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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
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赤塚は海斗と組んでスマホのライト機能で辺りを見渡しながら、電子ロックへと到着していた
電子ロックはレーザー光線のようなものでハンター達を遮り、その左には光る棒のようなものが埋め込まれていた
「これが電子ロックとバッテリーか...赤塚さん、これどうやって外します?」
「直に埋まり稼働しているってことは、下手に触れば感電しかねないな...離れていろ、俺がどうにか引き抜く」
「いや、今感電って...」
「俺本人が抜くわけではない...レッド・ガーランド!」
赤塚は気を高め、背後から人のような精神体を作り出す
「これが俺の独自能力、【幽波紋(スタンド)】だ」
【レッド・ガーランド】
7人目のスタンド使いの可能性の1つ、近距離パワー型スタンド。
大男のような風貌で精度は低いが拳の破壊力だけならあの『星(スター)の白金(プラチナ)』さえ越えると言われており、レクイエムの予兆も見える未知のスタンド
赤塚は使いこなしていないが殴った相手の精神を刺激して過敏、あるいは愚鈍にすることが出来る
レッド・ガーランドは震えるように電子ロックに手を伸ばす
「大丈夫ですか?」
「精密な事は苦手でな...だからこのスタンドはこうやって使うんだ」
レッド・ガーランドはロックに近付き拳を振るい、機械部分に風穴を開けた
「な、なんて無理矢理...」
「殴るだけが取り柄のスタンドだ、これが俺にはちょうどいい」
「でもすごい能力だな...俺も使ってみたいかも」
「やめときな...力を求めたらろくなことにならん」
赤塚は壊れたロックからバッテリーを抜き、中に入ってた三人のハンターを確認する...ハンターは三体、一糸乱れぬ体制で待機している...よく見るとハンターの後ろからコードが伸びており、その先にはデジタル数字のタイマーが設置されていた
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「なるほど、このタイマーが0になったらハンターが動き出す感じかな」
「たったの30秒か...急いで中央広場へ向かうぞ」
「了解!」
赤塚はバッテリーを脇に抱え、壊れたロックから離れていく...
...
赤塚が電子ロックを破壊した頃、ロストメイドウィンとヤードはどうにか電波塔へと到着していた
「こ、これが電波塔...こんなのが下にあったのか」
「まずはバッテリーを指す場所を...ん?」
ロストメイドウィンは電波塔を確認して、バッテリーを抜いた時...何かに気づく
「ヤード、急いで奴等にメールだ」
「ど、どうした!?」
「バッテリーを指す穴が二つしかない」