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たくっちスノーZERO 〜ラグナロク〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権 
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*19*

ざわ……ざわ………


「ピクルだと………!?確か、ジュラ紀に居たという………」


「あのような危険な化け物を、メイドウィン相手に………!!」



ぬらりひょん
「あれがエンマ様の相手……なんて野蛮………なんて獰猛な………あれは最早人間ではなく、獣………」

エンマ達の席では、側近と妖怪達が戦いの行く末を心配していた………
先程の件もあってか、一方的に倒されることに不安を抱いて………


エンマ
(原始人か………人間は凄い昔から存在はしていたって聞くが、あれがそうなのか?)


ピクル
「ハァァァ………」

エンマ
(話は通じそうにないかも………ん?)


ティラノサウルス
「ぎゃおおおお!!」

突如ピクルの背後からティラノサウルスが!!


ジュラック
「このクズ生物が!!死んでしまえ!!」


エンマ
「ジュラック、てめぇ!!」


ピクル
「!!」

だがピクルは臆せず、

ティラノサウルスに迫り

噛みつき




捕食した


ジュラック
「え?」




たくっちスノー
「馬鹿だなあいつ…………さっきの説明聞いてなかったのか」

たくっちスノー
「あいつは恐竜食って生きていたんだよ」


ピクル
「…………」

ピクルは血まみれになりながら、誰にも目を留めずティラノサウルスの肉を貪る


「ひええ………」

「なんて下品な、神の戦いで………」

メイドウィン
「いや、ジュラックがティラノけしかけるからでしょ」


エンマ
「お、おい………ピクル?」


ピクル
「!」

エンマの存在に気づいたピクルは、ティラノサウルスの肉をその腕で千切り


そのままエンマに向かって差し出した

エンマ
「…………くれるのか?」スッ


エンマ
(………食えなくはないな、肉だし)


………


メイドウィン
「たくっちスノーさ、ひとつ聞いていい?」


たくっちスノー
「なんだよ」

メイドウィン
「ピクル………現代が蘇らせたモンスターはいいけど」

メイドウィン
「なんで『範馬勇次郎』を連れてこなかったの?」


ピクル側の観客に………そいつは居た


「は…………範馬勇次郎ッッ!!?」

「あの地上最強の生物っ!!範馬勇次郎があそこに座っているぞ!!刃牙も一緒だッッ!!」



メイドウィン
「彼ほどのバトルジャンキーなら、メイドウィンに喧嘩売ったっておかしくないだろ?」

たくっちスノー
「…………聞くな!」

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