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メイドウィン外伝逃走中 汝は災害なりや?(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 95ページ)
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*58*

「ぶうううううんっ!!」

「うおっ」

飛行船から土管が飛び出し、新檀黎斗が転がってくる

「おのれぇ...ゲームマスターである私にこの仕打ちとは、生きて帰さんぞぉ!!」

怒りの形相になり檻を蹴る新檀黎斗を花音達は冷静に眺める

「あれー?いつのまに確保されたの~」

「奴等メールも送れないくらい焦っていたからな...うちの逃走中って確保メールは手動なんだよ」

「ハンターが逃走者を捕まえると信号がゲームマスターに送られ、それを確認して確保報告メールを一斉送信する...みたいな感じでな」

「そうなんだ~、自動かと思ってた~、クロノス社とは違うんだね~」

「器用貧乏(ウチ)と専門(クロノス)では差が開くのも当然だろう」

「許さんんんんん!!」

新檀黎斗はゲーマドライバーを腰に巻き付け、ポケットから黒いガシャットを取り出す

『マイティアクションX!』

ロストメイドウィンは流石に引き留めようと肩を掴む

「おい、逃走者が独自能力無しに仮面ライダーになることは禁止されて...」

「私に指図するなっ!!グレード0!変身!」

「おっと、これはこういう流れと見てよろしいかな?」

「おい未来人」

ウォズもポケットからライドウォッチを、電子空間を呼び出しベルトを取り出す

「こ、これ止めた方がいいんじゃない?」

「逆に聞くがこのメンバーで止められるか?...エボルトが動かないだけまだマシだが」

「ダストヒューマンってさぁ、潤動出来るでしょ~?」

「出来なくはないが...」

「「変身!!」」

【ガシャット!マイティアクションX!】

【アクション!投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!】


花音とロストメイドウィンは二人の仮面ライダーが戦う構図を黙って見届ける


「一応言っておくが...この飛行船壊すなよ、飛べる奴は限られてるんだからな」

「飛べる人が居る時点でおかしくないかな~」

....

その頃、ハンターより先に逃走者達も続々と門の近くにやってくる
黒影が彩都の手を引っ張り、その後ろを桜木が追いかける構図だ。

「私やりたくないって言って...」

「だからってカプセルホテルに引きこもるのもダメだろ!ホラホラホラ」

「うわぁ、これが門...こんなに大きいと動かすのも一苦労しそうだ...」

「く、黒影!?」

「おー!先客がいるなぁ!で、どうする?門に関してはもう決めた?」

「私は特に興味がありません、この先に不思議と気になるものがある感じはするのですが」

「...で、そっちはどうするんだ?」

「閉めることにした!」

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