完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~

*39*

「第24話育て屋さんとストライク」パート1

 ズイタウンのポケモンセンターにあるポケモン専用のベッドで、ベトベターはスヤスヤと寝ていた。ジョーイさんに点滴をしてもらったあとしばらく安静するためゆっくりしていた。
「ふふ・・・」
 アイコは穏やかな寝息を立てるベトベターを見てにこやかな顔をした。その時、
 ズドーン!!
 突然、外から何かが暴れている音や叫び声が聞こえた。
「な、何?!」
 アイコは急いでポケモンセンターを出た。外へ出ると、そこには地面ポケモンのサイドンが雄叫びを上げて前進していた。だが普通のサイドンとどこか違う。全身に強制ギプスのようなプロテクターを付けていた。
「アイコ!」
「コウキくん!」
 そこへコウキが駆けつけた。
「君もここへ。てのんきに言ってる場合じゃないね」
「うん、早く止めないと」
 アイコはモウカザル、ムクバード、ゴローンを。コウキはハヤシガメとユンゲラーを繰り出してこれに立ち向かった。
 サイドンは片手を上げて、爪攻撃に出た。モウカザルはこれをかわすと、アイコの指示でねこだましをしてサイドンを怯ませた。ムクバードがでんこうせっかで奇襲をかけた。
「ハヤシガメ、とっしんだ!」
「ヤッシ!」
 コウキの指示でハヤシガメはとっしん攻撃に出た。しかしサイドンに掴まれて投げ飛ばされてしまった。サイドンがロックブラストを放った。
「ユンゲラー、リフレクター!」
 コウキの指示でユンゲラーはハヤシガメの周囲にリフレクターを張ってこれを守った。ハヤシガメは着地してはっぱカッターを飛ばしたが、サイドンはかえんほうしゃを吹いてこれを燃やした。
「サイドーン!」
 サイドンは穴を掘って地面に隠れた。モウカザルたちはどこに出てくるか警戒した。そして、凄まじい音が響いて地面が陥没した。
「モカーっ!」
 モウカザルとゴローン、ハヤシガメはこれにはまって動けなくなってしまった。陥没した地面からサイドンが出てきた。
「モウカちゃん、ゴロちゃん!」
「ユンゲラー、テレポートだ!」
 コウキの指示でユンゲラーがテレポートを三匹に放った。モウカザルたちは一瞬でワープして地に着いた。サイドンも普通の地面に足を付いた。
「皆、一斉攻撃だ!」
コウキの指示でモウカザル、ハヤシガメ等五匹のポケモンたちはサイドンに向かっていった。しかしサイドンは角に力を溜めると、衝撃波を放って五匹を吹っ飛ばした。その凄まじいパワーにモウカザルたちの体力は限界に来ていた。
「く、何て強いんだ」
「このままじゃ・・」
 アイコとコウキはどう戦えばいいか必死で考えた。その時、民家の上に、何かがいる気配に気づいた。それは・・・。

38 < 39 > 40