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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権
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*11*
トール
「…………ガァァァ!!」
トールは間髪入れずにブレスを塊にして何発も発射するが、ジュラックはひらりひらりと回避する
ジュラック
「ブレス………だとぉ!?」
………
たくっちスノー
「恐竜のくせにブレスも使えないのか?」
松山
「使える世界もあるが、奴の世界はリアル系だからな」
小林
「恐竜が火を吹ける世界ってなんだよ」
………
ジュラック
「ブレス……翼が生えて中途半端なくせに、火なんてイカれてるものまで使えるのか」
ジュラック
「そんなものは生物じゃない………ただの化け物だ!!」
ジュラック
「踏み潰し、弱者を喰らい、生物を支配する………それが恐竜であり最強の生物だ!!」
…………
遠き昔………ジュラックがメイドウィンになったきっかけは単純なものだった。
恐竜。
古代に生きた自分より何百倍も大きい生物
大地を踏み荒らし弱きものを殺し、弱肉強食という価値観を生み出した。
ジュラックは恐竜を見たかった。
理由は単に、ロマンがあったから。
恐竜に憧れ、自らの……自分が作った生命に【恐竜を作らせる】ように世界を操作させた
恐竜に近づいていく事に、己の肉体も恐竜のように変化していき………
ジュラックの世界は現代に恐竜が生まれ変わり、大暴れし……歴史を大きく変えた
この記録はメイリンクしていたリアルワールドにて映画【ジュラシック・パーク】という形で残された。
その作品はリアルワールドにおける代表作の1つとなり、数十年経つ今もなお大勢に愛されるコンテンツになった
だが実の所、映画とは真実を避けるためのフィクション。
ジュラックの世界は映画とは大きく異なっている
映画のように都合よくいかないのが現実
恐竜は強かった………否
【ジュラックの世界の恐竜】は【リアルワールドで知られる恐竜】よりもはるかに強かったのだ
ティラノサウルスは戦車を容赦なく踏み潰し、トリケラトプスは爆弾を貫いて街を吹き飛ばしてもなお生存していた。
恐竜はあっという間に人類、鳥類、魚類、………自分達以外の全てを絶滅させた。
何故、恐竜は災害で絶滅したのか?その答えは単純だった
【災害でも起きない限り滅ばない】そして【滅ばなければ世界の方が壊れてしまう】から。
映画のジュラシック・パークシリーズは、【リアルワールドの恐竜の強さ】に変換されて生まれたモノなのだ。