った場所だ。
「・・・え?」
此処、アオバの故郷?というより、隔離された大陸?
たしか、エルトナ大陸。しかも・・・、世界樹の・・・丘・・・。
「なら何故、僕は生きているのだろう?」
たしか、土地は魔障で汚されて・・・!?
その時、頭上が光った。暖かい光と、優しい風、僕が聖域にいることを実感させていた。
声が、聞こえる。
『人の子よ、聞いてほしい。今、エルトナの大地は汚れている。この丘以外に、清浄な土地はない。そして、この地もいずれ・・・。
この大陸を、大陸に生けるものを、アストルティアを、
救ってくれ・・・。』
聞こえなくなる声。この大木、いや霊木の声だったのだろうか。
・・・。
引きニートに世界を任せて良いと誰が言うだろうか・・・。
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