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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
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99:23
ロストメイドウィンはため息を吐きながらヤード達の間に入って話す、黒影はヘッドフォンを付けながらノリノリでDDRをやっていた
「これ面白いな!俺の世界にはこんなの無かったよ!」
「なにやってんですか、あの人...」
「俺も止めたんだがな...」
...
数秒前、ロストメイドウィンと黒影は桜木達より先にゲーセンに入っていた
「すげー!太鼓の達人四個もあるぞ!」
「TTT(タンクタンクタンク)まで四つ、マリカーにメダルゲーム...なっ、稼働終了となったムシキングまであるのか!?」
「すっげー!!100円100円!!」
あまりの設備の多さにテンションが上がった黒影は両替機に10万円ものの大金を挿入した
「逃走中をやってるときに無駄遣いなんてするな、というかここは逃走中のエリアに過ぎん、遊べるわけ無いだろ...」
「あっ始まった」
「おい」
...
「というわけだ」
「じゃあこれ全部本物...?」
「てか、逃走中やってるときにゲーセンで遊ぶっていう発想がまずおかしい気が...」
「そうだな...というか音ゲーやめろ黒影、よりによってなんでバレやすいゲーム選んだ」
「気分」
「こいつマジ殺したい」
「やってみれば?それが俺の独自能力だし」
「そうか、じゃあひと味先に失礼する」
「う、うん...いこうかヤードさん」
三人はゲームセンターを後にしていき、黒影は調子に乗ってドラムマニアに手を出し、100円玉を取り出す
「おっ、これコピペにあったボンゴマニアやん!」
99:06
そして遂に、ハンターがゲームセンターに侵入した...が、黒影は気付いていた
「...ああ、来るなんて分かっていたよ」
「俺だって前回みたいな間抜けな最後は迎えないさ」
「見ろ!俺の新しい独自能力を!!」
そう言って黒影は心臓へ向けて自分の腕を...
...
そして三人はタブレットから流れてくるニュースを見ていた
「や、ヤードさん!!ゲームセンターが一時閉鎖だって!?」
「な、なんで!?」
「あいつ、早速独自能力を使ったか」
「い、一体何を!?」
「自害だ」
「え?」
「独自能力にある通り奴は不死...それを利用した独自能力」
「自らを一時的に殺害し、ハンターの生命反応を遮断させる逃走中泣かせの技だ」
「「えええええええええ!??」」
【不死龍の一族】
ハンターは生命反応を使い逃走者を者を判別するとロストメイドウィンから聞いて考えたシャドー・メイドウィン・黒影の新独自能力。
自らの肉体に傷をつけ自分自身を殺し、生命反応を消して敵をやり過ごす不死流の死んだふり。
ただし元々タフな種族ゆえに刺したところで死ぬのには数秒時間がかかる
「この技はハンターにも逃走者にも危害を加えない、自分を潰すからこそ許される能力だ」
...
別の頃、ハンターがいなくなったゲームセンターで血まみれの黒影が立ち上がる
「やれやれ、死ぬのも中々面倒なんだがな」