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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
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「んぐんぐ...つまり監理局が僕たちを利用している可能性があるわけか」
天ぷら店、ビルスと黒影が天ぷらを食べながら対談し、七実はその姿を不思議そうに端から見ていた
「まあもし悪のカリスマの言うことが事実ならそうなるんだけど、それがどうしたって話だよ」
「まあそうだ、逃走中の支配なんてしたところで僕らにゃ関係ない...次いか天頼む?」
「カボチャも頼もう!...俺だってさ、一応ゲームマスターの経験があって楽しいだけじゃ逃走中は回らないことぐらい分かってるさ、でもせっかく夢の組み合わせなんだ、もっとパーっと!夢のあるゲームにしたいんだよね」
「へぇ、それって苦労するの?」
「そりゃするよ!ニーズに答えなきゃなんないからな...でも一緒になって楽しめるならそれでいいのさ」
「こことは大違いだ、ほら見てよアレ」
「看板にもビールのグラスにもポスターにも、そしてほらお札にも時空監理局の名前ばかりだ」
「よくない!こいつはよくない!俺だったらこんなことしないね...そもそも監理局は目立っちゃダメなのさ」
「ん?なんで?」
「なんでってそりゃ...本来の歴史に関係ないものがでしゃばっちゃ面倒なことになるからさ!」
「君、詳しいね」
「一応局長の経験あるもので...あ、七実さんも食べる?」
「揚げ物は健康に悪い、これが原因で将軍が亡くなったから縁起が悪いと父さんと弟に止められてるので」
...
76:42
悪のカリスマは気分が悪そうに石を蹴飛ばしながら歩く
「くっそー!!今日はついてなさすぎる!もう映画は見れないし、カラオケも行けない...ああー!!くそっ!!なんで思い通りにいかねぇんだ!!」
「むかつくむかつく!!なんで監理局はウォズなんて呼んだんだ!!逃走中という手段を使わなくても!!もっと色々あっただろうに!!」
「おとっつぁん?」
「ああ!?」
悪のカリスマの後ろには、うりぼんが...
「やっぱり...その真っ黒な顔と体、紫の髪、小柄な体格...どうみてもおとっつぁんのたくっちスノー様だべ!!」
「う...?」
「なんで...なんでこんなところにいて犯罪王なんてなってるだ!!皆心配しただよ!!」
「ぐ...」
「時空犯罪者名乗ってたのは知ってるだよ!でもそれくらい気にせんだ、もう一度」
「うるせぇ!!作り物の癖に娘面するな!!」
悪のカリスマは背中から刀を生やしうりぼんに向ける
「ひっ」
「自分がたくっちスノーだからなんだ...それがどうなる...?もうたくっちスノーなんて名前じゃないんだよ!!」
「いや...もうどうでもいい、お前なんて知らない」
悪のカリスマが刀を向けたその時...体が止まる
「!!?」
「妙に乱心してると思ったら、懲りてなかったんだな」
カリスマの視線の先には妙に大きな白いコートの男...
「僕の力(スマホ)がなければどうなってたか」
望月冬夜がスマホを向けていた
「す、スマホ太郎!!」