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メイドウィン外伝逃走中 汝は災害なりや?(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編 
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88:24

赤塚は海斗と組んでスマホのライト機能で辺りを見渡しながら、電子ロックへと到着していた

電子ロックはレーザー光線のようなものでハンター達を遮り、その左には光る棒のようなものが埋め込まれていた

「これが電子ロックとバッテリーか...赤塚さん、これどうやって外します?」

「直に埋まり稼働しているってことは、下手に触れば感電しかねないな...離れていろ、俺がどうにか引き抜く」

「いや、今感電って...」

「俺本人が抜くわけではない...レッド・ガーランド!」

赤塚は気を高め、背後から人のような精神体を作り出す

「これが俺の独自能力、【幽波紋(スタンド)】だ」

【レッド・ガーランド】
7人目のスタンド使いの可能性の1つ、近距離パワー型スタンド。
大男のような風貌で精度は低いが拳の破壊力だけならあの『星(スター)の白金(プラチナ)』さえ越えると言われており、レクイエムの予兆も見える未知のスタンド
赤塚は使いこなしていないが殴った相手の精神を刺激して過敏、あるいは愚鈍にすることが出来る


レッド・ガーランドは震えるように電子ロックに手を伸ばす

「大丈夫ですか?」

「精密な事は苦手でな...だからこのスタンドはこうやって使うんだ」

レッド・ガーランドはロックに近付き拳を振るい、機械部分に風穴を開けた

「な、なんて無理矢理...」

「殴るだけが取り柄のスタンドだ、これが俺にはちょうどいい」

「でもすごい能力だな...俺も使ってみたいかも」

「やめときな...力を求めたらろくなことにならん」

赤塚は壊れたロックからバッテリーを抜き、中に入ってた三人のハンターを確認する...ハンターは三体、一糸乱れぬ体制で待機している...よく見るとハンターの後ろからコードが伸びており、その先にはデジタル数字のタイマーが設置されていた


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「なるほど、このタイマーが0になったらハンターが動き出す感じかな」

「たったの30秒か...急いで中央広場へ向かうぞ」

「了解!」

赤塚はバッテリーを脇に抱え、壊れたロックから離れていく...


...

赤塚が電子ロックを破壊した頃、ロストメイドウィンとヤードはどうにか電波塔へと到着していた

「こ、これが電波塔...こんなのが下にあったのか」

「まずはバッテリーを指す場所を...ん?」

ロストメイドウィンは電波塔を確認して、バッテリーを抜いた時...何かに気づく

「ヤード、急いで奴等にメールだ」

「ど、どうした!?」

「バッテリーを指す穴が二つしかない」

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