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しりとりシリーズ 『陽日』の『その後』
「起きます、置きます、擱きます」
自分はそう言いながら文字をつらつらと書き始める。
今日は暇だから、文字を書く事にしたが、案外辛い、千文字を書くと言うのは相当辛いんだな、と感じながら、文字を書いていると妹の陽日が帰ってきた。
「ただいまー」
「あぁ、お帰り、どうだった? 新しい映画の感想は?」
妹、陽日は今日公開の新作映画を友達と見てきて、帰ってきた所だ、すると陽日が言う。
「さぁ? あれは人を選ぶ映画だったね」
「成程、参考にしよう」
自分はそう言って、自室に戻った。
何とか陽日と俺は現在は中がよいが、昔は険悪だった。
だが今は仲良しなので、これでいい、こんな兄妹仲が続いたらいいなぁ、と思いながら自分は深呼吸をする、さぁ、もう文字を書くのは切り上げて、夕飯にしよう、自分はそう考えながら文字を書いていた紙をくしゃくしゃにして、ゴミ箱へ放る。
さぁ、もっと兄妹間を深めたいな、自分はそう思いながら溜息を吐く、今日の献立は何にしよう?
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