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たくっちスノーZERO 〜ラグナロク〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 148ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 タイマン バトル物 終末のワルキューレ 版権VS版権 
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*31*

ピクル
「……………」

エンマ
「くっ…………」


エンマは元の姿に戻り、ピクルを持ち上げる



そしてメイドウィン側から歓声が湧き上がる


「いいぞ若いのーー!!」「メイドウィンはこうでなくちゃなーー!!」
「生物ってのは身の程を弁えて、従っておけばいいんだ!」「おとなしくお人形遊びされてればいいんだ!」



エンマ
「黙ってろ!!」


エンマ
「俺はお前らを喜ばせるために戦って、勝ったわけじゃねぇ!!!」

「……………」ざわっ………

エンマ
「ピクル、ありがとな」

エンマ
「お前は強かったよ………そして、強かったから俺もここまでの力を手に入れた」

エンマ
「たくっちスノー!」


たくっちスノー
「!」


エンマ
「時空の誰にも、そいつを弱いなんて言わせない」

エンマ
「俺は………」



エンマ
「こんな戦いをさせてくれたことに感謝する、ありがとな」



エンマ
「次やる時は、また………ピクルとやりたい」


ジャガー
「そうはいきません」

突如ピクルの体が鎖に覆われる

ジャガー
「彼は時空犯罪者なのです、もう………ここから出してはならない」

メイドウィン
「…………だよなー」


メイドウィン
「仕方ないんだ、そこばかりは」


エンマ
「なんだと………?」



たくっちスノー
「………そうか、ピクルが」

メイドウィン
「知ってたの?」

たくっちスノー
「何となくなれそうだなとは思っていた、ヒーローは限られてるが時空犯罪者は誰でもなれる」


たくっちスノー
「けどよ、ピクルの事だからどうせ時空の旅人食ったとかだろ?」

たくっちスノー
「あいつって地下水道にいるし、わざわざ挑んだそいつらの自業自得じゃ?」

ジャガー
「時空に自業自得も因果応報も関係ありません」


ジャガー
「よその世界で罪を犯した、それこそが問題なのです」



たくっちスノー
「でもそれってメイドウィン共が修正できないからだろ!!?」



たくっちスノー
「自分達が思い通りにならないのを、時空犯罪者(じぶんたち)のせいにするなよ!!」



たくっちスノー
「それに時空犯罪なら、お前だって自分の世界の魔王を幽閉して………」


メイドウィン
「やめとけ」




メイドウィン
「そういうのは、ゼロ・ラグナロクの中でな?」

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