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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
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*55*
【このミッションはドラマパートと逃走中本編が同時進行となります】
【男】と『たくっちスノー』は暗い工場を颯爽と走り抜けていく
「なぁ、そういやあんた格好からして監理局のもんじゃねーよな」
「カンリキョク?なんだそれ?」
「マジで知らねーのかよ...じゃ、なんでこんなところに」
「なんでって、うーん...変な奴が姉ちゃんを運んでるのを見て、そいつらを追いかけて...気が付いたらここに閉じ込められていた」
「...姉ちゃんねぇ、姉ちゃん...あっ、思い出した!!お前まさか」
「それはいいとして、誰か追いかけて来てないか」
「げっ!!ハンター!!」
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65:35
揺れが収まった頃、匿名でメッセージが送られる
【あそこは新エリアではありません、ハンター製造工場です、何者かによって開けられました、あそこからハンターがたくさん飛び出してきます】
【だから門を用意しました、早く閉じないと早く!!ハンターが来るので!!一刻もああ!うるさいさっさと!
!そっちも直せ!!とにかく閉めて!!】
...逃走者は唖然とする、これまでメッセージでミッションを送ったゲームマスターが居ただろうか?
「むっちゃうるさい」
「...この慌てよう、そしてこの環境、わざわざメールではなくメッセージを直接ということは...」
「監理局はメールも打てないほどやばい状態で、新しく出てきた場所には近付かれたくないと」
押すな押すなと言われると押したくなるように、否定されるとより気になっていくのが人間の性。
逃走者皆が興味を向けていると、クロノス社からチャットが送られる
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クロノス社:これは最後の選択になるでしょう
クロノス社:あの工場の中にはあやふやだったこの事件の真実があるかもしれないが、危険もあり監理局に反することになる
クロノス社:我々はなにもしません、逃走者がこの先の運命を選ぶのです
クロノス社:このままミッションに従い、何も知らないまま続けるか
クロノス社:タブーに触れることを覚悟でミッションを放棄し、工場の中を確かめるのか
クロノス社:そして自分の意思で判断してください
クロノス社:貴方は...何をしたいのかを
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「何をしたいのか...だって?俺は、自分は何をすればいいんだ...」
「何も来ない...自分で考えるなんて...」
「俺は...」
「こんなことの為に作られたのかよ...」
...
「映画でも、見よう...」