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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第36話雪降る雪原、怒れるマンムー!」パート1


アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ムクホーク、トゲキッス、スカタンク、フワライド、リオル(手持ちチェンジ)


 ギンガ団は湖に眠るポケモンたちを奪い去ろうとしていた。アイコはエイチ湖に向かうべく行動した。ハクタイシティの211番道路に続くテンガン山の内部に入り、216番道路に到着した。

〜216番道路〜
「ゴッキュシュ!!」
 ゴウカザルは火が混じったくしゃみをはいた。216番道路はとてつもなく寒い場所だった。シンオウ地方の最北端ゆえか猛吹雪が吹いていてあたり一面が雪景色に覆われていた。その吹雪の中をアイコとポケモン達が歩いていた。
「ゴキ、ゴキゴキャゴキ!」
 うー、寒い!寒い寒い寒い何だここ、寒いなチクショー、とゴウカザルが言うと、
「ウガー、スカスカスカーン!」
 うるっさいねえ、こんな所で暑かったら変でしょうが!とスカタンクが吠えた。
「ゴキゴキ、ゴキャ?」
 へ、お前メスだったのかとゴウカザルが言った。
「スカーン、スカスカンガガ!!」
 失礼しちゃうねえ、こんな形だけどこれでも乙女なんだよ、とスカタンクが言った。
「ゴキゴキャ」
 ゴウカザルはこの前のジム戦は最高に良かったぜと言って戦いを振り返っていた。ミオのトウガンとの戦い、初戦のダブルバトル、最後のバトルなどを仲間と共に思い出していった。
「フワーン、フワフワ」
 チームワークも最高に良かったよね。最初のムクちんとの相性も調子が良くてさ、とフワライドが言った。
「ホーク、ムックホーク?」
 ムクホークがムクちんとは何だと戸惑っていると、フワライドはムクちんはムクちんでしょと肩に触手を伸ばして回した。
「ンガーウガウガ」
 スカタンクがバカは相手にするなと言った。フワライドは今にも呪ってやろうかと黒いオーラを纏ったがトゲキッスになだめられて怒りを抑えた。
「ゴキゴキゴキ!」
 ゴウカザルがイキイキとトリデプス戦を語りだした。実力を出し合っての激闘、突進攻撃で落とされるかの息を呑んだ展開。だが最後に決めたのは自分だ、とゴウカザルは自分に指を指して言った。
「ホーク」
 自慢するよりあれを見たらどうだ、ムクホークがアイコの方に羽を刺した。よく見ると、アイコはとても寒そうに肩を寄せていた。ミニスカで腕を露出した衣装なためにここではとても寒く感じた。
 それを見たゴウカザルはアイコに後ろから抱きよって自分の炎で温めた。トゲキッスやフワライドたちも近づいてアイコを温めようとした。
「ふふ、ありがとう、皆」
 アイコは嬉しくなってポケモン達に感謝した。
「素晴らしい絆ですね」
 そこへ一人の少女が声をかけた。振り返ると鼻に絆創膏を貼り雪中を裸足でルカリオと共に歩く少女。
「あ、スモモさん!」
「お久しぶりです」
「クワン!」
 ジムリーダーのスモモはルカリオと再会の挨拶をした。
「この雪の中をどこへ?」
「実はこれからキッサキシティに向かおうと思いまして、修行も兼ねてここを歩いていたのです」
「キッサキシティで何をするの?」
「はい、久しぶりにスズナさんに会おうと思いまして」
「スズナさん?」
「キッサキシティのジムリーダーです。氷タイプの使い手でよくお手合せをしている中です。それからおしゃれのことも・・・」
 スズナが喋っている中でルカリオは何かの異変を察知した。そして一人でに歩き出した。
「どうしたの、ルカリオ?」
 スモモはこれに気付いてルカリオに声をかけた。ルカリオは地面に手を付けて波導を集中させた。いる、何かがこの地面の中にいる。
「スモモさん、何かあったのかな・・・」
「ルカリオ。アイコさん、戦う準備は出来ていますか?」
「え、出来てるけど・・・」
「決ます!」
 スモモとルカリオは何かの気配が近づいていることに気づいた。地面が揺れる音が響き、そして凄まじい音を立ててそれを雪原から現れた。
「バオーーーン!」
 現れたのは2本キバポケモンのマンムーだった。マンムーは鼻息荒く雄叫びを上げてアイコたちを睨みつけた。
「あのポケモン・・・!」
「どうやら、地面に隠れていたようです。気をつけてかかりましょう!」
 アイコとスモモは戦いに入った。ルカリオ、トゲキッス、ゴウカザル、フワライドに攻撃の指示を出した。ルカリオとトゲキッスははどうだんを、ゴウカザルはかえんぐるまから炎の衝撃波を、フワライドはシャドーボールを飛ばした。これで決まるのか・・・。


パート2に続く・・・。

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