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*117*
...数日後
渚はたくっちスノーと木原に呼び出され...
マサキ
「奴は時空修正機能を失った、もう止めることはできない」
渚
「...2019号以降が修正する可能性は?」
マサキ
「ゼロだ、メイドウィンの権限にもパスワードがあり、パスワードを知るのは世界を作った者のみ」
マサキ
「この世界を作ったのは2018号だ、気にすることもない」
渚
「...そう、良かった」
たくっちスノー
「その、ごめんなさい...貴方の望んだ生活を送らせることが」
渚
「いえ、イクサー1も度々言ってましたし...それに、この程度では挫けませんよ」
渚
「前だって色々と壮絶な目に逢いましたし」
たくっちスノー
「強いなぁ、貴方は...」
マサキ
「で、どうする?」
渚
「どうするって、そりゃ学園生活をこれからも送りますよ、まだ二年生なんだし」
渚
「友達も出来たし、やりたいこともあるし...ちゃんとあそこで卒業する気でいます」
たくっちスノー
「でも、君は...恨んでるんでしょ?緑風を」
渚
「まぁ、そうですけど...私、単なる地球人ですから」
渚
「イクサー1達みたいに、特別な力があるわけでもないし、一矢報いただけでも充分です」
たくっちスノー
「そうですか...」
マサキ
「なら問おう、普通から脱却する気はないか」
渚
「...えっ?」
たくっちスノー
「今日、君を呼んだのはこれを見せるためなんだ」
たくっちスノーは奥の部屋の明かりをつけ、ロボットを写す
水色で丸い形状の、見覚えのあるロボットが...
渚
「これって...イクサーロボ!?」
たくっちスノー
「地球人でも乗れるように作られたらしい、まぁ型落ち感はあるけど一人乗りだししょうがないよ」
マサキ
「イクサー系統はパートナー抜きだろうとそれなりの性能が出せる事は分かっているからな...」
渚
「それって...私専用の...イクサーロボ?でもそれは...」
たくっちスノー
「大丈夫、君の子孫がイクサーに後々『イクセリオン』っていう特殊な戦士の力を貰うことが分かっている」
たくっちスノー
「だから君がイクサーの力を少し使えても何の問題もないんだ」
マサキ
「...それにこの機体はイクサーがお前が使うことを想定して作った者だ」
渚
「イクサー1が!?」
たくっちスノー
「うん、あの人としても何か思うところがあったんだろうね」
たくっちスノー
「で、本題はここから...君に頼みたいことがある」
たくっちスノー
「もちろん学園生活と両立できる事だし、学業を優先してもらって構わない...だも今は貴方にしか頼めないんだ」
渚
「私にしか...」
たくっちスノー
「それは」
...
リーン
「どうしたの、加納渚」
渚
「2018型、どうせ言わないだろうけど聞くわ」
渚
「貴方を製造している工場は、どこ?」
リーン
「...やる気なんだ、まあ俺にはどうでもいいけど、俺からは言わないけどヒントあげる」
渚
「ヒント?」
リーン
「宝探しゲームみたいなものでしょ?」
リーン
「少なくともこの世界には、無い。」