完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ポケモンストーリー ダイヤモンド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: ポケモン ダイヤモンド バトル 冒険 恋愛要素 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~

*96*

「第43話ナギサジム、VSデンジ」パート2

アイコ現在の手持ち
ゴウカザル、ルカリオ、ムクホーク、エムリット、ゴローン(戦闘中)、ストライク(ひんし)

「ゴロちゃん、ストーンエッジよ!」
「ゴローン!」
 アイコの指示でゴローンがストーンブラストに出た。
「かわせ!」
 デンジの指示でライチュウはジャンプしてかわした。そしてライチュウはアイアンテールでゴローンを攻撃した。ダメージを受けたゴローンは後退した。
「ライチュウ、あなをほれ!」
「ライラーイ!」
 デンジの指示でライチュウは地面に穴を掘った。
「ゴロちゃん、こちらもあなをほるのよ!」
「ゴロ!」
 アイコの指示でゴローンも穴を掘って地中に潜った。地中を潜った二匹はジムの地下道に到達した。薄暗いかすかな明かりが灯る中でゴローンとライチュウの戦いが始まった。
「ゴローン!」
 ゴローンはころがるをしてライチュウに迫った。しかしライチュウはゴローンを掴むとこれを投げてジャンプしてかわらわりで地面に叩き落とした。
「ゴロ!」
「ライライー?」
 ゴローンが怯んでいるとライチュウはその程度かい、と挑発した。ゴローンはまだだ、とロックブラストを三回飛ばしたが、ライチュウはこれを叩き落とした。
「ゴロ!」
 ゴローンはじしん攻撃を放とうとした。だが、すぐにハッとした。ここはジムの地下である。ここでじしんを使えば地番沈下が起きてジムが崩落し、大事故になってしまうかもしれない。そしたらアイコも・・・。それを考えると、ゴローンはじしんを出せなかった。
「ライチューウ!」
 ライチュウが再び穴を掘った。そしてゴローンの背後に現れて攻撃、そしてアイアンテール、かわらわりと立て続けに攻撃をしてきた。そして・・・、

「どうなっているの?」
 地面の中で何が起こっているのか、アイコは予想できずにいた。一方のデンジは冷静な表情を崩さなかった。
ドゴーン!
 地面からライチュウが出現した。しっぽで何かを叩いてアイコに飛ばして来た。それは力尽きたゴローンだった。
「ゴロちゃん!」
「ゴロ・・・」
 アイコはゴローンの敗北に気付いてゴローンをボールに戻した。
「どうしたんだい、君の力はオーバが言うほどじゃあないのかい?」
「く、今度はこの子で!」
 アイコは最後の一匹としてエムリットを出した。伝説のポケモンで挽回していこうとしたのだ。
「では、俺も一番の切り札で相手をしよう」
 デンジはライチュウを戻して切り札のポケモンを繰り出した。
「ウウウ、レーン!!」
 出てきたのは黒いたてがみをしたでんきポケモンのレントラーである。レントラーは鋭い眼光でエムリットを睨みつけた。
「君の残りはあと一匹。これを倒せば俺の勝利だ」
「絶対に負けない。エムリットちゃん、行くよ!」
 アイコの意志を受けてエムリットはレントラーに向かって行った・・・。

パート3に続く・・・。

95 < 96 > 97