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*12*
渚
「は、はぁ...」
ガイガーは何も語らず、じっと渚の顔を見る
ガイガー
「......」
イクサー1
「...?」
エクスカイザー
「気にしないでほしい、部長はおとなしいんだ」
ファイバード
「戦うときはすっごい叫ぶんだけどな」
渚
「へー...あの、勇者部って一体どんな活動をしているんですか?」
ファイバード
「そうだな...生徒が学校の規律を守るように見張りをしたり、リサイクルをしたり...まぁ、よくあるものさ」
渚
「なるほど、風紀委員みたいな...」
エクスカイザー
「何より、この学校は重火器や化学兵器を使用した喧嘩が絶えない、それらを制止するのも私達勇者部の役目さ」
ファイバード
「ガインも今ごろ、パトロールしているはずだよ」
渚
「ああ、この間の購買みたいな...」
ガイガー
「.....」
エクスカイザー
「それで、勇者部に入部は?」
渚
「とりあえず今日は、見学だけに...」
ファイバード
「そうか、無理強要はしないから今日はゆっくりしてってくれ」
イクサー1
「はい」
...
エクスカイザー
「では今日も、『この学園を昨日より良くしていくためにはどうするか?』を考えていこう」
ファイバード
「喧嘩が起きるのは購買エリアだな、週に4回は見かける」
エクスカイザー
「購買か...シャッターをもう少し分厚いものに要請...いや、これは先週もやったか」
ファイバード
「喧嘩の原因は精神パンの取り合い...そればかりは私達でもどうにもならないだろう」
エクスカイザー
「そうだな...どうすれば購買近くの喧嘩を止められるだろうか...」
ガイガー
「.....」
エクスカイザー
「部長は、どういう考えで?」
ガイガー
「.....」
ファイバード
「いつも通り...と」
渚
「...こんな会話を」
イクサー1
「...Zz」コクリコクリ
ガイガー
「...来る。」
エクスカイザー
「えっ?」
ガイガー
「敵が...来る!」
渚
「ええっ、て、敵ぃ!?」
ピンポンパンポーン
ガイガーが立ち上がった瞬間、校内放送が流れ、こう告げる
【緊急事態発生!ゾンダーロボ接近中!繰り返す、ゾンダーロボ接近中!校内に残っているロボットは直ちに避難せよ!】
エクスカイザー
「ゾンダーだと!?」
イクサー1
「ゾンダー...確か、遠い宇宙から地球に現れたと言う、機械生命体」ムクッ
イクサー1
「生物や機械に寄生して、ゾンダーロボになると言う」
渚
「まるでクトゥルフね...」
ファイバード
「まさか、部長は来ることを予測していて!?」
ガイガー
「...ガインを呼んでくるんだ」
ガイガー
「戦いだ!!」