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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
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93:14
「ん?また監理局からメールだ」
『我々の頑張りにより時間操作はあっという間に直りました!』
「....あの人ら、ZEROの頑張りを」
【私ハ奴等ガ上手クイクヨウニ未来ヲ変エタニ過ギナイ】
『引き続き犯人を見つけ出し、見つけ次第時空牢獄に入れて抹殺します、出る幕はありません』
「相変わらず物騒かつ目立ちたがりやだ、信じられん」
「...新聞おーくれ☆」
花音が新聞屋から新聞を受け取り、一面を覗きながら周囲を確認する
「やっぱりなぁ~...こういうのなぁ~」
その背後にハンター...花音は持っていた鏡で後ろを確認し、ハンターを認識する
「ああ、来てるねぇ...おお?」
花音が回りを見渡すと、川遊び用の人工川流が激しく流れていた
「メイドウィンなら...いける」
ハンターは花音を見つけ助走をつけるが、その隙に花音は川へと飛び込んだ
それを見たハンターは...目の前に刺さっている丸太を引き抜いて川に流し飛び乗った
...
「ぶくぶくぶくぶく」
「ワイ!?」
exeは川流れしていく花音を見て一瞬驚き、更にそれを追いかけるハンターを見て腰を抜かす、前回のトラウマのようなものだ
「こいつらまた知恵を付けやがったか!くそっ、メールで報告を...やっぱりエラーか!!」
...
「うえっぷ」
やがて川の流れに抵抗され減速していく花音をハンターが捕らえていった
92:45
花音 確保
残り24人
「上手くいくと思ったんだけどな~」
...
花音確保の瞬間が写真となって配布されていく
その姿をロストメイドウィンと桜木が見ていた
「花音確保で残り24人...ん?このハンター丸太で川下ってね?」
「また知能型?」
「いや違う、あいつらは恐らく時空監理局によって作られた最新鋭の技術を持つハンターだ」
「人間のような知能は無さそうだがその気になれば水泳や山登りまでして逃走者を追い詰めるだろうな」
「ここまでやって知能はつけないんですか?」
「...桜木霊歌、これは俺が言ったってことをバラすなよ」
「えっ、はい」
ロストメイドウィンは通り抜けるような透き通った声で桜木の耳に呟く
「奴等はな、知能のある存在を使いたがらないんだ...嫌いだからな」