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しりとりシリーズ 『脳波』の『その後』
おいおいおいおい! どういう事だよ!? 何で私があの研究所に呼び戻されなきゃならんのだ! と自分は心の中で叫びながら昔自分が研究していた研究所に戻る、何でこうなったかは、数時間前に戻る──
「ふぅ、、子犬や子猫は可愛いなぁ、もう目に入れても痛くない──とまぁ、表現上の言い方だが、本当に痛いので止めておく、爪とか地味に痛そうだし」
自分はそう言って、欠伸をした、するとポストに何かが投函される音がする、何が投函されたのだろう? そう思いながら玄関に向かう、自宅のポストはアパートの様に、ポストがドアに引っ付いているタイプだ、そのポストを確認すると、『昔所属していた研究所』の名前が記されていた、内容は『急いで来て下さい!!』という内容だった。
何なんだよ、自分は自由に暮らしてしている、と言うのに……
「何なんですか? 所長?」
自分がそう言うと、昔所属していた研究所の所長が言う。
「えーと、簡単に言えば、もう一度此処で働いて欲しいんだ、無理なのは分かっている、だが情報を漏らした馬鹿がいたからな──頼む!」
そう言って所長は土下座する、確かに自分は辞めた身だ、だが所長がここ迄するとは……はぁ、仕方ない、やりますよ。
「分かりました、だけど、その分給料を上げて下さいね?」
自分がそう言うと、所長は驚いていた。
「本当に良いのかい?」
「えぇ、良いですよ、最近退屈で困ってましたし──いい暇潰しになれるでしょう?」
自分がそう言うと、所長は驚いていた。
はぁ、明日から、大変だ──そう思いながら溜息を吐く、さぁ、明日から頑張ろう、厭々。
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