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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
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「前の時代...皆様や我々が生きた時代、黒影時代は荒んでいました!」
「終わらない時空案件の事件!繰り返される時空犯罪!それどころか世界に生まれ蔓延る魔王、成金、悪魔、首相といった悪の面々!」
「どんなにどんなに誰かが頑張っても善は偏り、悪は増え続ける!いつまでたってもバランスなんて取れやしない!」
「こんなんでは我々の信用にも関わってしまう、だからこの新時代で我々は会議の末に決めたのです!」
「善も悪も未来で邪魔になるのならば、両方がなくなってしまえばいいのだと!」
「しかし悩みました、悪というものはあっさり無くせますが善はそうでもありません、無駄にしぶといのが主人公の性ですからね」
「ですから時空監理局としてバランスよく...全世界を管理することにしました」
「疑問、問題、騒動をゼロにして生活を調整、何一つ不便のない生活を送らせることにより監理局はそちらを敬意を込めて管理し、そちらも我々を尊敬する!」
「そんなことが可能なのか?もちろん可能です、我々はどんなことにも使える究極のマガイモノを作りました」
「組み替えて学習教育をさせることによりどんなことでも代わりに代行して行える不死の人形!」
「正義も悪もなくなり、平和が生まれ完璧なバランスが築かれる!!」
「...そして、何故逃走中を始めたのか?という疑問の答えです」
「究極のマガイモノはまだ開発段階、ヘルパーや仕事、家事の代わり...言わば将来ロボットがこなせると言われているものならなんでも行えるが、それでもまだ足りない」
「だから、人を越えた存在を集結させ設定のサンプルを取り学習させる必要があったのですよ、もちろん単なる強豪では面白くないと思い、一般人枠として貴方達のような戦闘向きではない作者(メイドウィン)も募集したのですがね」
「皆さんの独自能力は凄まじい!宇宙を支配し、時空を飛び越える選ばれし者達の力は惚れ惚れする!」
「特に見稽古!どんな技術でも見るだけで覚えてしまうその力を移植すれば家事なんでものじゃない!戦いや異文化の調和にも使える本当に究極のマガイモノが作れるのです!!」
「後は我々が指示をすればそれでいい!」
「やがて我々はこのエリアを中心に、名無しの怪物やたくっちスノーによって汚された醜い評判から愛される組織に帰り咲くのです!」
...
監理局の演説を聞いた黒影は冷静に語る
「なるほど、つまりあんたらはこうしたいわけだ」
「クロノス社が危機していた【ハンターX計画】に近い計画をハンターより使い勝手のよいマガイモノで遂行」
「三流の悪役が考えるようなヘボいディストピア計画で全ての世界を監理局の奴隷にしようってことだな」
「ハンターX計画?」
「ハンターの人工知能を用いて軍隊を作ろうって計画さ」
「否、断じて否...軍隊程度しか作れない小さな計画と一緒にしないでください、我々の計画は時空規模!最終的には人々を軍隊どころか『どんなもの』にでも変えられるのですから」
「...だってさ、世界の為に一生懸命なメイドウィンの皆、どう思う?」