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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
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「ぶうううううんっ!!」
「うおっ」
飛行船から土管が飛び出し、新檀黎斗が転がってくる
「おのれぇ...ゲームマスターである私にこの仕打ちとは、生きて帰さんぞぉ!!」
怒りの形相になり檻を蹴る新檀黎斗を花音達は冷静に眺める
「あれー?いつのまに確保されたの~」
「奴等メールも送れないくらい焦っていたからな...うちの逃走中って確保メールは手動なんだよ」
「ハンターが逃走者を捕まえると信号がゲームマスターに送られ、それを確認して確保報告メールを一斉送信する...みたいな感じでな」
「そうなんだ~、自動かと思ってた~、クロノス社とは違うんだね~」
「器用貧乏(ウチ)と専門(クロノス)では差が開くのも当然だろう」
「許さんんんんん!!」
新檀黎斗はゲーマドライバーを腰に巻き付け、ポケットから黒いガシャットを取り出す
『マイティアクションX!』
ロストメイドウィンは流石に引き留めようと肩を掴む
「おい、逃走者が独自能力無しに仮面ライダーになることは禁止されて...」
「私に指図するなっ!!グレード0!変身!」
「おっと、これはこういう流れと見てよろしいかな?」
「おい未来人」
ウォズもポケットからライドウォッチを、電子空間を呼び出しベルトを取り出す
「こ、これ止めた方がいいんじゃない?」
「逆に聞くがこのメンバーで止められるか?...エボルトが動かないだけまだマシだが」
「ダストヒューマンってさぁ、潤動出来るでしょ~?」
「出来なくはないが...」
「「変身!!」」
【ガシャット!マイティアクションX!】
【アクション!投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!】
花音とロストメイドウィンは二人の仮面ライダーが戦う構図を黙って見届ける
「一応言っておくが...この飛行船壊すなよ、飛べる奴は限られてるんだからな」
「飛べる人が居る時点でおかしくないかな~」
....
その頃、ハンターより先に逃走者達も続々と門の近くにやってくる
黒影が彩都の手を引っ張り、その後ろを桜木が追いかける構図だ。
「私やりたくないって言って...」
「だからってカプセルホテルに引きこもるのもダメだろ!ホラホラホラ」
「うわぁ、これが門...こんなに大きいと動かすのも一苦労しそうだ...」
「く、黒影!?」
「おー!先客がいるなぁ!で、どうする?門に関してはもう決めた?」
「私は特に興味がありません、この先に不思議と気になるものがある感じはするのですが」
「...で、そっちはどうするんだ?」
「閉めることにした!」