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*75*
【第十四話】
『プログラムされたハッピーバースデー』
それから翌日、研究所は皆知っていることにされていた
新しい研究所は目立つところに置かれ、セーラさん達はOBということになっていた
これもイクサー1が言っていた「時空修正」という奴なのだろうか
イクサー1は気にしていなかったので、私も気にしないようにした...
しているんだけど...やっぱり、頭の奥では引っ掛かるものがある
...これが私の望んだ青春?
...
渚
「...」
D-1
「どうしたんだ渚?最近元気ないぞ?」
渚
「えっ?いや...そんなことないって!普通だよ普通!」
D-3
「そうかい?なーんかいつもと違うような...」
鋼鉄ジーグ
「ここ最近そんな調子だぞ?」
渚
「そうかなー?」
イクサー1
「渚...」
ガイキング
「もしかして...気にしてることでもあるのか?大丈夫だ!」
ダイモス
「ああ、俺たちがついている、遠慮なく相談しろ」
渚
「言えるわけないじゃない...」
ガイキング
「え?」
渚
「あっ、ううん、なんでもない!」
ザブングル
「ふーん...あ、そうだ、放課後に一人で来てくれないか?」
渚
「え?分かった...」
ガイキング
「お、愛の告白か?」
ザブングル
「違うやい!」
...
そして、放課後...
渚
「で、何なの話って」
ザブングル
「ゼオライマーって奴を知ってるか?」
渚
「ゼオライマー?」
ザブングル
「あの黄色い玉の入ってるロボット!」
渚
「あ、ああー!!あの教室の隅っこの!彼がどうかしたの?」
ザブングル
「あいつさ、グループでいつも一人なんだよな、一人で動き一人で帰ってく」
渚
「そういうのが好きなんじゃないの?」
ザブングル
「いいや!あれは寂しがってるんだ!俺の心はそう思っている!!」
渚
「.....それで?」
ザブングル
「全員で仲良くなる方法を調べたんだ...すると!」
渚
「すると?」
ザブングル
「一週間後に誕生日なんだってさ!!とはれば、やることはひとーつ!」
渚
「サプライズパーティー?」
ザブングル
「察しが早くて助かるよ!後は渚とイクサー1くらいだったからさ...もちろん来てくれるよな?」
渚
「えーと...全員来るの?」
ザブングル
「ああ、ガイキングもダイモスもジーグも...あとドラグナー三人にゴーショーグン、あのダンもOKしてくれた、後はその他大勢!」
渚
「...分かった、ちゃんと伝えておく」
渚はすぐにザブングルの所から去る
ザブングル
「ドライな子だなぁ」
渚
「...心」