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しりとりシリーズの『その後』
作者: 彩都  (総ページ数: 108ページ)
関連タグ: しりとり 短編集 長編 ミステリ 推理 多ジャンル 
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 しりとりシリーズ 『練り物』の『その後』

 ふむ、久し振りの方は久し振り、知らなかったら知らなくて良い、私の名前は田中だ、『いや、誰だよっ!?』ってツッコミは良いから、私の話を聞いて欲しい。
 えっ? 話なんか聞きたくない? 練り物は嫌いだ? まぁ、良いだろう、人には好き嫌いもある、別に強制したい訳でも無いからね──

 さて、私が竹輪──読みは『ちくわ』だ、覚えておく様に──を愛したのはざっと数年前、ある年の冬の事だった──私はその時は他の練り物が好きだったのだ、だが久し振りに竹輪を好きにならされた、それは鍋の竹輪だ!!
 あの温めた時の柔らかさと言ったら!! あぁ、もう食べたくなってきた、それではまた今度、会おうか? えっ? 会いたくない? ……分かったよ、もう君にはなるべく会わない様にするよ……それじゃあ! 私は練り物の素晴らしさを広める為に移動する事にしよう、さらばだ!!

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