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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第27話トバリジム、vsスモモ」パート3

アイコ現在の手持ち
モウカザル(戦闘中)、ストライク、トゲピー、フワライド、ベトベター、ムクバード

「モカーっ!」
 モウカザルがひのこを吹いた。それをルカリオに飛ばして攻撃した。
「ガウ!」
 ルカリオは首をひねると片手でひのこをガシっと掴んだ。全く熱さを感じない余裕な顔をすると握り拳を開いて息をフーっと吹きかけた。手から煙が吹いた息の方へと飛んで消えた。その程度か、とルカリオはニヤリと薄ら笑いを浮かべた。モウカザルは憤慨した。今すぐに殴りかかりたかったが、
(こらえて!)
 アイコがそう呼びかけようとしたのでこれをこらえた。
「ルカリオ、はどうだんです!」
 スモモの指示が飛んだ。ルカリオが波導の力を使ってはどうだんを飛ばして来た。
「モウカちゃん、ほのおのパンチよ!」
 アイコの指示でモウカザルは握り拳を作ると炎のエネルギーを溜めてほのおのパンチを作った。そしてルカリオのはどうだんを炎の拳で叩き割った。
「ガウ」
 ルカリオがやるな、と微笑を浮かべた。するとボーンスラッシュを手に取った。モウカザルは構えた。だが、骨のブーメランを投げてこようとしない。何をしようというのか。モウカザルとアイコが首をかしげると、ルカリオが骨のブーメランに何かの力を溜めていた。いや、エネルギーを溜めているといっていいかもしれない。
「まさか・・・!」
 アイコがハッとしたその時、ルカリオがオオーっと、声を上げた。そして骨のブーメランを波導の炎が繋いだ。ルカリオは骨のブーメランを振り回した。骨は繋がっていてヌンチャクのようになっていた。そう、ボーンスラッシュのヌンチャクを作ったのだ。
「ヌンチャク?!」
「モカ!」
「ルカリオ、一気に攻めるのです!」
「ガウウ!!」
 ルカリオはヌンチャクをブンブン振るって攻めていった。骨のヌンチャクがモウカザルに迫った。モウカザルはそれを必死にかわしていった。
「オオオーっ!」
 ルカリオがヌンチャクを叩いて衝撃波を飛ばした。モウカザルはこれをかわすとマッハパンチで攻撃に出た。だが、ルカリオは骨のヌンチャクでガードした。
「オオオーウ!」
 ルカリオはヌンチャクでモウカザルを縛り上げた。そして投げ飛ばしてモウカザルにダメージを与えた。モウカザルは擦り傷を受けながらも立ち上がった。
 ルカリオはヌンチャクを振るって構えを取った。モウカザルも、何か武器はできないかと考えた。その時、モウカザルの目にある物が浮かんだ。それはジム内にあるサンドバッグだった。モウカザルはハッとひらめいた。ルカリオがヌンチャクの衝撃波を飛ばして来た。モウカザルはそれをかわすと、サンドバッグの鎖を引きちぎった。そしてサンドバッグに炎を吹きかけた。サンドバッグはボウボウと燃えて炎のサンドバッグになった。
「まさか!」
 スモモとルカリオはギョッとなった。サンドバッグは熱い炎の分銅になった。反撃開始である・・・。

パート4に続く・・・。

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