完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 逃走中 メイドウィン逃走中 独自能力有 チートキャラ 時空監理局編
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
*57*
62:14
「言わなくても分かると思いますが念のため言っておきますと、貴方がここに来ることは分かっていました」
「ZEROの『高次予測』か...!!」
「そして、私が誰にも邪魔をされずに一番にここに来れたのは、物体を粉々にして真っ直ぐ向かったから」
「ビルスの『オブジェクト破壊』...!!」
カリスマは気付く...この二つの独自能力が発動される瞬間
彼女は確かにそこにいた、そこで視ていた
「そしてこれは『独自能力』ではありませんが...これなら、貴方も対等に戦えますよね?」
七実は浴衣から銃を取り出して銃口を向ける
時は遡り数十分前、停電時にのび太と旅館で待機していたときのこと
...
「僕に出来ること?うーん、ちょっと待ってて」
のび太は旅館のちびっこ部屋から水鉄砲を取り出しお湯を積めていく
「...えい!」
のび太は七実に水鉄砲を向けてお湯を発射するが高速で避ける
「は、早い...でも、上手く狙えば...」
のび太が七実に見せたもの...それはのび太の一番の取り柄であり、逃走中では無縁である『射撃の才能』
七実は見稽古を使い、のび太による水鉄砲の銃撃戦のみで銃の扱い方と立ち回りかたを学んでいたのだ...
...
「ここに通る途中、似たようなものを見つけたので...」
「ば、バカ!!それはただの銃じゃない!デザートイーグルだぞ!そんなもんお前の細い体で制御できるか!!」
「.....」
「くっ...98回殺さなくちゃならないのか...しかもコンティニューのデメリットでハンターが七実の確保を優先する...」
「ハンターが来たら俺は終わりだ...」
「どうします?黎斗さんのこんてぃにゅうは後八回程度ですが」
「なんでわかるんだよ」
「...25人も入れば、知らず知らずのうちに見て覚えてしまうこともあります」
「常に能力を使っている者が、もしかしたら...」
「七」
「六」
「五」
「四」
「三」
「二」
「一」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「しかし広いな、いつになったら出られるんだ?」
「ってかでかいんだよこの工場!ボケナスがぁ!!」
「まあいいや、黒影にある独特の獣の匂いもしてきたしゴールは間近...あれ?」
「どうした?」
「一体どうしてなんだか分かんないんだが、どこか覚えのある匂いがある」
「え?...ああ、おれも何故だか覚えがある」