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*95*
研究所...
リーンはガレージに沢山のロボットを乗せる
セーラ
「所長、どうして今でも開発を続けてるんですか?」
リーン
「そこに発明があるから!」
シャープ
「もうマガイモノの反応はないし、マガイモノメイカーもいないから、マガイモノキラー機体を作っても意味ないのに...」
リーン
「なーんかやめられなくって!」
セーラ
「はぁ...まったくこの人は」
リーン
「あ、そうだ...木原から心パーツの資料を作れって言われてたんだった」
リーン
「何年も作ってたなら記録を用意しろって怒られてさぁ」
セーラ
「それはそうですよ...心の研究...それって、かなり凄いことなんですよ?」
リーン
「そこまでかなぁ...ま、サクッとすませますか」
リーンは作業を止め、モニターを展開し文字を打ち込んでいく
リーン
「えーと心パーツは、最低限プログラムで喜怒哀楽を再現したものなんだ」
セーラ
「.....」
リーン
「で、生き物みたいな行動を取れるようになって、最終的には体が鉄で出来た一種の生き物のように...」
ジーク
「緑風」
リーン
「何?」
ジーク
「お前、何か怒りを感じたことはあるか?」
リーン
「怒り?なんで?」
ジーク
「例えばお前を殴ったとしてだ」ガスッ
リーン
「例えばじゃなくて実際に殴ってるよ君」
ジーク
「怒りが沸いたりしないのか?」
リーン
「うん」
セーラ
「じゃあ、泣けるようなことは?」
リーン
「玉ねぎ見てるとどうもねー」
シャープ
「真面目にやって!」
リーン
「だってしょうがないじゃん!別に怒るような事も泣くようなことも無いし」
ジーク
「お前、本当に心パーツついているのか?」
シャープ
「渚さんの話からして、パーツ自体に問題はなさそうだし...」
ジーク
「おい、お前もロボットだな」
リーン
「エクスロイド、近未来のスペシャル兵器だよ」
ジーク
「なんでもいい、心パーツを見せろ」
セーラ
「えっ、バラすんですか!?それはちょっと...」
リーン
「大丈夫大丈夫!未来ロボットはアトムみたいに上手く開けれるから!」パカッ
リーンは腹部を開き、心パーツの付いている機械部分を見せるが...
ジーク
「これは...どういうことだ」
セーラ
「えっ、あれっ!?」
シャープ
「ひっ」
リーン
「え、普通でしょ?」