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ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
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「第39話キッサキジム、VSスズナ」パート2

アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ストライク、ゴローン、リオル、ベトベター(戦闘中)、ゴルバット(戦闘中)


「ベトちゃん、ヘドロこうげきよ!」
「ベト〜」
 アイコの指示でベトベターはヘドロこうげきに出ようとした。
「来たね、ユキカブリ、あれで行くよ!」
「ユキ・・」
 スズナの指示でユキカブリは後ろを向いて背中を見せた。アイコは何をしようというのかと首をかしげたが、ベトベターに攻撃をさせようとした。
「発射!」
 スズナが指示を出すと、ユキカブリの背中に付いていた木の実がミサイルのように飛んできた。
「おお、こんな戦法があったのか!」
「なんか凄すぎ!」
 観戦でマキシとナタネはユキカブリの意外な攻撃に驚いた。
「よけて!」
「ベト〜!」
「キーっ!」
 アイコはかわすように指示を出した。ベトベターは体を後ろに反らしてこれをかわした。ゴルバットも羽ばたいてこれをかわした。ユキカブリは再び木の実のミサイルを飛ばして来た。チャーレムもれいとうパンチを振るってゴルバットに向かってきた。
「もう一度よけて!」
 ベトベターは木の実のミサイルをかわそうとしたが、よけきれないと分かって口を開けて木の実ミサイルを食べてしまった。
「ベト〜」
 木の実の食感が美味しかったのかベトベターは嬉しそうな顔をした。
「どう、ユキカブリの木の実はアイスキャンディーのような感じがするのよ」
 スズナは自信たっぷりにユキカブリの生態を説明した。
「あれ、食べれるんデスかー?」
「どうやら、そうみたいだね・・・」
「私、食べてみたい・・・」
 ヒョウタとメリッサは初耳だったが、ナタネはよだれを垂らして食べたそうな顔をした。
「と、本番だったね。ユキカブリ!」
「ユキ・・・!」
 スズナの指示でユキカブリは再びミサイルを飛ばして来た。ベトベターは木の実を食べていて今度はよけきれず直撃してしまった。
「レム!」
 チャーレムはかみなりパンチを飛ばして衝撃波を飛ばして来ると、ゴルバットは上空に羽ばたいてこれをかわした。
「ゴルちゃん、つばさでうつよ!」
 アイコの指示で急降下してつばさでうつに出ようとした。
「チャーレム、ねこだまし!」
 しかし、スズナの指示でチャーレムがねこだましをしたため怯んでしまった。直後にれいとうパンチを受けた。
「ゴルちゃん、エアカッター!」
「キーっ!!」
 スズナの指示でゴルバットはエアカッターを飛ばしてユキカブリとチャーレムを攻撃しようとした。
「ユキカブリ、ふぶきよ!」
「ユキ〜・・・!」
 スズナの指示でユキカブリはふぶきを飛ばして来た。ふぶきはエアカッターを吹き飛ばしてゴルバット達の方へ帰ってきた。ゴルバットとベトベターはこれをくらってダメージを受けた。
「ふぶきをこんなふうに使うとはね」
「さすがはスズナさん、強いですね」
「さあアイコちゃん、どう出る」
 ヒョウタ、スモモ、トウガンが見守る中、アイコはどう出るか考えた。
「ベトちゃん、ヘドロばくだんよ!」
「ベト!」
 アイコの指示でベトベターはヘドロばくだんを飛ばしたが、チャーレムが前に出てれいとうパンチの冷気でこれを防いでしまった。
「チャーレム、ほのおのパンチ!」
「レムーっ!」
 スズナの指示でチャーレムはほのおのパンチで地面を叩き炎の衝撃波を飛ばしてベトベターとゴルバットにダメージを与えた。
「く、どうしたら・・・」
 押されている、アイコは二匹が追い詰められていると感じた。
(考えてアイコ、どうすればいいのか・・・)
 アイコはどう打開すればいいのかを考えた。するとアイコの脳裏にユキカブリのミサイルが浮かんできた。
「そうだわ、ベトちゃん、ちいさくなるよ!」
 アイコの指示でベトベターは小さくなった。
「ゴルちゃん、ベトちゃんを乗せて!」
 ゴルバットは小さくなったベトベターを乗せると、ユキカブリ達に向かって行った。
「何に出るの・・・?ユキカブリ、チャーレム、寄せ付けちゃダメよ!」
 スズナはチャーレムとユキカブリに木の実ミサイルとれいとうパンチの冷気を飛ばして寄せ付けないようにした。ゴルバットは羽ばたいてこれらをかわしてチャンスを窺った。
「今よ!」
「キーっ!」
 アイコの合図でゴルバットはベトベターを振り落として遠くへと羽ばたいて飛ばした。そしてチャーレムの方へと降りてチャーレムのれいとうパンチをかわしていった。
 ユキカブリもミサイルを飛ばして援護に出た。そこへ小さいままのベトベターがユキカブリに近づいて来た。ゴルバットがユキカブリとチャーレムの間に入った時、
「ベトちゃん!」
 アイコの言葉に応じて、ベトベターは大きくなってユキカブリの前に現れた。
「ユキ?!」
 ユキカブリは驚いて、ミサイルを飛ばしてしまった。ゴルバットが上空へと飛ぶと、目の前にはチャーレムがいた。チャーレムはよけきれずにミサイルを直撃してしまった。
「なんと!」
「この手に出るとは予想出来なかったなーっ!」
「今よベトちゃん、ゴルちゃん!」
 アイコの指示でベトベターはどくづきをしてユキカブリを、ゴルバットはエアスラッシュをしてチャーレムを倒した。
「うう、戻って!」
 スズナは負けた二匹をボールに戻した。一方、勝ったベトベターとゴルバットは体が光出してベトベトンとクロバットに進化した。
「やった〜、進化した〜!」
 二匹の進化をアイコはジャンプして喜んだ。
「やるじゃない、今度はとっておきのポケモンで相手をしてあげる!」
 スズナはボールを投げて、最後の切り札であるユキノオーを繰り出して来た。
「私はこれで・・・」
 アイコはゴウカザルを出して挑もうとした。しかしその途中、ボールからリオルが出てきたのだった・・・。

パート3に続く・・・。

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