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【最終回】
『スーパーロボット大戦 ~青春は続くよどこまでも~』
渚
「いい加減に...しなさい!!」
渚は道端にある片手サイズの鉄屑を掴み、リーンの腕へと投げつける
リーン
「うわっ、どうしたの!?」
渚
「私がこの学園に来たのは、もう一度だけ学園生活を楽しむため...」
渚
「私の人生はクトゥルフによる侵略行為で僅かに狂ってしまったの」
渚
「でも!たくっちスノーさんは私にもう一度学校生活を味わう権利をくれた!だからここに来た」
渚
「ここでガイキングやジーグ達と仲良くなって、バーベキューに行ったり家で遊んだりもした!」
渚
「皆...私の大事な記憶!大事な歴史なの!!」
渚
「それを片手1つで消そうとするなら...貴方は私の敵!!」
渚
「校長先生...いや、緑風!私の学園生活を邪魔しないでっ!!」
リーン
「別に思い出なんてまた作ればいいでしょ、楽しいことは他にいっぱいあるんだし」
渚
「無いわよ!!あったとしても...皆と一緒に楽しみたいわよ!!」
渚
「最低!都合が悪いことは消して楽しいことだけ味わうなんて...」
渚
「ここのロボット達やアイアンカースも...そうやって捨ててきたんでしょ!?」
アイアンカース
「ウオオオオオオオ!!」
リーン
「.....?」
リーンは気も止めず、操作を再開する
「どうしてこだわりがあるのか、俺にはよく分かんないよ」
「まぁ、楽しみたいなら、まぁ好きにすればいいけど、俺も楽しみたいから」
リーン
「暴れるアイアンカースを止めるにはもう、心パーツを1から作り直すしかないんだよー」
渚
「作ったものに...責任は持てないんですか!?」
リーン
「責任?」
リーンは渚を見ながら、まるで幼い子供のように笑う
リーン
「責任って、なぁに?」
渚
「やめて!!」
たくっちスノー
【ノーザンクロス・ティー】
リーン
「!?」
たくっちスノーは魔方陣を展開し、リーンの手足を凍らせる
リーン
「たくっちスノー、これは何の真似?」
たくっちスノー
「悪いね緑風...僕さ、渚さんに頼まれたんだよ」
たくっちスノー
「もう一度、学園生活を...青春を味わいたいって」
たくっちスノー
「それに、友達の思い出を守りたいってなんか素敵じゃん...いい人だよ」
たくっちスノー
「だから僕は渚さんに味方するよ、それに...」
たくっちスノー
【責任感を知らない君のことが...少し嫌いになっちゃったんだよね】